日経平均の予想

Thursday, February 20, 2025

[2025/02/21]今後の日経平均の見通し

[市況]

220日、NYDowNASDAQは下落しました。221日の日経平均先物は、前日比170円安で寄り付くと、午前中は260円安から100円高と上昇に転じ、午後は110円安まで下落したのち90円高まで戻して、結局、80円高で取引を終えました。日経平均の終値は98円高の38776円で、出来高は19.47億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日連続で上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は弱まりました。

 

220日の米国市場では、ウォルマートが市場予想を下回る慎重な業績見通しを発表したことを受け、消費関連株に売りが広がりました。トランプ政権の政策が米経済に与える影響が不透明であることも、引き続き投資家心理の重石となりました。NYDowダウは3営業日ぶりに反落し、NASDAQ6営業日ぶりに反落しました。前日に過去最高値を更新したS&P500も、利益確定の売りに押されて下落しまた。

221日の日本市場では、前日の米株安を受けて売りが先行しましたが、日銀の植田総裁が衆議院の予算委員会で「金利が急激に上昇するような局面では、機動的に国債買い入れを増額する」と発言した旨が伝わると、円相場が下落し、株買いを誘いました。午後は材料難から方向感に乏しい相場展開となりましたが、日経平均は結局、3日ぶりに反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の下にあります。短期トレンドには赤信号が点灯しています。

総合乖離率は-1.4%とマイナス幅を縮め、200日線との乖離率は+0.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、200日線の上にありますが、9日線と25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-8.3ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が3220円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-5.4ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2090円ほど割安であることを示しています

 

日経VI20.78と前日よりやや低下し、VIX15.66と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.2、米国+0.0と日本が5.2ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.11ポイント(日経平均換算で64240円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率2.3%増で、予想値の2.5%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

経済指標を見てみます。

2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のニューヨーク連銀製造業景況指数、1月の鉱工業生産指数、1月の消費者物価指数、1月のISM製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、1月の小売売上高、1月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、12月の製造業受注、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.3万人増で、市場予想の17万人増を下回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の4.1%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

12月の新築住宅販売件数、12月の中古住宅販売件数、11月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、1月の住宅着工件数、2月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.3%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRBはトランプ政権の政策を見極める必要があるとし、1月のFOMCで利下げを一旦停止しました。ECBは、4会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.75%としました。一方、日銀は、1月の金融政策決定会合で0.25ポイントの利上げを決定し、金利水準を0.5%としました。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.19PBR1.39となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.2%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。一方、今期予想利益の伸率は+6.9%で、こちらは3か月前より2.0ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.9%となり、日経平均の割高幅は280円から720円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+280円~+720円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.08ポイントから3.08ポイントと横ばいでした。ドル円相場は円安方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

221日の米国では、2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)などが注目されるでしょう。引き続き、長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを230円ほど下回り、下値も想定ラインを220円ほど上回りました。目先は、25日線(現在39140円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ(現在38330円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、目安の20を上回っています。一方、信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は23日の安値(38402円)を下回らずに反発しました。下降トレンド入りとはならず、もみあいが継続する可能性も残っています。



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Wednesday, February 19, 2025

[2025/02/20]今後の日経平均の見通し

[市況]

219日、NYDowNASDAQは上昇しました。220日の日経平均先物は、前日比320円安で寄り付くと、午前中は220円安から670円安と下落幅を拡げ、午後は720円安から460円安と下落幅を縮めて、結局、460円安で取引を終えました。日経平均の終値は486円安の38678円で、出来高は18.78億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナスに転換しました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態となりました。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

 

219日の米国市場では、メルクやユナイテッドヘルス・グループ、トラベラーズなどディフェンシブ株の一角に買いが入り、指数を支えました。FOMC議事要旨で、量的引き締めの一時停止への言及があったことも好感されました。一方、トランプ政権の関税政策への警戒感は、引き続き投資家心理の重石となりました。結局、NYDowは続伸し、NASDAQ5日続伸しました。

220日の日本市場では、日銀の追加利上げ観測を背景に外国為替市場で円が対ドルで強含んだことから、輸出関連株を中心に売りが優勢となりました。短期筋による株価指数先物への売りも重石となりました。ただ、午後には値ごろ感からの買いや売り方の買い戻しが入り、指数を下支えしました。日経平均は続落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線を下回りました。短期トレンドは青信号から赤信号に変わりました。

総合乖離率は-2.1%とマイナスに転換し、200日線との乖離率は+0.0%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の下に出ました。3つの要素のうち2つがマイナスであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-9.2ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3560円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-6.8ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が2630円ほど割安であることを示しています

 

日経VI20.81と前日より上昇し、VIX15.27と前日より低下しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を上回りました。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態であり、前日比で弱さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.2、米国+0.1と日本が5.3ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.12ポイント(日経平均換算で64340円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率2.3%増で、予想値の2.5%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

経済指標を見てみます。

2月のニューヨーク連銀製造業景況指数、1月の鉱工業生産指数、1月の消費者物価指数、1月のISM製造業景況指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、1月の小売売上高、1月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、12月の製造業受注、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.3万人増で、市場予想の17万人増を下回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の4.1%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

12月の新築住宅販売件数、12月の中古住宅販売件数、11月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、1月の住宅着工件数、2月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.3%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は42負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRBはトランプ政権の政策を見極める必要があるとし、1月のFOMCで利下げを一旦停止しました。ECBは、4会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.75%としました。一方、日銀は、1月の金融政策決定会合で0.25ポイントの利上げを決定し、金利水準を0.5%としました。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.15PBR1.39となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.2%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。一方、今期予想利益の伸率は+6.9%で、こちらは3か月前より2.0ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.7%となり、日経平均の割高幅は460円から280円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+70円~+590円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.12ポイントから3.08ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には下降トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

220日の米国では、週間の新規失業保険申請件数や、2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数のほか、ウォルマート、センターポイント・エナジー、サザン、クアンタ・サービシーズ、ハズブロなどの四半期決算が注目されます。引き続き、長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を下ぶれしました。上値は想定ラインを570円ほど下回り、下値も想定ラインを250円ほど下回りました。目先は、25日線-100円(現在39030円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-2σ-100円(現在38210円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、目安の20を上回りました。また、信用の売り圧力も、強まりました。日経平均は続落し、三角持ち合いを下離れしました。23日の安値(38402円)を下回るかどうかが、下降トレンド入りするかどうかの判断材料となるでしょう。



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Tuesday, February 18, 2025

[2025/02/19]今後の日経平均の見通し

[市況]

218日、NYDowNASDAQは小幅上昇しました。219日の日経平均先物は、前日比60円安で寄り付くと、午前中は10円安から300円安と下落幅を拡げ、午後は240円安から100円安と下落幅を縮めて、結局、120円安で取引を終えました。日経平均の終値は105円高の39164円で、出来高は18.68億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに上回りましたが、個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

218日の米国市場では、ブロードコムがインテルの半導体設計事業の買収を検討していると伝わり、インテルをはじめとした半導体関連株に買いが向かいました。一方、インフレの高止まりやトランプ政権の関税政策に対する警戒感は根強く、相場の上値は限定的でした。NYDowは小幅に反発し、NASDAQは小幅ながら4日続伸しました。また、S&P500はおよそ1か月ぶりに過去最高値を更新しました。

219日の日本市場では、日銀審議委員の金融正常化に積極的な発言を受けて長期金利が上昇し、相対的な割高感が高まった株式は売りが優勢となりました。トランプ大統領が自動車や半導体、医薬品に対する追加完全の引き上げに改めて言及したことも投資家心理の重石となりました。もっとも、その他には目立った材料は見られず、下値模索の動きも限定的でした。日経平均は3日ぶりに反落しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+1.6%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+1.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にあり、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドにも青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-7.9ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3090円ほど割安であることを示しています。また、NYDowとの差は、-5.4ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が2110円ほど割安であることを示しています

 

日経VI19.78と前日より低下し、VIX15.35と前日より低下しました。両指数ともに、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を下回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態であり、前日比で弱さは拡大しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.1、米国+0.1と日本が5.2ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.07ポイント(日経平均換算で65420円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率2.3%増で、予想値の2.5%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

経済指標を見てみます。

2月のニューヨーク連銀製造業景況指数、1月の鉱工業生産指数、1月の消費者物価指数、1月のISM製造業景況指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、1月の小売売上高、1月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、12月の製造業受注、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標は75負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.3万人増で、市場予想の17万人増を下回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の4.1%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

12月の新築住宅販売件数、12月の中古住宅販売件数、12月の住宅着工件数、11月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。一方、2月の住宅市場指数は市場予想を下回りました。11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.3%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は51負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRBはトランプ政権の政策を見極める必要があるとし、1月のFOMCで利下げを一旦停止しました。ECBは、4会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.75%としました。一方、日銀は、1月の金融政策決定会合で0.25ポイントの利上げを決定し、金利水準を0.5%としました。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.36PBR1.41となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.2%となり、これは3か月前より0.1ポイント改善されています。一方、今期予想利益の伸率は+6.5%で、こちらは3か月前より2.0ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前日のNYDowが上昇したにもかかわらず下落しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.2%となり、日経平均の割高幅は550円から460円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+70円~+590円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.09ポイントから3.12ポイントに拡大しました。ドル円相場はもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的には上昇トレンドで、中期的にも上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

219日の米国では、1月の住宅着工件数やFOMC議事要旨のほか、ガーミン、トリンブル、アナログ・デバイセズなどの四半期決算が注目されます。引き続き、長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを350円ほど下回り、下値も想定ラインを80円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ(現在39540円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ(現在38700円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、目安の20を下回っています。また、信用の売り圧力は、弱い状態です。きょうの日経平均は反落しました。日足チャートの形は三角持ち合いとなっており、材料次第で、上下どちらかに離れるタイミングが近付いているように見えます。



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Monday, February 17, 2025

[2025/02/18]今後の日経平均の見通し

[市況]

217日、米国市場は休場で、取引はありませんでした。218日の日経平均先物は、前日比50円安で寄り付くと、午前中は70円安から190円高と上昇に転じ、午後は300円高から80円高の間で上下して、結局、90円高で取引を終えました。日経平均の終値は96円高の39270円で、出来高は18.27億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱い状態です。

 

217日の米国はプレジデント・デーの祝日で、株式市場は休場でした。

218日の日本市場では、欧州の軍備増強への思惑を背景に17日の欧州株式市場が上昇した流れを受け、三菱重工など防衛関連が物色されました。また、日銀の追加利上げ観測を受けて長期金利が上昇したことから、銀行株が買われました。外国為替市場で円高ドル安進行が一服したことも、輸出関連株には追い風になりました。日経平均は続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+2.6%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+1.6%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-7.6ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2980円ほど割安であることを示しています。一方、NYDowとの差は、-5.2ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2040円ほど割安であることを示しています

 

日経VI19.87と前日より低下し、VIX15.37と前日より上昇しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を下回りました。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.1、米国+0.1と日本が5.2ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.04ポイント(日経平均換算で64330円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率2.3%増で、予想値の2.5%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

経済指標を見てみます。

1月の鉱工業生産指数、1月の消費者物価指数、1月のISM製造業景況指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、1月の小売売上高、1月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、12月の製造業受注、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、1月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.3万人増で、市場予想の17万人増を下回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の4.1%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

12月の新築住宅販売件数、12月の中古住宅販売件数、12月の住宅着工件数、1月の住宅市場指数、11月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。また、11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.3%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は60負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRBはトランプ政権の政策を見極める必要があるとし、1月のFOMCで利下げを一旦停止しました。ECBは、4会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.75%としました。一方、日銀は、1月の金融政策決定会合で0.25ポイントの利上げを決定し、金利水準を0.5%としました。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.36PBR1.41となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.2%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。一方、今期予想利益の伸率は+7.0%で、こちらは3か月前より1.8ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

前日の米国市場は休場でしたが、日経平均は上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.4%となり、日経平均の割高幅は590円から550円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、-220円~+590円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.11ポイントから3.09ポイントに縮小しましたが、ドル円相場は円高が一服しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

218日の米国では、2月のニューヨーク連銀製造業景況指数や、2月の住宅市場指数のほか、エンタジー、メドトロニック、バルカン・マテリアルズ、ジェニュイン・パーツなどの四半期決算が注目されます。引き続き、長期金利の動向も株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを130円ほど下回り、下値も想定ラインを400円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+100円(現在39640円近辺)が上値の目安に、25日線-200円(現在38890円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、目安の20を下回りました。また、信用の売り圧力は、弱い状態です。日経平均は続伸しました。ボリンジャーバンド+2σ(現在39977円)近辺まで上昇する可能性はまだありそうですが、新たな材料が必要なようです。



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Sunday, February 16, 2025

[2025/02/17]今後の日経平均の見通し

[市況]

214日、NYDowは下落し、NASDAQは上昇しました。215日の日経平均先物は、前日比40円高で寄り付くと、午前中は120円安から120円高の間で上下し、午後は20円安から110円高の間で上下して、結局、90円高で取引を終えました。日経平均の終値は24円高の39174円で、出来高は18.79億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、やや強い状態です。

 

214日の米国市場では、1月の小売売上高が市場予想を下回ったことが投資家心理の重石となり、景気敏感株や消費関連株の一角が売りに押されました。ディフェンシブ株が軒並み売られたことも重石となりました。ただ、トランプ政権が相互関税の発動までに準備期間を設けると伝わったことや、長期金利が低下したことなどは投資家心理の支えとなりました。結局、NYDowは反落し、NASDAQ3日続伸しました。

217日の日本市場では、長期金利の上昇を受けて銀行や保険といった金融株が買われました。一方、外国為替市場の円高ドル安進行を受け、自動車など輸出関連株には売りが向かいました。決算を手がかりとした個別銘柄の売買も活発でしたが、日経平均は前日終値を挟んだ狭いレンジ内で推移し、結局は小幅に反発しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。

総合乖離率は+1.9%とプラス幅をやや拡げ、200日線との乖離率は+1.3%と前日比横ばいでした。一目均衡表では雲の中にあります。3つの要素のうちプラスは2つであり、中期トレンドには黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドには青信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均線と株価の乖離率の差は、-8.1ポイントとマイナス幅を拡げ、日経平均が3170円ほど割安であることを示しています。一方、NYDowとの差は、-5.5ポイントとマイナス幅を縮め、日経平均が2150円ほど割安であることを示しています

 

日経VI20.53と前日より低下し、VIX14.77と前日より低下しました。日経VIは、投資家が相場変動に警戒を強めているとされる目安の20を上回っています。NYDowと比べて、日経平均は弱い状態ですが、前日比で弱さは縮小しました。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-5.1、米国+0.0と日本が5.1ポイント割安ですが、OECD2025年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.3、米国が+4.4)1.1ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より4.05ポイント(日経平均換算で64860円)割安となっています。

 

市場は現在、「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「中東やウクライナ情勢をめぐる地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP速報値は前期比年率2.3%増で、予想値の2.5%増を下回りました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

経済指標を見てみます。

1月の鉱工業生産指数、1月の消費者物価指数、1月のISM製造業景況指数、1月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、1月の小売売上高、1月の耐久財受注は市場予想と一致しました。一方、2月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月のISM非製造業景況指数、12月の製造業受注、1月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、1月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は66負で、景気・金利の両面で中立材料です。

 

米国の1月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比14.3万人増で、市場予想の17万人増を下回りました。一方、失業率は4.0%で、前月の4.1%から改善されました。雇用は、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという面では強気材料です

 

米国の住宅関連の指標を見てみます。

12月の新築住宅販売件数、12月の中古住宅販売件数、12月の住宅着工件数、1月の住宅市場指数、11月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を上回りました。また、11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+4.3%で、市場予想を上回りました。住宅関連の指標は60負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが鈍化するという面では弱気材料です

 

欧米日の金融政策をまとめてみます。

FRBはトランプ政権の政策を見極める必要があるとし、1月のFOMCで利下げを一旦停止しました。ECBは、4会合連続で利下げを実施し、中銀預金金利を2.75%としました。一方、日銀は、1月の金融政策決定会合で0.25ポイントの利上げを決定し、金利水準を0.5%としました。また、ETFの買い入れ終了、YCC(長期金利の誘導)の終了、国債買い入れの減額を決定しています。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER15.38PBR1.41となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.2%となり、これは3か月前より0.3ポイント改善されています。一方、今期予想利益の伸率は+6.7%で、こちらは3か月前より0.7ポイント悪化しています。


[今後の見通し]

日経平均は、前週末のNYDowが下落したにもかかわらず小幅に上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.6%となり、日経平均の割高幅は70円から590円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-220円~+590円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、3.19ポイントから3.11ポイントに縮小しました。ドル円相場は円高方向に推移しました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均は、短期的には上昇トレンドで、中期的にはもみあいです。

 

217日の米国はプレジデント・デーの祝日で、株式市場は休場です。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを390円ほど下回り、下値も想定ラインを270円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ+100円(現在39630円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ+100円(現在38750円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VIは、目安の20を上回る高水準にあります。また、信用の売り圧力は、やや強い状態です。日経平均は小幅に反発しました。ボリンジャーバンド+2σ(現在39971円)近辺まで上昇する可能性はまだありそうですが、新たな材料が必要なようです。



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