日経平均の予想

Friday, September 05, 2025

[2025/09/05]今後の日経平均の見通し

[市況]

94日、NYDowNASDAQは上昇しまた95日の日経平均先物は、前日比320円高で寄り付くと、午前中は600円高まで上昇したのち230円高まで上昇幅を縮め、午後は150円高から440円高と上昇幅を拡げて、結局、440円高で取引を終えました。日経平均の終値は438円高の43018円で、出来高は19.62億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

94日の米国市場では、8月のADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、新規失業保険申請件数が市場予想を上回るなど、足元の雇用指標がふるわなかったことから、FRBによる利下げ観測が改めて意識され、株買いを誘いました。8月のISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことも投資家心理の支えとなりました。結局、NYDow4営業日ぶりに反発し、NASDAQは続伸しました。

95日の日本市場では、トランプ大統領が日米貿易協定に関する大統領令に署名し、自動車関税が15%に引き下げられる見込みとなったことが好感され、自動車株や半導体関連株に買いが向かいました。8月の米雇用統計の発表を前に利益確定の売りや持ち高調整の売りも出て、指数は伸び悩む場面もありましたが、大引けにかけては再び勢いづきました。日経平均は続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+20.0%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+11.2%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、-0.9ポイントと前日比横ばいで、日平均が390円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+5.3ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均2280円ほど割高であることを示しています

 

日経VI24.32と前日より上昇し、VIX15.26と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-4.1、米国-0.0と日本が4.1ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より2.95ポイント(日経平均換算で47600円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.3%増で、速報値の3.0%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の小売売上高は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月の鉱工業生産指数、7月の消費者物価指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが下がるという面では弱気材料です

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比7.3万人増で、市場予想の10.8万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標は:

7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、7月の中古住宅販売仮契約指数、8月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7月の会合では利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、7月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.79PBR1.58となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。一方、今期予想利益の伸率は-6.3%で、こちらは3か月前より3.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と連動して上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.5%となり、日経平均の割安幅は270円から220円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1000円~-220円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.63ポイントから2.60ポイントに縮小しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

95日の米国市場では、8月の雇用統計などが注目されるでしょう。引き続き、関税政策や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを70円ほど上回り、下値は想定ラインを660円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+200円(現在43450円近辺)が上値の目安に、25日線+100円(現在42420円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は弱まりました。日経平均は続伸しました。上昇基調に戻ったようなので、819日の高値(43876円)を上回れるかどうかが、次の注目点となりました。



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Thursday, September 04, 2025

[2025/09/04]今後の日経平均の見通し

[市況]

93日、NYDowは小幅下落し、NASDAQは上昇しまた94日の日経平均先物は、前日比80円高で寄り付くと、午前中は10円高から540円高と上昇幅を拡げ、午後は420円高から630円高の間でもみあって、結局、620円高で取引を終えました。日経平均の終値は641円高の42580円で、出来高は18.77億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

93日の米国市場では、米財政悪化懸念や長期金利の先高観を背景に、景気敏感株などが売られました。一方、独占禁止法違反をめぐる訴訟で、司法省が提示していたグーグル解体案が退けられたことから、親会社のアルファベットが9%あまり上昇し、他のハイテク株にも買いが波及しました。結局、NYDowは小幅に3日続落し、NASDAQ3日ぶりに反発しました。

94日の日本市場では、前日の米株式市場でハイテク株が上昇した流れを受け、株価指数先物や主力株への買いが優勢となりました。また、米半導体大手ブロードコムの決算発表を間近に控えて関連銘柄に先回り的な買いが入ったことも、指数の押し上げ要因となりました。日経平均は反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+17.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+10.2%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線の下にありますが、200日線の上にあり、25日線を上回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、-0.9ポイントとマイナス幅を縮め、日平均が380円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+5.1ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均2170円ほど割高であることを示しています

 

日経VI23.87と前日より低下し、VIX16.20と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-4.1、米国+0.0と日本が4.1ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.02ポイント(日経平均換算で48720円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.3%増で、速報値の3.0%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

7月の製造業受注、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の小売売上高は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月の鉱工業生産指数、7月の消費者物価指数、7月のISM非製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立です

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比7.3万人増で、市場予想の10.8万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標は:

7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、7月の中古住宅販売仮契約指数、8月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7月の会合では利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、7月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.68PBR1.56となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。一方、今期予想利益の伸率は-6.4%で、こちらは3か月前より3.8ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.6%となり、日経平均の割安幅は1000円から270円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1000円~-60円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.66ポイントから2.63ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

94日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数、8月のADP雇用統計、7月の貿易収支、8月のISM非製造業景況指数のほか、ブロードコム、ドキュサイン、ルルレモンなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、関税政策や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを170円ほど上回り、下値は想定ラインを570円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-100円(現在43090円近辺)が上値の目安に、25日線-200円(現在42040円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は弱まりました。日経平均は反発し、25日線の上に戻りました。上昇基調に戻る可能性も出てきましたが、そう判断するには、もう少し様子を見る必要がありそうです。



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Wednesday, September 03, 2025

[2025/09/03]今後の日経平均の見通し

[市況]

92日、NYDowNASDAQは下落しまた93日の日経平均先物は、前日比230円安で寄り付くと、午前中は320円安から50円安の間で上下し、午後は160円安から480円安と下落幅を拡げて、結局、340円安で取引を終えました。日経平均の終値は371円安の41938円で、出来高は22.36億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

92日の米国市場では、連邦控訴裁判所がトランプ政権の関税の大半を違法とする判決を下したことや、財政不安を背景に長期金利が上昇したことなどが相場の重石となり、株価は調整色を強めました。ただ、8月のISM製造業景況指数が前月比で改善されたことが伝わると、米景気の底堅さが意識され、投資家心理を支えました。NYDowNASDAQは続落しました。

93日の日本市場では、前日の米国市場で主要3指数がそろって下落した流れを受け、半導体関連株を中心に売りが優勢となりました。午後には東京エレクトロンやソフトバンクグループなど指数寄与度の高い銘柄への売りが強まり、相場の重石となりました。銀行や保険など金融セクターの下落も目立ちました。日経平均は反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の下にあり、25日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は+12.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+8.5%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線の下にあり、25日線を下回りました。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、-1.6ポイントと前日比横ばいで、日平均が670円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均1430円ほど割高であることを示しています

 

日経VI24.72と前日より上昇し、VIX17.17と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-4.1、米国+0.1と日本が4.2ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.11ポイント(日経平均換算で50020円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.3%増で、速報値の3.0%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の小売売上高は市場予想と一致しました。一方、8月のISM製造業景況指数、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月の鉱工業生産指数、7月の消費者物価指数、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注は市場予想を下回りました。経済指標は57負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比7.3万人増で、市場予想の10.8万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標は:

7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、7月の中古住宅販売仮契約指数、8月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7月の会合では利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、7月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.49PBR1.55となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。一方、今期予想利益の伸率は-6.5%で、こちらは3か月前より4.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と連動して下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.3%となり、日経平均の割安幅は660円から1000円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1000円~+230円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.67ポイントから2.66ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的には上昇トレンドです。

 

93日の米国市場では、7月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数、7月の製造業受注、地区連銀経済報告(ベージュブック)のほか、セールスフォース、ダラー・ツリー、キャンベル・スープ、メーシーズ、ヒューレット・パッカード・エンタープライズなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、関税政策や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、ほぼ想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを460円ほど下回り、下値は想定ラインとほぼ一致しました。目先は、25日線+200円(現在42370円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+200円(現在41380円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は強まりました。日経平均は反落し、25日線を下回りました。上昇基調に戻れる可能性は低くなり、下落基調はしばらく続きそうです。



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Tuesday, September 02, 2025

[2025/09/02]今後の日経平均の見通し

[市況]

91日、米国市場は休場でした92日の日経平均先物は、前日比130円高で寄り付くと、午前中は240円高から30円安の間で上下し、午後は170円高から160円安の間で上下して、結局、100円高で取引を終えました。日経平均の終値は121円高の42310円で、出来高は17.73億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

91日の米国はレイバーデーの祝日で、株式市場は休場でした

92日の日本市場では、前日の大幅安の反動で、商社株や鉄鋼、海運など相対的に割安とみられる銘柄を中心に、自律反発狙いの買いが入りました。一方、前日に下げが目立った半導体関連株はきょうも冴えず、指数を下押ししました。自民党の両院議員総会で石破総理大臣が自身の進退について明言を避けた、と伝わった場面では、思惑的な売りが膨らみ、指数は一時的にマイナスに転じましたが、結局、日経平均は3営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+15.8%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+9.5%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、-1.6ポイントとマイナス幅を縮め、日平均が680円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.7ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均1570円ほど割高であることを示しています

 

日経VI23.70と前日より低下し、VIX16.12と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-4.1、米国+0.1と日本が4.2ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.09ポイント(日経平均換算で50310円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.3%増で、速報値の3.0%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の小売売上高は市場予想と一致しました。一方、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月の鉱工業生産指数、7月の消費者物価指数、7月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、7月のISM製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は57負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比7.3万人増で、市場予想の10.8万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標は:

7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、7月の中古住宅販売仮契約指数、8月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7月の会合では利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、7月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.58PBR1.55となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。一方、今期予想利益の伸率は-6.4%で、こちらは3か月前より4.1ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前日の米国市場は休場でしたが、日経平均は上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.5%となり、日経平均の割安幅は430円から660円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-660円~+230円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.63ポイントから2.67ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

92日の米国市場では、8月のISM製造業景況指数などが注目されるでしょう。引き続き、関税政策や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを180円ほど下回り、下値は想定ラインを370円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-400円(現在42750円近辺)が上値の目安に、25日線-300円(現在41820円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。一方、売り圧力は、やや弱まりました。日経平均は反発しましたが、勢いは弱く、上昇基調に戻れるかどうか、正念場が続いています。



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Monday, September 01, 2025

[2025/09/01]今後の日経平均の見通し

[市況]

829日、NYDowNASDAQは下落しました91日の日経平均先物は、前日比440円安で寄り付くと、午前中は230円安から890円安と下落幅を拡げ、午後は910円安から440円安と下落幅を縮めて、結局、440円安で取引を終えました。日経平均の終値は529円安の42188円で、出来高は17.22億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

829日の米国市場では、「中国のアリババ集団が新しいAI向け半導体を開発した」との報道を受け、AI開発競争激化への懸念が強まり、ハイテク株を中心に売りが優勢となりました。ただ、FRB9月に利下げに踏み切るとの期待は根強く、売りの勢いは限定的でした。月末とあって、機関投資家のお化粧買いも入りました。NYDowNASDAQ4日ぶりに反落しました。

91日の日本市場では、前週末の米国市場で半導体株が売られた流れを受けて半導体関連株を中心に売りがかさみ、指数を押し下げました。海外短期筋による株価指数先物への売りも相場の重石となりました。一方で、食品や電鉄など内需関連株には買いが向かい、相場の下値を支えました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+15.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+9.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、-1.8ポイントと前日比横ばいで、日平均が760円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+3.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均1480円ほど割高であることを示しています

 

日経VI24.22と前日より上昇し、VIX15.36と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が不安心理を強めているとされる20を依然として上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-4.15、米国+0.06と日本が4.21ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.11ポイント(日経平均換算で49700円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナをめぐる地政学的リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の46月期のGDP改定値は前期比年率3.3%増で、速報値の3.0%増を上回りました。また、46月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、7月の耐久財受注、8月のニューヨーク連銀製造業景況指数、7月のシカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回りました。また、7月の小売売上高は市場予想と一致しました。一方、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、8月のミシガン大学消費者信頼感指数、7月の鉱工業生産指数、7月の消費者物価指数、7月のISM非製造業景況指数、7月の製造業受注、7月のISM製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は57負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

米国の7月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比7.3万人増で、市場予想の10.8万人増を下回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.1%から悪化しました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標は:

7月の新築住宅販売件数、7月の中古住宅販売件数、7月の住宅着工件数は市場予想を上回りました。一方、7月の中古住宅販売仮契約指数、8月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+2.1%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立です

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7月の会合では利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、7月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER17.40PBR1.54となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.9%となり、これは3か月前より0.2ポイント悪化しています。一方、今期予想利益の伸率は-6.4%で、こちらは3か月前より4.0ポイント改善されています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowの下落と連動して下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.0%となり、日経平均の割安幅は60円から430円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-430円~+230円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.62ポイントから2.63ポイントとやや拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

91日の米国はレーバーデーの祝日で、株式市場は休場です。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを760円ほど下回り、下値は想定ラインを330円ほど下回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-500円(現在42620円近辺)が上値の目安に、25日線-400円(現在41660円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。また、売り圧力は強まりました。日経平均は続落しましたが、終値では25日線の上を維持しました。目先、上昇基調に戻れるかどうか、正念場となっています。



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