日経平均の予想

Tuesday, April 23, 2019

[2019/04/23]今後の日経平均の見通し

[市況]
422日、NYDowは小幅下落し、NASDAQは小幅上昇しました。423日の日経平均先物は、前日終値と同値で寄り付くと、午前中は30円高から130円安と下げに転じ、午後は90円安から20円高と上昇に転じて、結局は前日終値と同値で取引を終えました。日経平均の終値は41円高の22259円で、出来高は9.95億株と低水準でした。高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

422日の米国市場では、主要企業の13月期決算の発表が本格化するのを控え、結果を見極めたいとして取引を見送るムードが支配的でした。そんな中、ボーイング株が下げ、NYDowを押し下げました。
423日の日本市場では、週末から始まる10連休を意識した利益確定の売りが重石となりました。ただ、国内外の主要企業の決算を見極めたいとの思惑から、持ち高を一方に傾ける動きは限定的でした。内需株やディフェンシブ銘柄には買い戻しが入り、相場を支えました。

 [テクニカル視点]
日経平均は9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。
総合乖離率は+9.1%と前日よりプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+1.7%と前日よりプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。
また、ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。
NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

日米市場(日経平均とNASDAQ)200日移動平均線と株価の乖離率の差は-5.2ポイントで、中長期的には日本市場が米国市場より1160円ほど割安であることを示しています

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECD2020年予想実質GDP伸び率の日米差(-1.4ポイント)や金利差、予想PERを考慮すると、ファンダメンタル面では中長期的に日本市場が米国市場に比べて3.36ポイント(日経平均で16280円程度)割安であることを示しています。日本市場の割安感は日米の金利差と今期予想増益率差によるもので、長期的には大幅に割安です。

市場は現在、「英国のEU離脱やトランプ政権の通商政策の金融市場全体への影響」「中国の景気と世界経済や金・穀物・原油価格への影響」「アベノミクスによる日本経済のデフレ脱却の成否」「米国の景気、雇用状況、住宅市況」「米国の利上げに伴う新興国市場の減速懸念」「中東やウクライナ情勢を巡る地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

米国の1012月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、速報値の2.6%増から下方修正されました1012月期の米主要企業の決算は、貿易摩擦の影響を受けつつも、おおむね良好でした。

経済指標を見てみます。3月の小売売上高、4月のニューヨーク連銀製造業景気指数、2月の耐久財受注、3月のISM製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、4月のミシガン大学消費者信頼感指数、3月のISM非製造業景況指数、3月のシカゴ購買部協会景気指数,3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標は56負で、景気面ではやや弱気材料ですが、利上げしにくくなるという面ではやや強気材料です。

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比196000人増で、市場予想の177000人増を上回りました。一方、失業率は3.8%で、先月の3.8%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げしやすくなるという面では弱気材料です。

米国の住宅関連の指標を見てみます。2月の新築住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、4月の住宅市場指数は市場予想と一致しました。一方、3月の中古住宅販売件数、3月の住宅着工件数、2月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を下回りました。また、1月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年比+3.6%で、市場予想の+3.8%を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利上げしにくくなるという面では強気材料です。

先進国の財政赤字が根本的に解決されるにはかなり時間がかかりそうですが、先進国は大規模な財政出動を容認する方向に舵を切りつつあります。にもかかわらず、景気後退リスクが意識されており、長期金利が下降傾向にあることは気がかりです。直近では長短金利の逆転状態も見られ、これがどの程度続くかには注意が必要です。

欧米日の金融政策をまとめてみます。FRBは追加利上げを年内は見送りする方針です。ECBは政策金利の一段の引き下げに加え、民間銀行が中央銀行に預け入れる際のマイナス金利を-0.2%まで拡大しています。ただ、国債の買い取りを含む量的緩和政策は、2018年末で終了しました。一方、日銀は2%のインフレ目標を設定し、加えて20141031日からはマネタリーベースが年間約80兆円に相当するペースで増加するよう調整するとし、さらにETFを従来の2倍の6兆円まで買い入れ、マイナス金利も継続、長期金利操作と金融緩和の継続期間を明確化する、などの金融緩和策を実施しています。

金融不安の気配を知るのに役立つのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、416 2.6008% 417 2.5915% 418 2.5811%と推移しています。20155月までの25か月は低下傾向でしたが、その後は上昇傾向にあります。直近では上昇は一服していますが、ギリシャ財政危機直前の201153日の0.346%を上回り、201215日につけたピークの0.5825%をも大きく上回っており、世界的に債務が大きく膨らんでいることを暗示しています。金融システム危機はいつ再燃してもおかしくない水準と言えます。なお、20181220日に記録した2.8237%が、ここ5年の最高金利です。

一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER12.6PBR1.13となっています。13月期の決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-6.3%で、こちらは3か月前より3.2ポイント悪化しています。

[今後の見通し]
日経平均は、前日のNYDowが下落したにもかかわらず上昇しました。結果、NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.6%となり、日経平均の割高幅は90円から120円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+50円 から+210円の間で推移しています。
一方、中長期的に見ると、ファンダメンタル面では日本市場は米国市場よりかなり割安で、テクニカル面でも割安となっています。

日米の長期金利の差は2.61ポイントから2.62ポイントに拡大しました。ドル円相場は小動きでした。

テクニカル面を見ると、米国市場は、短期的・中期的に上昇トレンドです。日経平均も、短期的・中期的に上昇トレンドです。

ファンダメンタル面も見てみましょう。
LIBOR銀行間金利は、ここ5年来の最高値を更新して上昇しており、金融システム危機への懸念があることを示しています。欧州の金融機関の健全性が疑問視されています。
上海銀行間取引金利は落ち着いていますが、今後も株価の急激な変化に注意が必要です。また、北京と上海の不動産価格は横ばいですが、引き続き国有企業・中国の地方政府を含めた不良債権問題に注意が必要です。
米国の経済指標は好転しているものの、利上げには打ち止め感が出はじめました。目先の長期金利の上昇にはブレーキがかかりつつあります。対ドルで円安が進みにくくなっています。
欧州市場でも景気回復の兆しが見られます。ECBはマイナス金利政策を継続していますが、量的緩和は2018年末に終了しました。EUも金融正常化へ向かう様子です。

423日の米国市場では、3月の新築住宅販売のはか、TI、ツイッター、P&G、イーベイ、ハーレーダビッドソン、ニューコア、ステート・ストリート、コカ・コーラ、ベライゾン・コミュニケーションズ、ロッキード・マーティン、ユナイテッド・テクノロジーズなどの四半期決算が注目されそうです。

今日の日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを200円ほど下回り、下値は想定ラインの近辺で、20円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ-100(現在22360円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ-100(現在22000円近辺)が下値の目安になりそうです。



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Monday, April 22, 2019

[2019/04/22]今後の日経平均の見通し

[市況]
419日、NYDowNASDAQは休場でした。422日の日経平均先物は、前日終値と同値で寄り付くと、午前中は80円高から110円安の間で上下し、午後は40円高から30円安の間でもみあって、結局40円高で取引を終えました。日経平均の終値は17円高の22217円で、出来高は8.70億株と低水準でした。高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

419日の米国はグッドフライデーの祝日で、米国市場は休場でした。
420日の日本市場では、市場参加者が少なく新奇な材料も乏しい中、個人投資家の押し目買いが相場を支えました。日経平均は午前の売り一巡後は小動きとなり、結局は小幅に続伸しました。

 [テクニカル視点]
日経平均は9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。
総合乖離率は+8.8%と前週末から横ばいで、200日線との乖離率も+1.5%と前週末から横ばいでした。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。
また、ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。
NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

日米市場(日経平均とNASDAQ)200日移動平均線と株価の乖離率の差は-5.2ポイントで、中長期的には日本市場が米国市場より1160円ほど割安であることを示しています

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECD2020年予想実質GDP伸び率の日米差(-1.4ポイント)や金利差、予想PERを考慮すると、ファンダメンタル面では中長期的に日本市場が米国市場に比べて3.37ポイント(日経平均で16270円程度)割安であることを示しています。日本市場の割安感は日米の金利差と今期予想増益率差によるもので、長期的には大幅に割安です。

市場は現在、「英国のEU離脱やトランプ政権の通商政策の金融市場全体への影響」「中国の景気と世界経済や金・穀物・原油価格への影響」「アベノミクスによる日本経済のデフレ脱却の成否」「米国の景気、雇用状況、住宅市況」「米国の利上げに伴う新興国市場の減速懸念」「中東やウクライナ情勢を巡る地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

米国の1012月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、速報値の2.6%増から下方修正されました1012月期の米主要企業の決算は、貿易摩擦の影響を受けつつも、おおむね良好でした。

経済指標を見てみます。3月の小売売上高、4月のニューヨーク連銀製造業景気指数、2月の耐久財受注、3月のISM製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、4月のミシガン大学消費者信頼感指数、3月のISM非製造業景況指数、3月のシカゴ購買部協会景気指数,3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標は56負で、景気面ではやや弱気材料ですが、利上げしにくくなるという面ではやや強気材料です。

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比196000人増で、市場予想の177000人増を上回りました。一方、失業率は3.8%で、先月の3.8%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げしやすくなるという面では弱気材料です。

米国の住宅関連の指標を見てみます。2月の新築住宅販売件数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、4月の住宅市場指数は市場予想と一致しました。一方、3月の住宅着工件数、2月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想を下回りました。また、1月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年比+3.6%で、市場予想の+3.8%を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立材料です。

先進国の財政赤字が根本的に解決されるにはかなり時間がかかりそうですが、先進国は大規模な財政出動を容認する方向に舵を切りつつあります。にもかかわらず、景気後退リスクが意識されており、長期金利が下降傾向にあることは気がかりです。直近では長短金利の逆転状態も見られ、これがどの程度続くかには注意が必要です。

欧米日の金融政策をまとめてみます。FRBは追加利上げを年内は見送りする方針です。ECBは政策金利の一段の引き下げに加え、民間銀行が中央銀行に預け入れる際のマイナス金利を-0.2%まで拡大しています。ただ、国債の買い取りを含む量的緩和政策は、2018年末で終了しました。一方、日銀は2%のインフレ目標を設定し、加えて20141031日からはマネタリーベースが年間約80兆円に相当するペースで増加するよう調整するとし、さらにETFを従来の2倍の6兆円まで買い入れ、マイナス金利も継続、長期金利操作と金融緩和の継続期間を明確化する、などの金融緩和策を実施しています。

金融不安の気配を知るのに役立つのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、416 2.6008% 417 2.5915% 418 2.5811%と推移しています。20155月までの25か月は低下傾向でしたが、その後は上昇傾向にあります。直近では上昇は一服していますが、ギリシャ財政危機直前の201153日の0.346%を上回り、201215日につけたピークの0.5825%をも大きく上回っており、世界的に債務が大きく膨らんでいることを暗示しています。金融システム危機はいつ再燃してもおかしくない水準と言えます。なお、20181220日に記録した2.8237%が、ここ5年の最高金利です。

一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER12.5PBR1.13となっています。13月期の決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-6.3%で、こちらは3か月前より3.2ポイント悪化しています。

[今後の見通し]
前週末のNYDowは休場でしたが、日経平均は上昇しました。結果、NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.4%となり、日経平均の割高幅は50円から90円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、+50円 から+250円の間で推移しています。
一方、中長期的に見ると、ファンダメンタル面では日本市場は米国市場よりかなり割安で、テクニカル面でも割安となっています。

日米の長期金利の差は2.60ポイントから2.61ポイントに拡大しました。ドル円相場は小動きでした。

テクニカル面を見ると、米国市場は、短期的・中期的に上昇トレンドです。日経平均も、短期的・中期的に上昇トレンドです。

ファンダメンタル面も見てみましょう。
LIBOR銀行間金利は、ここ5年来の最高値を更新して上昇しており、金融システム危機への懸念があることを示しています。欧州の金融機関の健全性が疑問視されています。
上海銀行間取引金利は落ち着いていますが、今後も株価の急激な変化に注意が必要です。また、北京と上海の不動産価格は横ばいですが、引き続き国有企業・中国の地方政府を含めた不良債権問題に注意が必要です。
米国の経済指標は好転しているものの、利上げには打ち止め感が出はじめました。目先の長期金利の上昇にはブレーキがかかりつつあります。対ドルで円安が進みにくくなっています。
欧州市場でも景気回復の兆しが見られます。ECBはマイナス金利政策を継続していますが、量的緩和は2018年末に終了しました。EUも金融正常化へ向かう様子です。

422日の米国市場では、3月の中古住宅販売件数のほか、ハリバートンやキンバリークラークなどの四半期決算が注目されそうです。

今日の日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを130円ほど下回り、下値は想定ラインを40円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ(現在22410円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ(現在22060円近辺)が下値の目安になりそうです。



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Saturday, April 20, 2019

[2019/04/21]今週の日経平均の見通し

[ファンダメンタルの現状認識]
先週の米国市場では、1-3月期決算が市場予想を上回る企業が多く、買いが優勢となりました。一方、中長期的には、米国政治の混乱FRBの利上げ、欧州政治の混乱、欧州の銀行の信用力不足と信用収縮懸念中国など新興国の景気減速、貿易戦争などによる世界経済の減速懸念や、中東、朝鮮半島やウクライナの地政学的リスクに引き続き注意が必要です。

日米市場のイールド・スプレッドの差は、発表された2020年のOECDの実質GDP予想値を考慮すると、日本市場が3.32ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER17.4に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER12.6との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。
これは、現在の日経平均の価格に対して、2020年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに3.3%分拡がる(日本が下方修正又は米国が上方修正される)か、又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER21.7程度になる(今期業績が下方修正されるか、又は、日経平均が38180円程度となると、日米市場が均衡すると解釈できますので、中長期的に日本市場は15980円ほど割安です。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP
③日米の金利差の拡大と一段の円安、
OECDによる日本の2020GDP予測値(現在+0.68%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、

最近の動きを見ると、
   先週のNYDowの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。今週は住宅指標、四半期決算発表、3月の耐久財受注、1-3月期のGDP、が注目されそうです。NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目したいと思います。
   日経225採用銘柄の今期予想増益率は10-12月期の決算発表に伴い、ROE予想値は9.0%3ヶ月前に比べて0.1ポイント悪化しています。また、今期業績予想の利益伸び率は-6.3%3ヶ月前に比べて3.1ポイント悪化しています。
   米国の長期金利は低下し、日米の金利差は2.63%から2.60%と縮小して、為替は111台から112円台で円高方向の動きでした。
   OECDの日米の2020年の実質GDP伸び率予測が改定されて、日本が+0.68%で、米国は+2.13%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.45ポイント劣ります。
   42週は買い越しで、43週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。
5つのポイントのうち、①が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に5.2ポイント(日経平均に勘算すると1150円程度)割安となっています。先週と比べ割安幅は縮小しました。

日経平均は、一目均衡表の雲の上に在ります。総合乖離率は+8.8%となり先週と比較してプラス幅が拡大しました。200日移動平均線乖離率は+1.5%でプラス転換しました。3つの要素がプラスですので、中期トレンドは、"青信号"が点灯しています。
日経平均は、9日線、25日線の上にあります。短期的トレンドには"青信号"が点灯しています。

米国市場ではNY Dow200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaq200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表の雲の上に在ります。
短期的には青信号"で、中期的にも青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
米国市場をファンダメンタル面で見ると米国の利上げ、米企業業績の伸び悩み、信用収縮に伴う金融市場混乱、北朝鮮の情勢、ハイイールド債市場の下落などの懸念は後退しているものの、世界的な長期金利低下傾向、米国の景気減速、原油相場の低迷、米国政治の不透明感、EU圏の銀行の信用力不足と政治情勢、中国など新興国の景気減速や貿易戦争に伴う世界経済減速懸念、中東やウクライナの地政学的リスクなどがリスク要因として存在します。

中国の不動産価格は大都市では横ばいですが設備過剰など中国全体の不良債権問題は解消していません。処理を急ぐと目先の市場下落を招き、先延ばしすると景気後退が長引く懸念があります。

また、直近のLIBOR金利は上昇傾向で、ここ5年来の高値を更新し続け、世界全体の不良債務が増加を続けていることを暗示しており、金融不安再燃の可能性が意識されています。

一方、好材料としては米国の緩やかな利上げペースの可能性、トランプ大統領の政策期待、日銀による2%のインフレターゲットの設定やマイナス金利導入と80兆の国債・6兆円のETF購入などの金融緩和措置に加え、長期金利操作と金融緩和の継続期間明確化やECBによる政策金利水準の年内維持表明などが揚げられます。

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです

先週の為替市場を分析すると、米国の長期金利は低下し、日米長期金利差は縮小して、為替は週間では円高でした。今週は111円台から112円台が想定されます。こからは、テクニカル指標、米国市場動向、為替の動き、外国人投資家動向を注目する必要があります。


先週の日経平均は、想定レンジを上回りました。上値は想定ラインを130円ほど上回り、下値は想定ラインを420円ほど上回りました。今週の日経平均は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在22350円近辺)で、下値は25日平均線(現在21680円近辺)の間での動き想定されます


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Friday, April 19, 2019

[2019/04/19]今後の日経平均の見通し

[市況]
418日、NYDowNASDAQは上昇しました。419日の日経平均先物は、前日比140円高で寄り付くと、午前中は140円高から80円高の間でもみあい、午後は110円高から50円高の間でもみあって、結局90円高で取引を終えました。日経平均の終値は110円高の22200円で、出来高は9.29億株と比較的低水準でした。高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。

418日の米国市場では、3月の小売売上高が市場予想を上回ったことや、ハネウェルやトラベラーズの決算発表が市場予想を上回ったことなどを受けて投資家心理が上向き、買いが優勢となりました。ただ、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。
419日の日本市場では、前日の米株式相場の上昇が好感され、買いが優勢となりました。外国為替市場で円相場が1ドル112円近辺の円安水準で推移したことや、中国の広東省で主力ゲーム機の販売が承認されたと伝わった任天堂が大幅高となったことなども投資家心理を上向かせました。ただ、週末とあって持ち高調整の売りも出て、指数の上値は限定的でした。

 [テクニカル視点]
日経平均は9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには青信号が点灯しています。
総合乖離率は+8.8%と前日よりプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+1.5%と前日よりプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドにも青信号が点灯しています。
また、ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、9日線・25日線・200日線の上にあります。
NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには青信号が、中期トレンドにも青信号が点灯しています。

日米市場(日経平均とNASDAQ)200日移動平均線と株価の乖離率の差は、前日より0.5ポイント縮小して-5.2ポイントとなり、中長期的には日本市場が米国市場より1150円ほど割安であることを示しています

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECD2020年予想実質GDP伸び率の日米差(-1.4ポイント)や金利差、予想PERを考慮すると、ファンダメンタル面では中長期的に日本市場が米国市場に比べて3.32ポイント(日経平均で15980円程度)割安であることを示しています。日本市場の割安感は日米の金利差と今期予想増益率差によるもので、長期的には大幅に割安です。

市場は現在、「英国のEU離脱やトランプ政権の通商政策の金融市場全体への影響」「中国の景気と世界経済や金・穀物・原油価格への影響」「アベノミクスによる日本経済のデフレ脱却の成否」「米国の景気、雇用状況、住宅市況」「米国の利上げに伴う新興国市場の減速懸念」「中東やウクライナ情勢を巡る地政学リスク」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

米国の1012月期のGDP確定値は前期比年率2.2%増で、速報値の2.6%増から下方修正されました1012月期の米主要企業の決算は、貿易摩擦の影響を受けつつも、おおむね良好でした。

経済指標を見てみます。3月の小売売上高、4月のニューヨーク連銀製造業景気指数、2月の耐久財受注、3月のISM製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月の鉱工業生産指数、4月のミシガン大学消費者信頼感指数、3月のISM非製造業景況指数、3月のシカゴ購買部協会景気指数,3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標は56負で、景気面ではやや弱気材料ですが、利上げしにくくなるという面ではやや強気材料です。

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比196000人増で、市場予想の177000人増を上回りました。一方、失業率は3.8%で、先月の3.8%から横ばいでした。雇用は、景気面では強気材料ですが、利上げしやすくなるという面では弱気材料です。

米国の住宅関連の指標を見てみます。2月の新築住宅販売件数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。また、4月の住宅市場指数は市場予想と一致しました。一方、2月の中古住宅販売仮契約指数、2月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。また、1月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年比+3.6%で、市場予想の+3.8%を下回りました。住宅関連の指標は33負で、景気・金利の両面で中立材料です。

先進国の財政赤字が根本的に解決されるにはかなり時間がかかりそうですが、先進国は大規模な財政出動を容認する方向に舵を切りつつあります。にもかかわらず、景気後退リスクが意識されており、長期金利が下降傾向にあることは気がかりです。直近では長短金利の逆転状態も見られ、これがどの程度続くかには注意が必要です。

欧米日の金融政策をまとめてみます。FRBは追加利上げを年内は見送りする方針です。ECBは政策金利の一段の引き下げに加え、民間銀行が中央銀行に預け入れる際のマイナス金利を-0.2%まで拡大しています。ただ、国債の買い取りを含む量的緩和政策は、2018年末で終了しました。一方、日銀は2%のインフレ目標を設定し、加えて20141031日からはマネタリーベースが年間約80兆円に相当するペースで増加するよう調整するとし、さらにETFを従来の2倍の6兆円まで買い入れ、マイナス金利も継続、長期金利操作と金融緩和の継続期間を明確化する、などの金融緩和策を実施しています。

金融不安の気配を知るのに役立つのが、金融機関間の取引金利の推移です。代表的な指標であるLIBORドル3か月物金利は、415 2.5880% 416 2.6008% 417 2.5915%と推移しています。20155月までの25か月は低下傾向でしたが、その後は上昇傾向にあります。直近では上昇は一服していますが、ギリシャ財政危機直前の201153日の0.346%を上回り、201215日につけたピークの0.5825%をも大きく上回っており、世界的に債務が大きく膨らんでいることを暗示しています。金融システム危機はいつ再燃してもおかしくない水準と言えます。なお、20181220日に記録した2.8237%が、ここ5年の最高金利です。

一方、日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER12.6PBR1.14となっています。13月期の決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE9.0%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-6.2%で、こちらは3か月前より3.1ポイント悪化しています。

[今後の見通し]
日経平均は、前日のNYDowの上昇と連動して上げました。結果、NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.3%となり、日経平均の割高幅は60円から50円に縮小しました。プレミアム値は、ここ一週間、+50円 から+250円の間で推移しています。
一方、中長期的に見ると、ファンダメンタル面では日本市場は米国市場よりかなり割安で、テクニカル面でも割安となっています。

日米の長期金利の差は2.60ポイントから2.60ポイントと横ばいで。ドル円相場は小動きでした。

テクニカル面を見ると、米国市場は、短期的・中期的に上昇トレンドです。日経平均も、短期的・中期的に上昇トレンドです。

ファンダメンタル面も見てみましょう。
LIBOR銀行間金利は、ここ5年来の最高値を更新して上昇しており、金融システム危機への懸念があることを示しています。欧州の金融機関の健全性が疑問視されています。
上海銀行間取引金利は落ち着いていますが、今後も株価の急激な変化に注意が必要です。また、北京と上海の不動産価格は横ばいですが、引き続き国有企業・中国の地方政府を含めた不良債権問題に注意が必要です。
米国の経済指標は好転しているものの、利上げには打ち止め感が出はじめました。目先の長期金利の上昇にはブレーキがかかりつつあります。対ドルで円安が進みにくくなっています。
欧州市場でも景気回復の兆しが見られます。ECBはマイナス金利政策を継続していますが、量的緩和は2018年末に終了しました。EUも金融正常化へ向かう様子です。

419日の米国はグッドフライデーの休日で、米国市場は休場です。

今日の日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを100円ほど下回り、下値は想定ラインを250円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+2σ(現在22350円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド+1σ(現在22010円近辺)が下値の目安になりそうです。



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