Monday, May 26, 2008

<080526>日経平均の今後の見通し

[市況]
23日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は140円ほど安く寄りつき、その後も軟調な展開が終日続き、結局322円安で引けました。外人は50万株の買い越しながら、出来高は18.2億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナスに転換しました、個別銘柄は"売り"有利となりました。
23日の米国株式市場では、原油が再び133ドル台に急反発する場面もあり、米景気や企業業績懸念が改めて広がったことや、4月の中古住宅販売件数は市場予想ほど悪化しなかったものの、在庫件数が急増していたことが悪材料視され、株価指数は一段安となりました。金融株が売られ、自動車部品メーカーのストライキの影響でGMが大幅安となったことも重しでした。
26日の日本市場では、米国市場の下落を嫌気した売りが先行し、その後も原油高を背景にした国内外景気の先行き悪化懸念から軟調に推移しました。26日の米国市場はメモリアルデーのため休場で見送り気分が強く、後場に入ってからは安値圏で膠着状態となりました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の上に在り、総合乖離率は-6.4%とマイナスに転換、200日線との乖離率は-7.8%とマイナス幅が拡大しました。3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、"黄信号"となりました。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.2ポイントと変化はなく、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が5.0ポイント下回わるレベルに拡大しましたが、売られ過ぎ感は傾向としては改善方向です。
NY Dowは75日線を割り、一目均衡表の雲の上限に接近してきました。Nasdaqは、5/2の高値を更新しましたが、直近は25日線を割って下落しました。日経平均は、25日線を割り、5月12日の安値に迫っています。

[ファンダメンタル視点]
米国市場では原油高と住宅販売伸びなやみから大幅下落しました。今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は完全に払拭されてはいないと考えておかなければなりません。本格反転には公的資金を活用した、破綻懸念の払拭が必須と思われます。5,6月の2ヶ月の間に対策が出ないと7月の決算発表時に波乱も考えておかなければなりません。逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティーの株価は依然として、3月の安値を下回って推移しています。一方、日本企業の3月期決算発表はほぼ終わりましたが、今日現在の日経平均の今期増益率は-2.2%で、予想PERは16.2となりました。

[今後の見通し]
今日は日経平均もさすがにNY Dow安に連動して下げました。今日現在もNY Dowに比べ1.9%(約260円)のプレミアムが付いています。米国市場に連動すると仮定すれば、いずれ、このプレミアム分は解消されると思われますが、今日も0.6%分は解消しました。この傾向は今後数日は続きそうです。今夜は米国市場が休場ですので、日経平均は明日も軟調な展開が予想されます。5月12日の安値13541円を割るようですと、2番底を探る展開となると思われます。その場合、75日線とボリンジャーバンド-2σが重なる13350円前後の下値目標が想定されます。

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