Wednesday, November 15, 2006

日経平均の今後の見通し061115

日経平均は米国市場の原油高を原因とするインフレ懸念による金利上昇と景気後退懸念による2ヶ月の下落(4月-6月)の後、一旦リバウンドして6月に200日線まで戻し、その後、ボリンジャー・バンドの下限と上限の範囲内で上下を繰り返し、直近は11月上旬に下限に到達した後リバウンドしている状態です。昨日のNYSEとNASDAQの上昇を受け、日経平均は60円ほど高く寄り付いた後、昨日のGDPの予想以上の伸びから金利上昇懸念が出て、結局46円安で引けました。出来高は16.2億株と低水準に戻り、外人は270万株の売り越しながら、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅が縮小しました。一昨日の安値で目先のボトムであることを示す指標が多く出たことから見て、日経平均は上昇に転換したと考えてよいと思いますが、米国市場の上昇に比べ、日経平均の上昇には勢いがありません。中間決算発表が半分以上終わった段階でも、期待に反して今期の増益率は2.2%と返って下方修正気味であることが原因と思われますので、今後、一本調子で上昇するとも思えません。とは云え、暫くは上昇傾向が続く可能性が高いと考えられます。次の注目点は日経平均が25日移動平均線を越えるかどうかです。その後は、下期業績悪化懸念との綱引きとなりそうです。中期的な展望ですが、中間決算は良好で経常益は今のところ前年同期比で+16%の増益ながら通期は2.3%の増益です。どうも通期予想に慎重な会社が多すぎます。下期がそんなに悪くなるようにも思えないと言う見方もあり、その場合、今期増益率はいずれ+10%程度に修正される可能性も有ると思われます。チャート的には、日経平均は9月高値を抜き、一目均衡表の雲の上に位置しており、200日移動平均線の上に復帰しましたので、依然として、中期的な上昇トレンドは維持していると考えられます。今後、米国市場が強い動きが続き、外人買いが入り、決算発表により増益率が大幅改善されれば、日経平均は上昇トレンドを維持して、17000円を抜く上昇も考えられます。しかし、下期の業績悪化が顕著になり、外人買いが入らない場合は、16500円が上限との見方が妥当でしょう。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては左のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》