日経平均の予想: [2026/09/18]今後の日経平均の見通し

Friday, September 18, 2026

[2026/09/18]今後の日経平均の見通し

[市況]

917日、NYDowNASDAQは上昇しました。918日の日経平均先物は、前日比600円高で寄り付くと、午前中は670円高から30円高の間で上下し、午後は460円高から1150円高と上昇幅を拡げて、結局、900円高で取引を終えました。日経平均の終値は882円高の65018円で、出来高は28.62億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

917日の米国市場では、「トランプ大統領が22日にも湾岸諸国の首脳らと会談する見通し」との報道を受けて原油先物相場が下落したことから、株式には買いが優勢となりました。FRBの追加利上げがインフレを抑えるとの観測から長期金利の上昇が一服したことも追い風となりました。NYDowNASDAQ4営業日ぶりに反発しました。

918の日本市場では、前日の米株式市場で半導体関連株が上昇した流れを受け、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどが買われ、指数を押し上げました。一方、足元で堅調だったバリュー株には売りが目立ちました。日銀が金融政策決定会合で0.25%の利上げを決定した旨が伝わると、外国為替市場で円相場が急激に円安ドル高に傾き、株価指数先物への買いが強まりました。日経平均は3日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+5.8%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+8.9%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQは、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+1.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が910円ほど割高であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+5.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が3710円ほど割高であることを示しています

 

日経VI24.23と前日より低下し、VIX15.45と前日より低下しました。日経VIは、投資が不安を強めているとされる目安の20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.83、米国-0.01と日本が2.82ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+5.8)2.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.08ポイント(日経平均換算で880円ほど)割高の状態です。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率1.5%増で、速報値1.5%増と一致しました。また、46月期の米企業の決算は、5年ぶりの好決算を記録する見通しです。

 

米国の経済指標は:

9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の小売売上高、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月のISM製造業景況指数、8月のシカゴ購買部協会景気指数、7月の鉱工業生産指数、6月の耐久財受注は市場予想を下回りました。経済指標57負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比16.2万人増で、市場予想の5.3万人増を大幅に上回りました。一方、失業率は4.1%で、前月の4.1%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げペースが上がるという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

8月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の新築住宅販売件数、6月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想の+1.7%を上回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げペースが下がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、9月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、政策金利見通しでは年内にさらに0.25%の利上げを示唆しました。ECBも、9月の理事会で0.25%の利上げを決定し、中銀預金金利を2.5%としました。日銀も、9月の金融政策決定会合で政策金利の0.25%引き上げを決定しました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.27PBR1.90となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE11.0%となり、これは3か月前より0.4ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸率は+18.0%で、こちらは3か月前より8.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と歩調を合わせて上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.7%となり、日経平均の割高幅は1220円から1130円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-450円~+1220円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.01ポイントから1.97ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は急激に円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

918日の米国市場では、8月鉱工業生産指数や、8月の景気先行指数などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利や原油価格の推移も相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを570円ほど上回り、下値は想定ラインを810円ほど上回りました。目先は、25日線+300円(現在65770円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+200円(現在64390円近辺)が下値の目安となります。

 

日経平均は3日続伸しましたが、25日線で跳ね返される形となりました。連休明けに25日線を明確に超えられるかどうかが、次の注目点です。



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