日経平均の予想

Tuesday, June 24, 2025

[2025/06/24]今週の日経平均の見通し

[市況]

6月23日、NYDowとNASDAQは上昇しました。6月24日の日経平均先物は、前日比400円高で寄り付くと、午前中は570円高まで上昇したのち240円高まで上昇幅を縮め、午後は250円高から430円高の間でもみあって、結局、410円高で取引を終えました。日経平均の終値は436円高の38790円で、出来高は15.80億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラスに転換しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、やや弱まりました。

 

6月23日の米国市場では、中東情勢が緊迫化するなか、米軍による核施設への攻撃に対応したイランの報復がこれまでのところ抑制的であると受け止められ、投資家心理を上向かせました。原油先物相場が急落したことや、長期金利が低下したことも株買いにつながりました。結局、NYDowは続伸し、NASDAQも反発しました。

6月24日の日本市場では、トランプ大統領が23日、SNSに「イスラエルとイランが完全な停戦で合意した」と投稿したことから、中東情勢をめぐる地政学的リスクがいったん後退し、幅広い銘柄に買いが先行しました。米長期金利の先高観が薄れ、株式の相対的な割高感が和らいだことも追い風となりました。一方、外国為替市場で円高ドル安が急速に進んだことは重石となり、相場の上値を抑えました。日経平均は4営業日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にあり、9日線を上回りました。短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。

総合乖離率は+10.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+2.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にあり、9日線と25日線を上回りました。

 

NYDowは、200日線の下にありますが、9日線と25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドには黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、-2.8ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が1090円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+2.3ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均が890円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは23.92と前日より低下し、VIXも19.83と前日より低下しました。VIXは、投資家が不安心理を強めているとされる20を下回りました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.0、米国-0.1と日本が4.9ポイント割安ですが、OECDの2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)は1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.83ポイント(日経平均換算で57530円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1~3月期のGDP改定値は前期比年率0.2%減で、速報値の0.3%減を上回りました。また、1~3月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、5月の耐久財受注は市場予想を上回りました。一方、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、5月の小売売上高、5月の鉱工業生産指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の消費者物価指数、4月の製造業受注、5月のシカゴ購買部協会景気指数、5月のISM製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は3勝9負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.9万人増で、市場予想の12.5万人増を上回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.2%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍るという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の新築住宅販売件数、4月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、5月の住宅着工件数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.07%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.00%としました。日銀は、6月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが15.58、PBRが1.42となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは9.1%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-3.9%で、こちらは3か月前より7.0ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの上昇と連動して上げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.8%となり、日経平均は180円の割安から320円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-180円~+920円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.00ポイントから2.91ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

6月24日の米国市場では、4月のS&Pコアロジック/ケース・シラー住宅価格指数や、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、パウエルFRB議長の発言のほか、カーニバルやフェデックスなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を上ぶれしました。上値は想定ラインを220円ほど上回り、下値は想定ラインを700円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ+100円(現在39070円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-200円(現在38270円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、やや弱まりました。日経平均4日ぶりに反発しました。6月18日につけた高値をザラ場では上回っており、中東情勢次第ではあるものの、目先は、ボリンジャーバンド+2σに沿った動きが期待できそうです。



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Monday, June 23, 2025

[2025/06/23]今週の日経平均の見通し

[市況]

6月20日、NYDowは上昇し、NASDAQは下落しました。6月23日の日経平均先物は、前日比170円安で寄り付くと、午前中は70円安から350円安の間で上下し、午後は150円安から50円高と上昇に転じて、結局、50円高で取引を終えました。日経平均の終値は49円安の38354円で、出来高は15.71億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

6月20日の米国市場では、イスラエルとイランの攻撃の応酬が続くなか、米国の外交努力による仲介への期待が投資家心理を支え、株買いにつながりました。一方、米政権が対中半導体規制を強化するとの観測から、エヌビディアやブロードコム、アプライドマテリアルズなど半導体関連株が売られ、相場の重石となりました。結局、NYDowは3営業日ぶりに反発し、NASDAQは反落しました。

6月23日の日本市場では、米国がイランの核施設への攻撃に踏み切ったことを受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、幅広い銘柄に売りが先行しました。また、米国が対中半導体輸出規制を強化するとの観測から、値がさの半導体関連株が売られ、相場の重石となりました。ただ、売り一巡後は「有事のドル買い」を背景とした円安ドル高が支えとなり、指数は先物主導で下げ幅を縮めました。結局、日経平均は小幅に3日続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、25日線の上にありますが、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

総合乖離率は+6.8%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+1.1%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、200日線の上にありますが、9日線の下にあり、25日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、-3.0ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が1150円ほど割安であることを示しています。一方、NYDowとの差は、+2.0ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が770円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは26.60と前日より上昇し、VIXは20.62と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.1、米国+0.0と日本が5.1ポイント割安ですが、OECDの2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)は1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.98ポイント(日経平均換算で61180円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1~3月期のGDP改定値は前期比年率0.2%減で、速報値の0.3%減を上回りました。また、1~3月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、5月の耐久財受注、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、5月の小売売上高、5月の鉱工業生産指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の消費者物価指数、4月の製造業受注、5月のシカゴ購買部協会景気指数、5月のISM製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は4勝8負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.9万人増で、市場予想の12.5万人増を上回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.2%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍るという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の新築住宅販売件数、4月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、5月の住宅着工件数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.07%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.00%としました。日銀は、6月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが15.44、PBRが1.40となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは9.1%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-3.6%で、こちらは3か月前より7.0ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowが上昇したにもかかわらず下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.4%となり、日経平均は290円割高から180円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-180円~+920円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.98ポイントから3.00ポイントに拡大し、ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

 

6月20日の米国市場では、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数のほか、アクセンチュア、カーマックス、クローガー、ダーデン・レストランツなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを410円ほど下回り、下値は想定ラインとほぼ一致しました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-200円(現在38680円近辺)が上値の目安に、25日線(現在37920円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、強まりました。日経平均は3日続落しましたが、ローソク足は下ひげの陽線であり、踏みとどまったようにも見えます。正念場はまだ続くことになりそうです。



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Saturday, June 21, 2025

[2025/06/22]今週の日経平均の見通し

 [ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、イスラエルとイランの軍事衝突を巡り、先行き不透明感が重石となる中、外交努力も進んでいることから、株価指数は週間では、もみあい、まちまちな動きとなりました。

週間変動率 NYダウ:+0.02%, NASDAQ:+0.21%, S&P500:-0.15%.

 

一方、中長期的なリスクとしてはウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇による金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、東アジア、中東の地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2025年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が3.93ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500のPERが22.8対して、日経平均採用銘柄の今期予想PERの15.6との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2025年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに3.93ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PERが39.9程度になる。又は、日経平均が98,590円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は60,190円ほど割安です。

 

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、60,190円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは、やや縮小しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

④OECDによる日本の2025年GDP予測値(現在+3.3%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

①  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の下に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は、NYダウが200日線の上に戻れるか否かに注目。

②  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+9.1%となりました。3ヶ月前と同水準です。利益伸び率は-3.6%となりました。3ヶ月前に比べて-10.9%ポイント悪化しています。

③  米国の長期金利は低下し、日米間の金利差は3.00から2.99と縮小したものの、ドル円は143円台から146円台の範囲で円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で+0.65%上昇しました。

④  OECDの日米の2025年の名目GDP伸び率は、日本が+3.3%で、米国は+4.4%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.1ポイント劣ります。

⑤  6月第2週は買い越しで、6月第3週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、③が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に2.8ポイント(日経平均に勘算すると1080円程度)割安です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に2.2ポイント(日経平均に勘算すると840円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQに対して弱い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 20.6 とやや低下しました。 日経 VI は 週間で 25.6と低下しました。米国市場と日本市場はともに”疑心暗鬼”状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには"青信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+7.3%となり、200日移動平均線乖離率は+1.3%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドにも"青信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線・200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"黄信号”で、中期的にも"黄信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場をファンダメンタル面で見ると目先、景気後退懸念は増幅しています。また、ロシア・ウクライナ戦争によるインフレと金利上昇、EU圏のエネルギー不足と政治情勢悪化などによる景気後退、米中貿易摩擦、中国の不動産バブルの崩壊と信用収縮に伴う金融市場混乱、中東の地政学的リスク拡大などもリスク要因として存在します。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期もみあいで、短期ももみあいです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、2025年1月につけた156円をトップに円高方向に転換しています。今週は145円台から148円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、引き続き、イスラエルとイランの対立の進展、特に米国の軍事的関与の可能性、そして世界貿易交渉の最新情報が注目されます。また、パウエルFRB議長の議会証言も注目されます。経済指標では、PCE報告、耐久財受注などの発表があります。世界的には、米国、ユーロ圏、日本などのPMI速報値も発表されます。

 

先週の日経平均は想定範囲内を上振れしました。上値は160円上回り、下値は650円上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ (現在38840円近辺)で、下値が25日線(現在37890円近辺)の間での動きが想定されます。

                       

今週は、日経平均が、38400円にある支持線の上で推移することが出来るか否かが関心事となります。


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Friday, June 20, 2025

[2025/06/20]今後の日経平均の見通し

[市況]

6月19日、米国市場は休場でした。6月20日の日経平均先物は、前日終値と同値で寄り付くと、午前中は100円高から180円安の間で上下し、午後は0円安から160円安と下落幅を拡げて、結局、160円安で取引を終えました。日経平均の終値は85円安の38403円で、出来高は27.73億株と高水準でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

6月19日の米国は奴隷解放記念日の祝日で、株式市場は休場でした。

6月20日の日本市場では、中東情勢の先行き不透明感が意識され、利益確定の売りや持ち高調整の売りが優勢となりました。19日の欧州で主要な株価指数がそろって下落したことや、20日の米株価指数先物が軟調に推移したことなども重石となりました。一方、アドバンテストやレーザーテックなど値がさの半導体関連株には買いが向かい、相場の下値を支えました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+7.3%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+1.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、-3.4ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が1310円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+2.2ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が840円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは25.60と前日より上昇し、VIXも22.17と前日より上昇しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.0、米国+0.0と日本が5.0ポイント割安ですが、OECDの2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)は1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.95ポイント(日経平均換算で61160円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1~3月期のGDP改定値は前期比年率0.2%減で、速報値の0.3%減を上回りました。また、1~3月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、5月の耐久財受注、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、5月の小売売上高、5月の鉱工業生産指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の消費者物価指数、4月の製造業受注、5月のシカゴ購買部協会景気指数、5月のISM製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は4勝8負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.9万人増で、市場予想の12.5万人増を上回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.2%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍るという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の新築住宅販売件数、4月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、5月の住宅着工件数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.07%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.00%としました。日銀は、6月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが15.55、PBRが1.42となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは9.1%となり、これは3か月前と同水準です。また、今期予想利益の伸率は-3.7%で、こちらは3か月前より7.3ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

前日の米国市場は休場でしたが、日経平均は下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.8%となり、日経平均の割高幅は550円から290円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+290円~+920円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.98ポイントから2.98ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

6月19日の米国市場では、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数のほか、アクセンチュア、カーマックス、クローガー、ダーデン・レストランツなどの四半期決算が注目されるでしょう。引き続き、中東情勢や長期金利の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを200円ほど下回り、下値は想定ラインを300円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-100円(現在38740円近辺)が上値の目安に、25日線+100円(現在37990円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は弱まりました。日経平均は続落しましたが、上昇基調が崩れたと判断するには微妙な下げでした。正念場が続くことになりそうです。



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Thursday, June 19, 2025

[2025/06/19]今後の日経平均の見通し

[市況]

6月18日、NYDowは小幅下落し、NASDAQは小幅上昇しました。6月19日の日経平均先物は、前日比180円安で寄り付くと、午前中は10円安から390円安と下落幅を拡げ、午後は240円安から380円安の間でもみあって、結局、340円安で取引を終えました。日経平均の終値は396円高の38488円で、出来高は14.32億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を4日ぶりに上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強まりました。

 

6月18日の米国市場では、FOMCで政策金利が据え置かれ、利下げ見通しも従来どおり(年内に0.25%の利下げを2回)の水準が維持されるなど、利下げを急がない姿勢が改めて示されたことから、主力株の一角に売りが広がりました。トランプ大統領がイランへの攻撃の可能性について「やるかもしれないし、やらないかもしれない」と述べたことも投資家心理の重石となりました。結局、NYDowは小幅に続落し、NASDAQは小幅に反発しました。

6月19日の日本市場では、FOMCの結果を受けて前日のNYDowが下落したことや、中東情勢の先行き不透明感が重石となり、半導体関連株を中心とした幅広い銘柄に売りが優勢となりました。足元の株価上昇を受けて、利益確定の売りや戻り待ちの売りも出やすい環境でした。日経平均は4営業日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+8.1%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+1.5%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQの200日移動平均乖離率の差は、-3.3ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が1270円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、+2.4ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が920円ほど割高であることを示しています。

 

日経VIは25.20と前日より上昇し、VIXは20.14と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が不安心理を強めているとされる20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.0、米国+0.0と日本が5.0ポイント割安ですが、OECDの2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)は1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より3.95ポイント(日経平均換算で61340円)割安となっています。

 

市場は現在、「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1~3月期のGDP改定値は前期比年率0.2%減で、速報値の0.3%減を上回りました。また、1~3月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

6月のミシガン大学消費者信頼感指数、5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、5月の耐久財受注、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。一方、5月の小売売上高、5月の鉱工業生産指数、6月のニューヨーク連銀製造業景況指数、5月の消費者物価指数、4月の製造業受注、5月のシカゴ購買部協会景気指数、5月のISM製造業景況指数、5月のISM非製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は4勝8負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

米国の5月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比13.9万人増で、市場予想の12.5万人増を上回りました。また、失業率は4.2%で、前月の4.2%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍るという面では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の新築住宅販売件数、4月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。一方、5月の住宅着工件数、4月の中古住宅販売仮契約指数、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.07%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は2勝4負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは米政権の高関税政策がインフレを招きかねないと警戒しており、利下げを急がない姿勢を示しています。ECBは、7会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.00%としました。日銀は、6月の金融政策決定会合でも0.5%の金利水準を維持しました。既に、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PERが15.54、PBRが1.43となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROEは9.1%となり、これは3か月前と同水準です。また、今期予想利益の伸率は-3.8%で、こちらは3か月前より6.9ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowの下落と連動して下げました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.5%となり、日経平均の割高幅は920円から550円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-330円~+920円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、2.96ポイントから2.98ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。

 

6月19日の米国は、奴隷解放記念日の祝日で、株式市場は休場です。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを290円ほど下回り、下値は想定ラインを60円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ(現在38790円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-300円(現在38030円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、依然として20を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、やや強まりました。日経平均は4日ぶりに反落しましたが、かろうじて上昇基調は維持されています。明日が正念場となりそうです。



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