Tuesday, May 27, 2008

<080527>日経平均の今後の見通し

[市況]
26日のNYSEとNASDAQは休場でしたが、日経平均は60円ほど高く寄りつき、その後も堅調な展開が終日続き、結局203円高で引けました。外人は440万株の売り越しで、出来高も15.7億株と低水準ながら、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅を縮小しましたが、個別銘柄は"売り"有利な状況です。
26日の米国株式市場は、休場でした。27日の日本市場では、前日の大幅安に対する反動で自動車や鉄鋼など主力株に値ごろ感からの買いが入りました。商品相場の上昇が収益につながりやすい商社株は上昇したほか、銀行や保険など金融株が買われ、相場全体をけん引しました。アジアの主要な株価指数は上昇が目立ったほか、シカゴ先物取引で米株価指数先物が堅調に推移したことも支援要因となったようです。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の上に在り、総合乖離率は-2.1%とマイナス幅が縮小、200日線との乖離率は-6.3%とマイナス幅が縮小しましたが、3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、"黄信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.2ポイントと変化はなく、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が3.5ポイント下回わるレベルに縮小し、売られ過ぎ感は傾向としては改善方向です。
NY Dowは75日線を割り、一目均衡表の雲の上限に接近してきました。Nasdaqは、5/2の高値を更新しましたが、直近は25日線を割って下落しました。日経平均は、25日線まで戻しました。

[ファンダメンタル視点]
米国市場では原油高と住宅販売伸びなやみから大幅下落しました。今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は完全に払拭されてはいないと考えておかなければなりません。本格反転には公的資金を活用した、破綻懸念の払拭が必須と思われます。5,6月の2ヶ月の間に対策が出ないと7月の決算発表時に波乱も考えておかなければなりません。逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティーの株価は依然として、3月の安値を下回って推移しています。一方、日本企業の3月期決算発表はほぼ終わりましたが、今日現在の日経平均の今期増益率は-2.2%で、予想PERは16.2となりました。

[今後の見通し]
今日は昨日の反動もありましたが、日経平均は思いのほか上げました。その結果、今日現在はNY Dowに比べ3.0%(約430円)のプレミアムが付いています。米国市場に連動すると仮定すれば、いずれ、このプレミアム分は解消されると思われますが、この傾向は今後数日は続きそうです。明日の米国市場の上昇を織り込んだ形です。今夜の米国市場が下落した時の反動は大きそうです。米国市場がよっぽど大きく上昇しないと、明日の日本市場は軟調な展開が予想されます。


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