Friday, May 02, 2008

<080502>日経平均の今後の見通し

[市況]
1日のNYSEとNASDAQが大幅上昇したことを受け、日経平均は180円ほど高く寄りつき、一時前日比300円ほど高くなる場面もありましたが、結局282円高で引けました。出来高は17.2億株と低水準ながら、外人は150万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はプラス幅は拡大しました。個別銘柄は"買い"が有利な状況です。
1日の米国株式市場では、3月の個人消費支出が市場予想を上回ったほか、4月のISM製造業景況感指数も予想以上で、それほど景気は落ち込んでいないとの見方が出て、相場の強気材料になったようです。アナリストが半導体セクターの投資判断を引き上げたことで、インテルなど関連株が上昇。中東の政府系ファンドによる出資積み増しの可能性が報じられたメリルリンチなど金融株も買われました。
2日の日本市場では、米市場が上昇基調を維持していることや円安基調が続いていることなどを背景にした買いが入り、特に不動産株や大手銀行株など金融株の上げが目立ちました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の上に在り、総合乖離率は+4.4%と再びプラスに転換し、200日線との乖離率も-7.1%とマイナス幅は縮小しました。3つの内2つがプラスですので、中期的トレンドは、"青信号"となりました。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.0ポイントと変わらず、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が5.2ポイント下回わるレベルに拡大しましたが、売られ過ぎ感は改善方向です。
NY Dowは25日線、75日線を抜き、一目均衡表の雲の上に出て、2月高値も大きく抜き、75日線も上向きとなり、200日線に接近して来ました。今後は12700が下値抵抗線となる可能性が大と思います。Nasdaqも、25日線、75日線と2月の高値を抜き、一目均衡表の雲の上に抜けました。一方、日経平均は、2月の高値はまだですが、25日線、75日線を抜き、一目均衡表の雲の上に出ました。しかし、日米とも25日線との乖離率は再び警戒域に入りましたので、目先は調整しそうです。

[ファンダメンタル視点]
米国市場ではポジティブな経済指標が発表され、景気に対する安心感がでて大幅上昇しました次は、2日の米雇用統計の発表に関心が移ると思われます。主要企業の決算発表内容はまちまちですが、総じて言えば今のところプラスに作用しているようです。しかし、今後もしばらく不動産下落は続きそうですので、金融機関の破綻懸念は完全に払拭された訳ではないことは忘れてはいけません。本格反転には公的資金を活用した、破綻懸念の払拭が必須と思われますが、米国政府はこの為の検討に2ヶ月の時間的猶予を得たと理解しておくべきでしょう。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。一方、日本企業の3月期決算発表が始まりましたが、今日現在の日経平均の今期増益率は-1.1%で、予想PERも16.3となりました。

[今後の見通し]
日経平均は14,000円台に乗せたことから、目先達成感により相場は一服となる可能性がありますが、早晩200日線(15000円近辺)を目指す動きとなりそうです。


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