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Sunday, July 12, 2009

<20090712>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
中長期的には、世界的な雇用の悪化と不動産価格の下げによる信用収縮傾向は今後も続く可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週の米国市場は雇用統計の悪化が尾を引き下落しました。今週は、金融機関を中心に4-6月期決算発表が注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が0.9ポイント割高に変化しました。先週と比べ割高度は0.3ポイント拡大しました。3月度決算発表がほぼ終了し、日本市場は米国市場に比べ企業利益の減少率が著しく、日経平均のPERは38.9となりました。S&P500のPERの15.1と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ることが割高の原因です。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場はNY Dowが75日線を下回リ、調整は長引きそうな気配です。今週も4-6月期決算発表がやまを超えるまでは様子見気分となりそうです。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.1%となっています。
③長期金利は低下傾向で、日米の金利差は2.0%に縮小し、為替は95-91円台と急激な円高となりました。今週も、93-90円台と円高方向が想定されます。
④今年6月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%となり、米国は-0.9%になりましたので、この面では米国市場にとって0.8ポイント分の弱気材料となりました。
⑤外人は7月1週は買い越しでした。7月2週は売り越しだった可能性が高く、今週も売り越し傾向が予想されます。
5つのポイントのうち先週は①③が弱気材料でした。今週も①③⑤がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、2.4ポイント割高となり、先週比3.5ポイント割安方向に動きました。一目均衡表では、雲の中に在り、200日移動平均線乖離率は+4.7%となり先週と比較してプラス幅は5.1ポイント縮小し、総合乖離率は+0.0%となりプラス幅が縮小しました。1つだけプラスですので中期上昇トレンドは、"黄信号"が点灯しています。日経平均は25日線、9日線の下に在り、短期的には"赤信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の下に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線の上に在ますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期的には"赤信号"で中期的には"黄信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
日経平均は個人投資家が投げたようで米国市場より大きく下落しました。NY Dowの調整も長引きそうです。今週から4-6月決算が始まり米金融機関の不良債権問題が再燃する可能性があります、そうなれば、さらに下振れの可能性が高まります。しかしオシレータ系のテクニカル指標に底値を示唆するものが出てきましたので、特別な悪材料がでなければ、損ね揉み合いが予想されます。



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Friday, July 10, 2009

<20090710>日経平均の今後の見通し

[市況]
9日のNY DowとNASDAQが小幅上昇したことを受けて、10日の日経平均先物は、前日比40円高で寄り付き、前場に60円高まで上げる場面もありましたが、その後は軟調な展開となり、最終的に前日比60円安で終わりました。日経平均は3円安で引け、出来高は20.6億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は170万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態ですがボトムアウト感があります。

9日の米国市場では、原油が60ドルを挟んでほぼ終日、もみ合ったため、株式市場もこれに連動して上下を繰り返しました。決算を発表したアルコアが下落してNY Dowの上値を抑えた反面、来週以降に予定されている金融機関の決算発表に対する警戒感がやや後退し、金融株は堅調でした。午後に原油相場がいったん下げ止まったことを好感し、株価指数は上げて終えました。
10日の日本市場では、米国を中心とした世界景気の先行きに対する警戒感が強く、買い手控えムードが出ました。GSユアサや明電舎など個人投資家が手掛けていた材料株への見切り売りも出て、日経平均は1年ぶりに8日続落となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線まで下げ、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は-0.0%とゼロとなり、200日線との乖離率は+4.7%とプラス幅が若干拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。1つだけがプラスですので、中期的トレンドは、青信号から黄信号に変化しました。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.9ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が拡大しました。
NY Dowは200日線、75日線25日線、9日線の下に在ます。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあり、一目均衡の雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.7イント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算での不良債権の大きさに注目する必要があります。世界的な商品・株式市場の低迷で、米国債の入札は好調に推移している為に、長期金利が低下しドル安・円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は9日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.69ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは38.9となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowが上昇したにも関わらず若干下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.6%(140円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+360円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限を下回りましたので、NY Dowの動きより下振れする傾向が持続しそうです。
下値目安の75日線まで下落し、且つ、25日線との乖離率やサイコロジカルラインなどが売られ過ぎを示していますので、目先反発余地が出てきました。しかし、今日のところは、都議選を控え、反発しきれませんでした。一方で、米国市場が大きく下げるようであれば、次の節目の9000円近辺までの下落も想定する必要がありそうです。



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Thursday, July 09, 2009

<20090709>日経平均の今後の見通し

[市況]
8日のNY DowとNASDAQは上昇しましたが、9日の日経平均先物は、前日比60円安で寄り付き、前場に20円安まで下げ渋る場面もありましたが、その後は軟調な展開となり、最終的に前日比100円安で終わりました。日経平均は129円安で引け、出来高は20.8億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は1190万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡大しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

8日の米国市場では、引終了後に発表を予定している非鉄大手アルコアなど米企業の四半期決算を前に様子見ムードが強まりました。原油の大幅な下落で一段とリスク許容度が下がり、株価指数は軟調に推移しました。ただ国債入札は順調で金利上昇懸念が薄らいだことを背景に自律反発狙いの買いが入り、株価指数は上昇に転じて終了しました。
9日の日本市場では、急速な円高進行を受け、自動車や電機といった輸出関連株を中心に業績悪化を警戒した売りが広がりました。日経平均株価は昨年7月以来の7日続落で安値引けとなりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線まで下げ、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は-0.1%とマイナス転換し、200日線との乖離率は+4.6%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の中に入りました。1つだけがプラスですので、中期的トレンドは、青信号から黄信号に変化しました。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.5イント下にある状態となり、日本市場は割安幅が拡大しました。
NYDowは200日線、、75日線25日線、9日線の下に在ます。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあり、一目均衡の雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.8イント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、新生GMが月内に正式に発足と報道され短期間に収束の兆しが出てきました。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算に注目する必要があります。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安・円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は8、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.62ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.1となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、急激な円高によりNY Dowが上昇したにも関わらず下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.0%(190円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+150円~+410円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限に近づきましたので、NY Dowの動きより上振れする可能性があります。
25日線との乖離率やサイコロジカルラインなど売られ過ぎを示すテクニカル指標が出始め、目安の75日線まで下落しましたので、目先反発余地が出てきました。しかし、米国市場が大きく下落すれば、次の節目は9000円近辺が目安と思われます。


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Wednesday, July 08, 2009

<20090708>日経平均の今後の見通し

[市況]
7日のNYDowとNASDAQが下落したことを受けて、8日の日経平均先物は、前日比110円安
で寄り付き、前場に90円安を付けた後は終日軟調な展開となり、最終的に前日比230円安で終わりました。日経平均は227円安で引け、出来高は21.3億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は20万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス転換しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

7日の米国市場では、雇用悪化を背景にした米景気への懸念とリスク許容度低下から、原油の軟調な地合いが続き、エネルギー株が売られ、株価指数を押し下げました。米企業の4-6月決算発表を控え、市場参加者が買い手控え姿勢を強め、さえない相場展開となりました。
8日の日本市場では、米市場の大幅下落や94円台まで進んだ円高、5月の機械受注統計が前月比3.0%減で、3ヶ月連続の減少と悪化したことなどを受けて、個人や投機マネーの見切り売りが出て輸出や金融関連を中心に主力株はほぼ全面安となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日の上に在りますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+4.0%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+5.9%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、まだ青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.1ポイント下にある状態となり、日本市場は割安感がなくなりました。
NYDowは200日線、25日線、9日線の下に在り、75日線を下回りました。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、新生GMが月内に正式に発足と報道され短期間に収束の兆しが出てきました。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算に注目する必要があります。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は7日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.69ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.6となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落に連動して下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.3%(220円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が若干拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+420円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限に近付きましたので、中立です。
目安の9510円近辺の節目をあっさり下回ってしまいました。サイコロジカルラインなど目先売られ過ぎを示す指標も一部出てきましたが、目先反発しても、まだズルズル下げる可能性が高そうです。


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Tuesday, July 07, 2009

<20090707>日経平均の今後の見通し

[市況]
6日のNYDowは上昇し、NASDAQは下落しましたが、7日の日経平均先物は、前日比10円高で寄り付き直後に40円高まで買われる場面もありました.。その後は終日軟調な展開となり、最終的に前日比60円安で終わりました。日経平均は33円安で引け、出来高は20.4億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は380万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

6日の米国市場では、雇用統計の悪化から景気懸念の強まりを背景に原油が連日で大幅に下落し、資源株が下落したほか、ハイテク株が軟調でした。6月のISM非製造業景況感指数は前月から上昇し、市場予想を上回り、株価指数は一時下げ渋ったものの、買いは続きませんでした。引けにかけてディフェンシブ株に買いが入り、NY Dowは上昇して終了しました。
7日の日本市場では、NY Dowが反発したことを好感した買いが先行しましたが、米景気の不透明感が根強く、買いは続きませんでした。原油など国際商品相場が下落基調にあることから、資源関連株への売りが続き、円が95円近辺まで上昇したことから、輸出関連株も売られました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日の上に在りますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+11.2%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+8.2%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.2ポイント下にある状態となり、日本市場は若干割安幅が拡大しました。
NYDowは75日線の上にありますが、200日線、25日線、9日線の下に在り、一目均衡表では雲の上限近くに在ります。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、新生GMが月内に正式に発足と報道され短期間に収束の兆しが出てきました。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となりました。一方、住宅関連指標や景気指標はこのところ悪材料に敏感です。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので注目する必要があります。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は6日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.79ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.1となりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇にも関わらず下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.1%(200円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+420円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限に近付きましたので、中立となりました。
NY Dowがザラ場で安値を更新し、25日線が下降に転じるなど、形が良くありません。次の目安は9510円近辺の節目を下回るかどうかに注目する必要があります。あっさり下回れば、ズルズル下げそうです。


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Monday, July 06, 2009

<20090706>日経平均の今後の見通し

[市況]
3日のNYDowとNASDAQは休場でしたが、6日の日経平均先物は、前日比110円安で寄り付き直後に60円安まで戻す場面もありましたが、その後は終日軟調な展開となり、最終的に前日比140円安で終わりました。日経平均は135円安で引け、出来高は16.4億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は10万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

3日の米国市場は、独立記念日振替え休日で休場でした。
6日の日本市場では、米市場が休場だったことで、2日発表の6月の米雇用統計の悪化に対する警戒感を引きずり、静岡県知事選で民主党などの推薦候補が勝利したため、東京都議会議員選挙への影響と政治運営の先行き不透明感と、GLOBEXで米株価指数先物が軟調に推移したことなどから主力株を中心に買い手控え気分が強まりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日の上に在りますが、25日線、9日線を下回りましたで、短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+12.3%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+8.4%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.1ポイント下にある状態となり、日本市場は若干割安に転換しました。
NYDowは75日線の上にありますが、25日線の下に在り、一目均衡表では雲の中に入り、200日線、9日線を下回りました。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線を下回りました。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.6ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、今後のテーマは短期間の再建が可能かどうかに移ると思われます。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となりました。一方、住宅関連指標や景気指標はこのところ好悪混在し方向感が定まりません。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。一方、米金融機関の公的資金返済や規制強化の動きは健全化の動きとしては評価できるものの、貸付の抑制につながる懸念から景気にはマイナスとの市場の見方が主流です。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は2日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.88ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.6となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの2日の下落率に連動して下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+3.0%(280円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+420円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線を下回りました。プレミアムのプラス幅がここ一週間の中間となりましたが、為替に大きな変化がなければ明日以降も米国市場の動きより下振れする可能性はまだ高いと思われます。
日・米国市場とも短期トレンドは赤信号となりましたので、6月12日の高値10171円へのチャレンジは遠のき、逆に9510円近辺の節目を下回るかどうかに注目する必要がでてきました。


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Sunday, July 05, 2009

<20090705>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
中長期的には、世界的な雇用の悪化と不動産価格の下げによる信用収縮傾向は今後も続く可能性が大と思われる中、先週の米国市場は雇用統計の悪化が嫌気され下落しました。今週は、景気関連の経済指標の発表、サミットでのメッセージ、4-6月期決算発表などが注目されます。そのような中で、2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が0.6ポイント割高に変化しました。先週と比べ割高度が大幅に縮小しました。3月度決算発表がほぼ終了し、日本市場は米国市場に比べ企業利益の減少率が著しく、日経平均のPERは41.2となりました。S&P500のPERの15.7と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ることが割高の原因です。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は調整色が一層増しました。今週はNY Dowが75日線を下回るようですと調整は長引きそうですので、正念場です。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.1%となっています。
③長期金利は低下傾向で、日米の金利差は2.2%とやや拡大し、為替は95-96円台と円安ぎみで推移しました。今週は、95-97円台とやや円安方向が想定されます。
④今年6月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%となり、米国は-0.9%になりましたので、この面では米国市場にとって0.8ポイント分の弱気材料となりました。
⑤外人は6月4週は売り越しでした。6月5週も小幅売り越しだった可能性が高く、今週も小幅売り越し傾向が予想されます。
5つのポイントのうち先週は①⑤が弱気材料でした。今週も①⑤がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、1.1ポイント割高となり、先週比1.6ポイント割高方向に動きました。一目均衡表では、雲の上に在り、200日移動平均線乖離率は+9.8%となり先週と比較してプラス幅は0.2ポイント拡大し、総合乖離率は+16.9%となりプラス幅が縮小しました。3つともにプラスですので中期上昇トレンドは、"青信号"が点灯しています。日経平均は25日線の上に在りますが、9日線の下に在り、短期的には"黄信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の下に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線の上に在ますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期的には"赤信号"で中期的には"黄信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
日経平均は個人投資家の強気姿勢で米国市場よりは底堅く推移しています。しかし、NY Dowに続きNasdaqも赤信号が点灯しました。ここからの日経平均の上昇の為には外人の買い越しによる出来高増加とNY Dowの短期トレンドの青信号点灯が必要と思われますが、実現はかなり遠のきました。一方、ここ3ヶ月は10日前後に月中の高値を付けていますので、今週も先物主導の買いを期待したい所です。強弱の思惑が混在する中で、ボリンジャーバンドがかなり狭まってきましたので、そろそろ上下に大きく振れるタイミングとなったようです。4-6月決算が近づき、米金融機関の不良債権問題が再燃する可能性があり、そうなれば下振れの可能性がより高まります。



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