日経平均の予想

Tuesday, September 24, 2024

[2023/09/24]今後の日経平均の見通し

[市況]

923日、NYDowNASDAQは上昇しました924日の日経平均先物は、前日比10円高で寄り付くと、午前中は40円高から480円安と下落に転じ、午後は540円安から320円安の間でもみあって、結局、410円安で取引を終えました。日経平均の終値は216円高の37940円で、出来高は16.97億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均と一致しました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

923日の米国市場では、FRBの継続的な利下げによって米経済がソフトランディングに向かうとの観測が引き続き投資家心理を支え、買いが優勢となりました。ただ、株式相場の上昇基調が続くなか、高値警戒感も意識され、主力株には持ち高調整の売りや利益確定の売りも出ました。NYDow3日続伸し、NASDAQは反発しました。

924日の日本市場では、早期利上げ観測の後退を背景に外国為替市場で円安ドル高が進んだことから、輸出関連株に買いが向かいました。中国当局が追加の金融緩和策を相次いで発表したことも好材料視されました。一方で、短期的な過熱感を意識した利益確定の売りも出て、指数は伸び悩みました。日経平均は4日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+1.2%とプラスに転換し、200日線との乖離率は+0.8%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスとなり、中期トレンドも黄信号から青信号に変りました。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-7.9ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が3000円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-6.8ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2580円ほど割安であることを示しています

 

日経VI26.62と前日より上昇し、VIX15.89と前日より低下しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.7、米国-0.6と日本が5.1ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+3.9)1.0ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.11ポイント(日経平均換算で65290円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.0%増で、速報値の2.8%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、8月の小売売上高、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、8月のシカゴ購買部協会景気指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は111負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.2万人増で、市場予想の16.0万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げ幅が拡大するという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、6月の中古住宅販売仮契約指数は予想を上回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+6.5%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は60負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRB9月のFOMC0.5%の大幅利下げを決定しました。ECBは、追加の利下げを実施し、中銀預金金利を3.5%としました。一方、日銀は、0.25%の金利水準を維持しています。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では918 5.0751% 919 5.0148% 920 4.9528%と、ここ5年の最高値圏からピークアウトしています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.39PBR1.30となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+2.6%で、こちらは3か月前より2.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と連動して上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.3%となり、日経平均の割安幅は230円から490円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1000円~-230円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.86ポイントから2.95ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均も、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、経済のハードランディングを避けるべく、0.5%の利下げが決まりました。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げを継続しています

 

924日の米国市場では、7月のS&Pコアロジック/ケース・シラー住宅価格指数や、9月のコンファレンスボード消費者信頼感指数のほか、オートゾーンなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを150円ほど上回り、下値は想定ラインを860円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+200円(現在38580円近辺)が上値の目安に、25日線-100円(現在37340円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、以前として高水準にあり、前日比で上昇しました。また、信用の売り圧力は、やや強まりました。日経平均は4日続伸しました。引き続き、200日線を大きく上回って、さらに92日の高値(39081円)を上回ることができるかが、次の注目点です。



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Sunday, September 22, 2024

[2024/9/23]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、FRBによる0.5%の大幅利下げを受け、米経済がソフトランディングできるとの見方から、週間で株価指数は大幅に上昇しました。

週間変動率 NYダウ:+1.62%, NASDAQ:+1.49%, S&P500:+1.38%.

 

一方、中長期的なリスクとしてはウクライナ紛争の長期化懸念、エネルギー・コスト、金利上昇による金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、東アジア、中東の地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2025年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が4.23ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER23.1対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER15.0との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2025年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに4.23ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER41.2程度になる。又は、日経平均が103,450円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は65,730円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、65,730円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2025GDP予測値(現在+2.9%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYダウが25日線を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+8.8%となりました。3ヶ月前に比べて0.2ポイント悪化しました。また、利益伸び率は+2.6%となりました。3ヶ月前に比べて1.5%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は2.82から2.91と拡大して、ドル円は139円台から144円台の範囲で円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で-0.37%下落しました。

  OECDの日米の2025年の名目GDP伸び率は、日本が+2.9%で、米国は+3.9%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.0ポイント劣ります。

  9月第2週は売り超しで、9月第3週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①と③が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に8.3ポイント(日経平均に勘算すると3130円程度)割安です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に7.2ポイント(日経平均に勘算する2720円程度)割安です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQに対しては弱い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 16.2 と低下しました。 日経 VI は 週間で 24.3と低下しました。米国市場は楽観的で、日本市場はボラタイルです。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は、一目均衡表の雲の上に在ります。日経平均の総合乖離率は-0.5%となり、また、200日移動平均線との乖離率は+0.3%でした。 2つの要素がプラスですので、中期トレンドには、"黄信号"が点灯しています。

                                                        

米国市場では、NYDow9日線・25日線・200日線の上にあります。また、一目均衡表の雲の上に在ります。

NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。また、一目均衡表の雲の上に在ります。

短期的には"信号”で、中期的には"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場をファンダメンタル面で見ると目先、景気後退懸念が意識されています。また、ロシア・ウクライナ戦争によるインフレと金利上昇、EU圏のエネルギー不足と政治情勢悪化などによる景気後退、米中貿易摩擦、中国の不動産バブルの崩壊と信用収縮に伴う金融市場混乱、中東の地政学的リスク拡大などがリスク要因として存在します。

 

直近のLIBOR金利は上昇傾向で、引き続き金融不安再燃に注意が必要です。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期は上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

日本市場は中期もみあいで、短期は上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20246月につけた162円台をピークに円高方向に転換しています。今週は140円から145円が想定されます。

 

今週の米国市場では、PCE価格、個人所得、個人消費に加え、パウエルFRB議長を含む複数のFRB高官の講演が注目されます。また、第2四半期GDP成長率の確定値、PMIデータ、CB消費者信頼感指数、耐久財受注、新築件数・中古住宅販売仮契約件数にも注目が集まります。世界的には、日本、ユーロ圏、英国の9PMI、オーストラリアの金利決定、フランス、スペインのインフレ率、ドイツの消費者信頼感指数が注目されます。

 

先週の日経平均は、想定レンジ内を上振れしました。上値は想定を530円ほど上回り、下値は想定ラインを410円ほど上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在39330円近辺)で、下値が25日線(現在37450円近辺)の間での動きが想定されます。

                       

今週は、米長期金利とドル円の動きが関心事となりそうです。米長期金利の上昇傾向が続けば日経平均は、ボリンジャーバンド+2σに接近できそうです。


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Friday, September 20, 2024

[2023/09/20]今後の日経平均の見通し

[市況]

919日、NYDowNASDAQは大幅上昇しました920日の日経平均先物は、前日比700円高で寄り付くと、午前中は650円高から880円高の間で上下し、午後は800円高から550円高と上昇幅を縮めて、結局、640円高で取引を終えました。日経平均の終値は568円高の37723円で、出来高は23.54億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、かなり弱い状態です。

 

919日の米国市場では、FOMCで決まった0.5%の大幅利下げが米景気を支えるとの期待感から、主力株に買いが広がりました。週間の新規失業保険申請件数が5月以来の低水準となったことや、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数が市場予想を上回ったことも追い風となりました。NYDow3日ぶりに反発し、過去最高値を更新しました。NASDAQも大幅に反発しました。

920日の日本市場では、FRBの大幅利下げが米景気を支えるとの期待を背景に前日の欧米の株式相場が軒並み上昇した流れを受け、運用リスクをとる動きが優勢となりました。日銀が金融政策決定会合で政策の現状維持を決定したことも買い安心感につながりました。ただ、植田総裁の会見を見極めたいとの様子見ムードもあり、大引けにかけて指数は上昇幅を縮めました。日経平均は3日続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にあり、25日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変りました。

総合乖離率は-0.5%とマイナス幅を縮め、200日線との乖離率は+0.3%とプラスに転換しました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線と200日線の上にあり、25日線を上回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-8.8ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3320円ほど割安であることを示しています。一方、NYDowとの差は、-7.2ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2720円ほど割安であることを示しています

 

日経VI26.59と前日より上昇し、VIX16.33と前日より低下しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.8、米国-0.7と日本が5.1ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+3.9)1.0ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.11ポイント(日経平均換算で60830円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.0%増で、速報値の2.8%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月の鉱工業生産指数、8月の小売売上高、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、8月のシカゴ購買部協会景気指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は111負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.2万人増で、市場予想の16.0万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げ幅が拡大するという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、6月の中古住宅販売仮契約指数は予想を上回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+6.5%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は60負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRB9月のFOMC0.5%の大幅利下げを決定しました。ECBは、追加の利下げを実施し、中銀預金金利を3.5%としました。一方、日銀は、0.25%の金利水準を維持しています。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では916 5.1249% 917 5.0812% 918 5.0751%と、ここ5年の最高値圏で推移しています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。米国債金利と比べ、金融不安を示唆するレベルまで上昇していますが、直近ピークアウトしています。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.02PBR1.31となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.7%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+2.1%で、こちらは3か月前より1.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と連動して上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.6%となり、日経平均の割安幅は490円から230円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1000円~-230円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.87ポイントから2.86ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、経済のハードランディングを避けるべく、0.5%の利下げが決まりました。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げを継続しています

 

920日の米国市場では、重要な経済指標の発表は予定されていません。レナーなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを230円ほど上回り、下値は想定ラインを1150円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-100円(現在38290円近辺)が上値の目安に、25日線-400円(現在37050円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、以前として高水準にありますが、前日比で低下しました。また、信用の売り圧力は、かなり弱い状態です。日経平均は3日続伸し、200日線を上回りました。200日線を大きく上回ることができるか、さらに92日の高値(39081円)を上回ることができるかが、次の注目点です。



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Thursday, September 19, 2024

[2023/09/19]今後の日経平均の見通し

[市況]

918日、NYDowNASDAQは下落しました919日の日経平均先物は、前日比310円高で寄り付くと、午前中は310円高から990円高と上昇幅を拡げ、午後は970円高から690円高と上昇幅を縮めて、結局、710円高で取引を終えました。日経平均の終値は775円高の37155円で、出来高は17.26億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、かなり弱まりました。

 

918日の米国市場では、FOMCで市場の期待に沿った0.5%の大幅利下げが決まったことから、「FRBは米景気の下支えに前向き」との見方が強まり、株買いをさそいました。ただ、株は既に大幅利下げ観測で買われてきたこともあって、FOMCの結果公表後の買いが一巡すると、次第に利益確定の売りが出て、相場を押し下げました。結局、NYDowは続落し、NASDAQは反落しました。

919日の日本市場では、円相場の下落を受け、輸出関連株をはじめ、足元の円高傾向を受けて売られていた銘柄に自律反発狙いの買いが入りました。FRB0.5%の利下げは既に織り込み済みとの見方から、外国為替市場ではドル買い円売りが優勢となりました。海外短期筋による株価指数先物への断続的な買いも指数の押し上げ要因となりました。日経平均は大幅に続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線の上にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は-4.9%とマイナス幅を縮め、200日線との乖離率も-1.2%とマイナス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上に出ました。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-7.7ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2860円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-7.5ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2790円ほど割安であることを示しています

 

日経VI25.73と前日より低下し、VIX18.23と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.8、米国-0.7と日本が5.1ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+3.9)1.0ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.08ポイント(日経平均換算で59720円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.0%増で、速報値の2.8%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

8月の鉱工業生産指数、8月の小売売上高、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、8月のシカゴ購買部協会景気指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.2万人増で、市場予想の16.0万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げ幅が拡大するという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

8月の住宅着工件数、9月の住宅市場指数、7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、6月の中古住宅販売仮契約指数は予想を上回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+6.5%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は60負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

市場は、FRB2024年内に複数回の利下げをおこなう可能性を意識しており、9月利下げ開始への期待を高めています。ECBは、利下げを開始しましたが、追加の利下げには慎重な姿勢を示しています。一方、日銀は、2%のインフレ目標を達成できる見通しがついたとして、利上げに踏み切りました。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では913 5.2027% 916 5.1249% 917 5.0812%と、ここ5年の最高値圏で推移しています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。米国債金利と比べ、金融不安を示唆するレベルまで上昇していますが、直近ピークアウトしています。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.11PBR1.32となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.7%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+2.1%で、こちらは3か月前より1.5ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.3%となり、日経平均の割安幅は1000円から490円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1000円~-290円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.83ポイントから2.87ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、景気が減速ぎみに推移しており、FRBの利下げ幅を探る動きとなっています。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げに踏み出しています

 

919日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数や、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、8月の中古住宅販売件数のほか、フェデックスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを340円ほど上回り、下値は想定ラインを1150円ほど上回りました。目先は、25日線+300円(現在37710円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ(現在36460円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、以前として高水準にありますが、前日比で低下しました。また、信用の売り圧力は、かなり弱い状態です。日経平均は大幅に続伸しました。200日線(現在37600円)を越えられるかどうかが、次の注目点です。



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Wednesday, September 18, 2024

[2023/09/18]今後の日経平均の見通し

[市況]

917日、NYDowは小幅下落し、NASDAQは小幅上昇しました918日の日経平均先物は、前日比430円高で寄り付くと、午前中は440円高から150円高と上昇幅を縮め、午後は190円高から120円安と一時下落に転じて、結局、170円高で取引を終えました。日経平均の終値は176円高の36380円で、出来高は15.31億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

917日の米国市場では、FOMCを間近に控えて様子見ムードが強まるなか、足元の株高の反動で、主力株に利益確定の売りが出ました。長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感が強まったことも重石となりました。もっとも、利下げが米景気を支えるとの期待感は根強く、相場の下値は限定的でした。結局、NYDow5営業日ぶりに小反落し、NASDAQは反発しました。

918日の日本市場では、円相場の下落や前日の米ハイテク株高を支えに、自動車株や半導体関連株に買いが入り、相場を押し上げました。ただ、FOMCや日銀の金融政策決定会合を間近に控えて持ち高調整の動きも強まり、午後には売りが優勢となる場面もありました。円相場が下げ渋ったことも重石となりました。日経平均は3営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の下にありますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は-11.0%とマイナス幅を縮め、200日線との乖離率も-3.2%とマイナス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線と200日線の上にありますが、25日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-10.2ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が3710円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-9.8ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が3570円ほど割安であることを示しています

 

日経VI29.77と前日より低下し、VIX17.61と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を依然として大きく上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.9、米国-0.8と日本が5.1ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+2.9、米国が+3.9)1.0ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.16ポイント(日経平均換算で58720円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.0%増で、速報値の2.8%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、まちまちです。

 

経済指標を見てみます。

8月の鉱工業生産指数、8月の小売売上高、9月のニューヨーク連銀製造業景況指数、9月のミシガン大学消費者信頼感指数、8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、8月のシカゴ購買部協会景気指数、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注は市場予想を上回りました。また、8月の消費者物価指数は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は102負で、景気面では強気材料ですが、利下げ幅が縮まるという面では弱気材料です

 

米国の8月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.2万人増で、市場予想の16.0万人増を下回りました。一方、失業率は4.2%で、前月の4.3%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げ幅が拡大するという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

9月の住宅市場指数、7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、6月の中古住宅販売仮契約指数は予想を上回りました。一方、7月の住宅着工件数は予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+6.5%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は51負で、景気面では強気材料ですが、利下げ次期が遅れるという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

市場は、FRB2024年内に複数回の利下げをおこなう可能性を意識しており、9月利下げ開始への期待を高めています。ECBは、利下げを開始しましたが、追加の利下げには慎重な姿勢を示しています。一方、日銀は、2%のインフレ目標を達成できる見通しがついたとして、利上げに踏み切りました。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。

 

金融不安の気配を探る目安となるのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、今年に入り上昇を続けています。直近では912 5.2082% 913 5.2027% 916 5.1249%と、ここ5年の最高値圏で推移しています。なお、202199日の0.1141%が直近の最低金利で、20231010日に記録した5.6873%がここ5年間の最高金利です。米国債金利と比べ、金融不安を示唆するレベルまで上昇していますが、直近ピークアウトしています。


一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER14.83PBR1.30となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.7%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は+2.3%で、こちらは3か月前より1.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と連動して上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.7%となり、日経平均の割安幅は990円から1000円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1000円~+50円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.81ポイントから2.83ポイントに拡大しました。ドル円相場は前日より円安ですが、日中は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

ファンダメンタル面も見てみましょう。

LIBOR銀行間金利は、市中金利より高い状態が続いており、金融システムへの懸念があることを示しています。欧米の金融機関の健全性が疑問視されています。

中国では、不動産価格の下落が続いています。不動産企業の破綻と地方政府の財政問題が緊急課題となっており、金融システムへの影響に警戒が必要です。

米国では、景気が減速ぎみに推移しており、FRBの利下げ幅を探る動きとなっています。対ドルで円安が進みにくい状況です。尚、ECBは利下げに踏み出しています

 

918日の米国市場では、FOMCおよびパウエルFRB議長の会見や、8月の住宅着工件数のほか、ゼネラル・ミルズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、原油価格や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを140円ほど下回り、下値は想定ラインを690円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド-1σ+600円(現在36800円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ+300円(現在35740円近辺)が下値の目安になりそうです。

 

日経VIは、以前として高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は3日ぶりに反発しました。明日は、FOMCの結果と円相場次第で、上下どちらかに大きく動きそうです。



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