日経平均の予想

Friday, October 25, 2024

[2023/10/25]今後の日経平均の見通し

[市況]

1024NYDowは下落し、NASDAQは上昇しました1025日の日経平均先物は、前日比90円安で寄り付くと、午前中は80円安から400円安と下落幅を拡げ、午後は430円安から150円安の間と下落幅を縮めて、結局、150円安で取引を終えました。日経平均の終値は229円安の37913円で、出来高は15.66億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態ですが、売られ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均と一致しました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

1024の米国市場では、市場の期待を下回る四半期決算を発表したIBMとハネウェル・インターナショナルや、ストライキに直面しているボーイングが大きく売られ、指数の重石となりました。一方、テスラや半導体製造装置のラムリサーチは決算を手がかりに買われ、投資家心理を支えました。結局、NYDow4日続落し、NASDAQは反発しました。

1025日の日本市場では、前日の米株式相場でNYDowが下落したことや、外国為替市場で円相場が円高ドル安に振れたことが投資家心理の重石となり、株売りをさそいました。また、衆院選の投開票を27日に控え、持ち高調整の売りも出ました。衆院選後も主要企業の決算発表や重要な経済指標の発表が相次ぐとあって、買い手控えムードが支配的でした。日経平均は反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-3.5%とマイナス幅を拡げ、200日線との乖離率も-0.9%とマイナス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の下にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線の下にあり、25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-9.7ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3680円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-7.6ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が2880円ほど割安であることを示しています

 

日経VI32.14と前日より上昇し、VIX19.08と前日より低下しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態であり、前日比で弱さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.6、米国+0.0と日本が5.6ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.0、米国が+3.9)0.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.73ポイント(日経平均換算で99140円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.0%増で、改定値の3.0%増から変わりませんでした。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

9月の小売売上高、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、9月の消費者物価指数、9月のISM非製造業景況指数、9月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、8月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、9月の鉱工業生産指数、10月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のミシガン大学消費者信頼感指数、9月のISM製造業景況指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の製造業受注は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比25.4万人増で、市場予想の15.0万人増を大幅に上回りました。また、失業率は4.1%で、前月の4.2%から改善されました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

9月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、9月の中古住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数、8月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+5.9%で、市場予想と一致しました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRB9月のFOMC0.5%の大幅利下げを決定しました。ECBは、追加の利下げを実施し、中銀預金金利を3.5%としました。一方、日銀は、0.25%の金利水準を維持しています。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.28PBR1.34となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+2.1%で、こちらは3か月前より0.9ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と連動して下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-4.3%となり、日経平均の割安幅は1990円から1730円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2500円~-1270円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.26ポイントから3.23ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1025日の米国市場では、9月の耐久財受注のほか、エーオン、コルゲート・パルモリブ、HCAホールディングス、センティーンなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを610円ほど下回り、下値は想定ラインを80円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+200円(現在38130円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ(現在37220円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、依然として高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、やや弱まりました。日経平均は反落しました。週明けは、選挙結果を受けて政局の不透明感が解消されるか、あるいは強まるかどうかで、上下どちらかに大きく動くことになりそうです。



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Thursday, October 24, 2024

[2023/10/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

1023NYDowNASDAQは下落しました1024日の日経平均先物は、前日比230円安で寄り付くと、午前中は340円安から290円高と上昇に転じ、午後は220円高から40円安の間で上下して、結局、90円高で取引を終えました。日経平均の終値は38円高の38143円で、出来高は17.16億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態ですが、売られ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、かなり強まりました。

 

1023の米国市場では、長期金利の上昇が嫌気され、主力ハイテク株や半導体株を中心に売りが広がりました。大手ハイテク企業の決算を見極めたいとの雰囲気もありました。また、CDCによって大腸菌の集団感染との関連が指摘されたマクドナルドが大幅に下落し、指数の重石となりました。結局、NYDow3日続落し、NASDAQ6営業日ぶりに反落しました。

1024日の日本市場では、前日の米株安を受けて売りが先行しましたが、売り一巡後は海外短期筋とみられる株価指数先物への買いが強まり、指数は上昇に転じました。値がさの半導体関連株の上昇も追い風となりました。もっとも、27日に衆院選の投開票を控えて様子見ムードも強く、上昇の勢いは限定的でした。結局、日経平均は4営業日ぶりに小幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-1.5%とマイナス幅を縮め、200日線との乖離率は-0.3%と前日比横ばいでした。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の下にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-8.4ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が3200円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-7.4ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2820円ほど割安であることを示しています

 

日経VI27.80と前日比横ばいで、VIX19.24と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.6、米国+0.1と日本が5.7ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.0、米国が+3.9)0.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.71ポイント(日経平均換算で100980円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.0%増で、改定値の3.0%増から変わりませんでした。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

9月の小売売上高、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、9月の消費者物価指数、9月のISM非製造業景況指数、9月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、8月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、9月の鉱工業生産指数、10月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のミシガン大学消費者信頼感指数、9月のISM製造業景況指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の製造業受注は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比25.4万人増で、市場予想の15.0万人増を大幅に上回りました。また、失業率は4.1%で、前月の4.2%から改善されました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

9月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、9月の中古住宅販売件数、8月の中古住宅販売仮契約指数、8月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+5.9%で、市場予想と一致しました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRB9月のFOMC0.5%の大幅利下げを決定しました。ECBは、追加の利下げを実施し、中銀預金金利を3.5%としました。一方、日銀は、0.25%の金利水準を維持しています。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.40PBR1.35となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+2.1%で、こちらは3か月前より0.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-4.9%となり、日経平均の割安幅は2500円から1990円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2500円~-1270円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.26ポイントから3.26ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安基調ですが、日中は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1024日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)9月の新築住宅販売件数のほか、ハネウェル、サウスウェスト航空、UPSCBREグループ、ダウ、DTEエナジー、ノースロップ・グラマン、キャリア・グローバル、S&Pグローバル、テクストロン、ユニオン・パシフィックなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを360円ほど下回り、下値は想定ラインを60円ほど上回りました。目先は、25日線(現在38580円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-300円(現在37450円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、依然として高水準にあります。また、信用の売り圧力はかなり強まりました。日経平均は4日ぶりに小幅反発しました。明日は衆院選前の最終取引日とあって、大きく反転しにくい相場となりそうです。



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Wednesday, October 23, 2024

[2023/10/23]今後の日経平均の見通し

[市況]

1022NYDowは小幅下落し、NASDAQは上昇しました1023日の日経平均先物は、前日比110円安で寄り付くと、午前中は110円高から120円安の間で上下し、午後は40円安から440円安と下落幅を拡げて、結局、360円安で取引を終えました。日経平均の終値は307円安の38104円で、出来高は16.80億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態ですが、売られ過ぎの水準です。

空売り比率は、5日平均を5日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

1022の米国市場では、長期金利の高止まりが重石となり、主力株に売りが出ました。短期的な過熱感も意識されました。一方で、発表が本格化している主要企業の四半期決算が好調との見方が投資家心理を支えました。IMF24年と25年の米国の経済成長見通しを上方修正したことも追い風となりました。結局、NYDowは小幅に続落し、NASDAQ5営業日続伸しました。

1023日の日本市場では、長期金利の上昇を背景に前日の米株式相場でNYDowが下落した流れが引き継がれ、売りが優勢となりました。東証プライム市場に新規上場された東京メトロ株を買うために既存の上場銘柄に売りが出たことも、指数の重石となりました。一方、外国為替市場の円安ドル高進行を受けて主力の輸出関連株は買われ、相場を支えました。日経平均は3日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-1.7%とマイナスに転換し、200日線との乖離率も-0.3%とマイナスに転換しました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素のうち2つがマイナスとなり、中期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線と25日線の下にあり、200日線を下回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-10.2ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3890円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-8.5ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3240円ほど割安であることを示しています

 

日経VI27.80と前日より上昇し、VIX18.20と前日より低下しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態であり、前日比で弱さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.6、米国+0.1と日本が5.7ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.0、米国が+3.9)0.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.74ポイント(日経平均換算で101510円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.0%増で、改定値の3.0%増から変わりませんでした。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

9月の小売売上高、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、9月の消費者物価指数、9月のISM非製造業景況指数、9月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、8月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、9月の鉱工業生産指数、10月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のミシガン大学消費者信頼感指数、9月のISM製造業景況指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の製造業受注は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比25.4万人増で、市場予想の15.0万人増を大幅に上回りました。また、失業率は4.1%で、前月の4.2%から改善されました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

9月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売仮契約指数、8月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+5.9%で、市場予想と一致しました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRB9月のFOMC0.5%の大幅利下げを決定しました。ECBは、追加の利下げを実施し、中銀預金金利を3.5%としました。一方、日銀は、0.25%の金利水準を維持しています。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.33PBR1.34となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.7%となり、これは3か月前より0.3ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+1.6%で、こちらは3か月前より0.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と連動して下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-6.2%となり、日経平均の割安幅は1860円から2500円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-2500円~-1140円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.25ポイントから3.26ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1023日の米国市場では、9月の中古住宅販売件数や、ベージュブックのほか、テスラ、IBM、ボーイング、コカ・コーラ、CMEグループ、ノーザン・トラスト、AT&T、ヒルトン・ワールドワイド、ゼネラル・ダイナミックス、ネクステラエナジーなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを390円ほど下回り、下値は想定ラインを30円ほど上回りました。目先は、25日線+100円(現在38600円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ-100円(現在37460円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、依然として高水準にあります。一方、信用の売り圧力は弱まりました。日経平均は3日続落しました。衆院選後の政局の混乱が懸念されており、週内は調整が続く可能性が高そうです。



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Tuesday, October 22, 2024

[2023/10/22]今後の日経平均の見通し

[市況]

1021NYDowは下落し、NASDAQは上昇しました1022日の日経平均先物は、前日比30円高で寄り付くと、午前中は40円高から820円安と下落に転じ、午後は650円安から460円安の間でもみあって、結局、590円安で取引を終えました。日経平均の終値は542円安の38411円で、出来高は16.85億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅をやや縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は強まりました。

 

1021の米国市場では、連日の株価上昇の反動で、アメリカン・エキスプレスやホーム・デポなど主力株の一角に利益確定の売りが出ました。長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感が強まったことも重石となりました。一方、エヌビディアやAMDなど半導体株の一角は買われました。結局、NYDow4営業日ぶりに反落し、NASDAQ4日続伸しました。

1022日の日本市場では、海外短期筋による株価指数先物への売りがかさみました。27日に迫る衆院選で与党が過半数割れする情勢との報道を受け、政治の先行き不透明感が意識されたほか、米大統領選で財政拡張的な政策を掲げるトランプ前大統領が勝利するとの思惑から、日米で長期金利が上昇していることも重石となりました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にあり、25日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+0.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+0.6%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-9.3ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3570円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-7.7ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が2960円ほど割安であることを示しています

 

日経VI27.22と前日より低下し、VIX18.37と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態であり、前日比で弱さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.5、米国+0.1と日本が5.6ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.0、米国が+3.9)0.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.71ポイント(日経平均換算で100940円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.0%増で、改定値の3.0%増から変わりませんでした。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

9月の小売売上高、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、9月の消費者物価指数、9月のISM非製造業景況指数、9月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、8月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、9月の鉱工業生産指数、10月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のミシガン大学消費者信頼感指数、9月のISM製造業景況指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の製造業受注は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比25.4万人増で、市場予想の15.0万人増を大幅に上回りました。また、失業率は4.1%で、前月の4.2%から改善されました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

9月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売仮契約指数、8月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+5.9%で、市場予想と一致しました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRB9月のFOMC0.5%の大幅利下げを決定しました。ECBは、追加の利下げを実施し、中銀預金金利を3.5%としました。一方、日銀は、0.25%の金利水準を維持しています。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.39PBR1.35となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+1.9%で、こちらは3か月前より0.7ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と連動して下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-4.7%となり、日経平均の割安幅は1270円から1860円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1860円~-780円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.13ポイントから3.25ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

1022日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。GEGM3MTI、ムーディーズ、ベライゾン・コミュニケーションズ、レイセオン、ロッキード・マーチン、キンバリー・クラーク、フィリップモリスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを460円ほど下回り、下値は想定ラインを140円ほど下回りました。目先は、25日線+400円(現在38840円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+400円(現在37830円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、依然として高水準にあります。また、信用の売り圧力は強まりました。日経平均は続落しました。衆院選後の政局の混乱が懸念されており、今週は調整が続く可能性が高そうです。



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Monday, October 21, 2024

[2023/10/21]今後の日経平均の見通し

[市況]

1018NYDowNASDAQは上昇しました1021日の日経平均先物は、前日比50円高で寄り付くと、午前中は220円安まで下落したのち140円高まで上昇し、午後は120円高から10円安の間でもみあって、結局、10円高で取引を終えました。日経平均の終値は27円安の38954円で、出来高は15.01億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅をやや縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

1018の米国市場では、好決算を発表したネットフリックスの大幅上昇が投資家心理を上向かせ、ハイテク株に買いが向かいました。中国でのスマートフォンの販売が好調と伝わったアップルが買われたことも好感されました。一方、短期的な過熱感から主力株には利益確定の売りが出て、相場の重石となりました。NYDow3日続伸して過去最高値を更新しましたが、上値は限定的でした。NASDAQ3日続伸しました。

1021日の日本市場では、前週末の米ハイテク株高を受けて半導体関連株の一角に買いが向かいました。一方、海外勢からは日本株の上値の重さを意識した売りが出て、相場の重石となりました。国内政治の先行き不透明感から、政策関連とされる重工株も売られました。結局、日経平均は小幅に反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+5.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+2.0%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線と25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-7.7ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3000円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-7.3ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が2840円ほど割安であることを示しています

 

日経VI29.72と前日より上昇し、VIX18.03と前日より低下しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態であり、前日比で弱さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.4、米国-0.1と日本が5.3ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.0、米国が+3.9)0.9ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.48ポイント(日経平均換算で91400円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP確定値は前期比年率3.0%増で、改定値の3.0%増から変わりませんでした。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

9月の小売売上高、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、9月の消費者物価指数、9月のISM非製造業景況指数、9月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、8月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、9月の鉱工業生産指数、10月のニューヨーク連銀製造業景況指数、10月のミシガン大学消費者信頼感指数、9月のISM製造業景況指数、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、8月の製造業受注は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です

 

米国の9月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比25.4万人増で、市場予想の15.0万人増を大幅に上回りました。また、失業率は4.1%で、前月の4.2%から改善されました。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

9月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、8月の中古住宅販売仮契約指数、8月の新築住宅販売件数は市場予想を下回りました。7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+5.9%で、市場予想と一致しました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRB9月のFOMC0.5%の大幅利下げを決定しました。ECBは、追加の利下げを実施し、中銀預金金利を3.5%としました。一方、日銀は、0.25%の金利水準を維持しています。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.64PBR1.37となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+1.6%で、こちらは3か月前より0.4ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowが上昇したにもかかわらず下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.2%となり、日経平均の割安幅は1430円から1270円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1430円~-430円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.13ポイントから3.13ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

1021日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。個別の材料が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを350円ほど下回り、下値は想定ラインを400円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在39440円近辺)が上値の目安に、25日線-100円(現在38280円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、依然として高水準にあり、前日比で上昇しました。一方、信用の売り圧力は、やや弱まりました。日経平均は小幅に反落しました。衆院選の投開票を控えて積極的に買い進む動きは乏しくなっており、調整が続く可能性が高そうです。



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