日経平均の予想: [2026/04/06]今後の日経平均の見通し

Monday, April 06, 2026

[2026/04/06]今後の日経平均の見通し

[市況]

43日の米国市場は休場でした。46日の日経平均先物は、前日比150円安で寄り付くと、午前中は180円安から950円高と上昇に転じ、午後は760円高から260円高の間で上下して、結局、340円高で取引を終えました。日経平均の終値は290円高の53413円で、出来高は16.51億株でした。

高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡げました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態です。

空売り比率は、5日平均を3日ぶりに下回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、弱まりました。

 

43日の米国は聖金曜日の祝日で、株式市場は休場でした。

46日の日本市場では、足元で相場の下落基調が続いていることから、値がさのAI関連や半導体関連株を中心に自律反発狙いの買いが先行しました。「米国とイランおよび仲介国が45日の停戦条件について協議している」と報じられたことや、商船三井の関連会社が保有するタンカーがホルムズ海峡を通過したと伝わったことも追い風となりました。ただ、エネルギーの供給不安は根強く、午後は上値が重くなりました。日経平均は続伸しました。

 

[テクニカル視点]

日経平均は、9日線の上にありますが、25日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。

総合乖離率は+10.1%とプラス幅を拡げ、200日線との乖離率も+11.3%とプラス幅を拡げました。一目均衡表では雲の下にあります。3つの要素のうち2つがプラスであり、中期トレンドにも黄信号が点灯しています。

ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線の下にありますが、9日線と200日線の上にあります。

 

NYDowは、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。NASDAQも、25日線と200日線の下にありますが、9日線の上にあります。一目均衡表では雲の下にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が点灯しています。中期トレンドには赤信号が点灯しています。

 

日経平均とNASDAQ200日移動平均乖離率の差は、+13.8ポイントとプラス幅を拡げ、日平均が7370円ほど割高であることを示しています。また、NYDowとの差は、+12.0ポイントとプラス幅を拡げ、日経平均6410円ほど割高であることを示しています

 

日経VI38.60と前日より大幅に上昇し、VIX23.87と前日比横ばいでした。両指数ともに、投資家が不安を強めているとされる目安の20を上回っています。

 

[ファンダメンタルの現状認識]

イールドスプレッドは、日本-2.61、米国-0.56と日本が2.05ポイント割安ですが、OECD2026年予想GDP伸び率の日米差(日本が+3.2、米国が+4.7)1.5ポイント日本が下回っています。これらを勘案すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より0.55ポイント(日経平均換算で6530円)割安となっています。

 

市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界経済に与える影響」「中国景気が世界経済や金・穀物・原油価格に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

 

米国の1012月期のGDP改定値は前期比年率0.7%増で、速報値の1.4%増から下方修正されました。また、1012月期の米企業の決算は、概ね好調です。

 

米国の経済指標は:

3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月のISM製造業景況指数、2月の小売売上高、3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産指数、1月の製造業受注は市場予想と一致しました。一方、3月のシカゴ購買部協会景気指数、3月のミシガン大学消費者信頼感指数、1月の耐久財受注、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を下回りました。経済指標は84負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の3月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比17.8万人増で、市場予想の6万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.4%から改善されました。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

 

米国の住宅関連の指標は:

3月の住宅市場指数、2月の中古住宅販売件数は市場予想を上回りました。一方、1月の新築住宅販売件数、1月の中古住宅販売仮契約指数、1月の住宅着工件数は市場予想を下回りました。1月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+1.2%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は24負で、景気面では弱気材料ですが、利下げペースが上がるという点では強気材料です。

 

欧米日の金融政策は:

FRBは、3月のFOMCでも政策金利を据え置きました。また、26年と27年にそれぞれ1回の利下げ見通しも維持されました。ECBは、2月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。日銀は、3月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きました。


日経平均採用銘柄全体では、今期予想PER19.92PBR1.76となっています。直近の四半期決算発表に伴い、企業の今期収益力の見通しである予想ROE8.8%となり、これは3か月前より0.1ポイント悪化しています。また、今期予想利益の伸率は-1.6%で、こちらは3か月前より3.2ポイント改善されています。


[今後の見通し]

前週末日の米国市場は休場でしたが、きょうの日経平均は上昇しました。NYDowに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.2%となり、日経平均は360円の割安から80円の割高に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-1300円~+700円の間で推移しています。

 

日米の長期金利の差は、1.93ポイントから1.95ポイントに拡大しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

 

テクニカル面を見ると、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には下降トレンドです。日経平均は、短期的にはもみあいで、中期的にももみあいです。

 

46日の米国市場では、3月のISM非製造業景況指数などが注目されるでしょう。引き続き、原油価格の動向なども株式相場に影響を与えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は想定ラインを100円ほど下回り、下値は想定ラインを970円ほど上回りました。目先は、25日線+800円(現在54640円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ(現在52330円近辺)が下値の目安となります。

 

日経VI30を上回る高水準にあります。一方、信用の売り圧力は、弱まりました。日経平均は続伸しました。42日の高値(54258円)を終値で上回れるかどうかが、目先の注目点です。



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