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Saturday, March 17, 2012

[2012/03/18]今週の日経平均の見通し



[ファンダメンタルの現状認識]
先週の米国市場は、雇用統計など好調な経済指標の発表で上昇しました。一方、中長期的には、先進国の緊縮財政による消費や雇用の改善の遅れ、欧州の財政問題からの金融不安再燃による信用収縮懸念や中東の地政学的リスクが、今後も相場の足を引っ張る原因となる可能性が残されています。
2012年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は、日本市場が1.97ポイント割高となっています。その要因はS&P500PER13.0で、東証1部平均の今期予想PER22.4との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。これは、今の日経平均の価格には、震災の復興などの影響で日本の2012年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ2.0%分日本が勝ること、又は、東証1部平均の来期予想PER15.5程度となることが織り込まれているとも解釈できます。


[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP
③日米の金利差の拡大、
④日本の2011GDP予測値(現在-0.9%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、

最近の動きを見ると、
   先週のNYDowの週足は陽線となりました。今週も、EU諸国の国債の金利動向と米国経済指標発表の影響が米株式相場に影響しそうですが、NYDowの短期上昇トレンドの変化の有無に注目する必要がありそうです。
   日経225採用銘柄の今期予想増益率は10-12月期の決算発表に伴い-23%と大幅なマイナスとなり、今期ROE予想値も7.4%から4.8%へ悪化しています。
   日米の長期金利は上昇ぎみで、日米の金利差は1.05%から1.25%へ拡大し、為替は81円台から84円台と想定以上に円安方向の動きでした。今週は82円台から84円台の動きとなりそうです。
   OECDによる日米の2012年の実質GDP伸び率は改定され日本が+2.0%で、米国は+2.0%と予想されていますので、この面では日米市場の差はありません。
   31週は買い越しで、32週も買い越しだった可能性が高く、今週も買い越しが予想されます。
5つのポイントのうち①③⑤が強気材料でした。今週も、①③⑤が影響すると思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、2.1ポイント割安となりました。先週比0.1ポイント割安幅は拡大しました。
日経平均は、一目均衡表の雲の上に在ります。200日移動平均線乖離率は+11.9%となり先週と比較してプラス幅が拡大しました。総合乖離率は+30.1%となりプラス幅が拡大しました。3つがプラスですので中期トレンドは、青信号"が点灯しています。日経平均は25日線、9日線の上に在ります。短期的トレンドには"青信号"が点灯しています。
米国市場ではNY Dow200日線、25日線、9日線の上に在りますす。一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaq200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表の雲の上に在ります。中期的には"青信号"で短期的にも青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
米国市場をファンダメンタル面で見ると、アフリカ・中東政情不安、新興国の利上、欧州の政府債務問題、雇用指標の停滞、不動産市場の低迷、などのリスクはやや後退しているものの資源高、世界景気後退懸念が悪材料となっています。ただ、好材料としては、FRBによる金融緩和が2014年後半まで継続する見通しの中、10-12月期の米企業決算は概ね好調である点が挙げられます。また、日本市場の10-12月期の企業決算では今期業績の伸び率が鈍化しているものの、日銀が追加金融緩和と年率1%のインフレターゲットを設定したことが好感されて、為替が円安方向を維持していることが、目先の日本市場の上昇を支えています。ただ、ドルベースではファンダメンタル的に割安(弱い動き)となっています。テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドなっています。日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドとなっています
目先の状況を分析すると、EU政府債務問題による金融危機については、LIBORのドル3ヶ月物金利は下降が続いていますが、直近の3日は横ばいとなっていますので、金融危機懸念は当面収まりつつあるものの、ギリシャ国債のディフォルト認定の影響やスペイン財政赤字拡大の影響を見極めたいとの動きと思われます。今後も金利低下傾向が続くか要注目です。一方、先週の為替は日米金利差の拡大で、円安方向の動きが続きました。
先週の日経平均は、下値が一時、ボリンジャーバンド+1σを下回りましたが、概ね想定した範囲である上昇中のボリンジャーバンド+2σと+1σの間での動きとなりました。今週の米国市場は住宅関連の経済指標が注目されそうです。今週の日経平均も米国市場や為替などを睨んだ動きとなりそうです。今週の日経平均は上値が上昇中のボリンジャーバンド+2σ(現在10220近辺)で、下値がボリンジャーバンド+1σ(現在9930近辺)が想定されますが、テクニカルには高値警戒感が出る水準が続いており、円相場も円安方向ながら、もみ合う動きが想定されますので、利食い売圧力は引き続き強そうです



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Friday, March 16, 2012

[2012/03/16]日経平均の今後の見通し



[市況]
15
日のNYDowNASDAQは上昇しました。16日の日経平均先物は、前日20円安で寄り付き、午前中は40円安から20円高の範囲で揉み合う動きでした。午後も同水準でもみ合う動きとなり、最終的に前日同値で取引を終わりました。日経平均の終値は6円高の10129円で、出来高は22.00億株と比較的高水準でした。寄り付き前の外国人の売買注文は540万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利な状況です。
15
日の米国市場では、週間の新規失業保険申請件数が市場予想よりも改善したことや、3月のNY連銀製造業景気指数、3月のフィラデルフィア連銀指数が予想以上となったことで、景気が勢いを増しているとの見方が強まり、金融など景気敏感銘柄を中心に買いが広がりました。
16日の日本市場では、朝方は円安を手掛かりに上げてきた自動車など輸出関連株の一角に売りが先行しましたが、上海株の反発を好感した買いが入り、下げ幅を縮めました。売り買いともに材料に乏しく、午後は膠着相場となりました。

[
テクニカル視点]
日経平均は25日線、9日線の上に在ります。短期トレンドは青信号が点灯しています。総合乖離率は+30.1%でプラス幅が縮まりました。200日線との乖離率は+11.9%でプラス幅が拡がりました。日経平均は一目均衡表の雲の上に在ります。3つの要素がプラスですので、中期トレンドは青信号が点灯しています。
また、ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、25日線、9日線の上に在ります。
NYDow200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。
NASDAQ200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が2.2ポイント割安(弱い動き)であることを示しています。日本市場の割安幅は0.4ポイント拡大しました。

[
ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、改定されたOECD2012年予想実質GDP伸び率の日米差(+2.0ポイント)と金利差、予想PERを考慮した結果、ファンダメンタル面では、日本企業の業績予想の下方修正で、日本市場が米国市場に比べ 1.99イント割高となりました
市場は現在、「震災復興の日本経済への影響」、「世界の景気と金・穀物・原油価格の動き」、「米国の景気、雇用状況、住宅市況と追加金融緩和の行方」、「欧州の債務問題による金融不安の再燃」、「新興国の景気と金利動向」、「為替の動向」といった事柄を材料としているようです。米国の10-12月期のGDP改定値は年率で3.0%と速報値の2.8%を上回りました。10-12月期の米主要企業の決算発表は概ね好調でした。経済指標では1の景気先行指数が予想をやや下回ったものの前月比プラスとなり、3月のNY連銀製造業景気指数、3月のフィラデルフィア連銀指数、2月の小売売上高、1月のISM非製造業景況感指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指などは市場予想を上回りましたが、2月のISM製造業指数、1月の耐久財受注、1月の鉱工業生産、2月のミシガン大学消費者信頼感指数は予想以下となりました。
2月の雇用統計は就業者数が前月比22.7万人増で、市場予測の21万人増を上回りましたが、失業率は8.3%と前月から変化はありませんでした。
一方、住宅関連では1月の新築住宅販売件数、12月の住宅価格指数、1月の住宅着工件数、1月の住宅市場指数予想以上となりましたが、1月の中古住宅販売件数は予想以下でした11月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で3.7%低下しました。市場予想の3.3%低下より弱い結果でした。雇用と住宅関連は回復しつつあるものの、低水準で金融緩和継続の主な原因となっています。
ギリシャ、ポルトガル、イタリア、スペインなど欧州各国の財政赤字による国債の金利上昇が金融システム不安再燃の懸念を生んでいます。また、G202013年に財政赤字半減が宣言され、需要不足から世界景気の後退リスクが背景に有ることから、先進国の財政赤字に対する根本的な解決には時間が掛かりそうです。長期金利への影響や金融機関の業績悪化と投資家のリスク許容度の低下が、今後も懸念されます。このような環境の下で、FRBは不動産と雇用の回復の鈍さから、短期金利を2014年後半までは超低金利で維持する政策を継続することを発表しました。これは長期的な円高要因ですが、日銀も2月に1%のインフレ目標と追加金融緩和を決め通過安競争となってきました。一方、中国を初めとする新興国の利上げは一服し、景気減速で逆に利下げ方向です。
金融不安の気配を知る上で、金融機関間の取引金利の推移に留意することが肝要です。ちなみに、指標となるLIBORドル3ヶ月物金利の推移は0313 0.4736% 0314 0.4736% 0315 0.4736%となり低下傾向ながら、直近は横ばいです。2010年のギリシャ財政危機直前の一昨年0503日の0.346%を超えていますが、ECBによる3年物オペで金融システム危機懸念は後退しています。ここ2年の最高金利は201215日の0.5825%です。
一方、日経平均採用銘柄全体では、予想PER23.3PBR1.12ROE4.8%と今期業績下方修正が顕著となっています。

[
今後の見通し]
日経平均は、NYDowの上昇に連動して上げました。その結果、NYDowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は;-1.1%となり、日経平均は110円の割安で、割安幅がやや拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-160円 ~ +190円の間で推移しています。日本市場は、短期的にはドル・ベースでは米国市場に比べ弱い動きに変わりましたが、今日は弱い動きがやや拡大しました。
日経平均を中長期的に米国市場と比較すると、テクニカルにはやや割安で、ファンダメンタルには割高です。
日経平均は、ここからも、米国市場をにらみながら、為替の動向が鍵となりそうです。為替面では日米金利差の推移が引き続き重要ですが、今日の長期金利差は1.23とやや拡大したものの、ドル円は一時円高方向に動きました。日米金利差は米国金利の上昇で拡大傾向ですので、この面では円高圧力は弱まりつつあります。
テクニカルには、米国市場は、中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。一方、日経平均は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。
ファンダメンタル面では、EU政府債務問題が欧米の銀行の不良債権となり金融危機が再来するか否か、世界の景気後退が米国の主要企業の業績に影響するか否かが引き続き、今後のテーマとなりそうですが、LIBOR銀行間金利低下が続いていますが、目先は横ばいです。金融危機懸念は収まりつつありますが、新たにスペインの財政赤字拡大が嫌気されている面があるようです。ここからも、欧州債券市場や金融機関への影響を見極める必要がありそうです。また、米国の経済指標は良いものが目立ち、雇用の回復も続いているようですが、世界景気の減速懸念は払拭出来ていません。このような相場環境の中、今夜の米国市場は2月の消費者物価指数、2月の鉱工業生産、3月のミシガン大学消費者信頼感指数が注目されそうです。
今日の日経平均は想定したボリンジャーバンドの+1σと+2σの間の動きとなりました。目先の日経平均の上値はボリンジャーバンド+2σ(現在10220)近辺で、下値はボリンジャーバンド+1σ(現在9930)近辺が想定されます。騰落レシオが130を超え、25日線乖離率が5%を超えていますので高値警戒感は引きつづき強そうです。



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Thursday, March 15, 2012

[2012/03/15]日経平均の今後の見通し


[市況]
14
日のNYDowNASDAQは上昇しました。15日の日経平均先物は、前日50円高で寄り付き、午前中は80円高から10円安の範囲で上げ幅を縮める動きでした。午後は90円高まで上げ幅を拡げる場面もありましたが、最終的に50円高で取引を終わりました。日経平均の終値は72円高の10123円で、出来高は24.14億株と比較的高水準でした。寄り付き前の外国人の売買注文は860万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利な状況です。
14
日の米国市場では、FRBが発表した金融機関の健全性を調査するストレステストの結果で19社中15社がクリヤーしたことを受け、金融株の一角が上昇し、株価指数は小幅上昇しました。
15日の日本市場では、米国市場高や円相場が84円台と11ヶ月ぶりの安値まで下げたことを受けて市場で輸出企業の業績改善期待が強まり、自動車や電機が買われました。ただ、中国の温家宝首相による不動産価格抑制策の継続発言を警戒した売りが続き、上海株が下げる場面では、伸び悩む場面もありました。

[
テクニカル視点]
日経平均は25日線、9日線の上に在ります。短期トレンドは青信号が点灯しています。総合乖離率は+30.8%でプラス幅が拡がりました。200日線との乖離率は+11.8%でプラス幅が拡がりました。日経平均は一目均衡表の雲の上に在ります。3つの要素がプラスですので、中期トレンドは青信号が点灯しています。
また、ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、25日線、9日線の上に在ります。
NYDow200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。
NASDAQ200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.8ポイント割安(弱い動き)であることを示しています。日本市場の割安幅は0.8ポイント縮小しました。

[
ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、改定されたOECD2012年予想実質GDP伸び率の日米差(+2.0ポイント)と金利差、予想PERを考慮した結果、ファンダメンタル面では、日本企業の業績予想の下方修正で、日本市場が米国市場に比べ 1.99イント割高となりました
市場は現在、「震災復興の日本経済への影響」、「世界の景気と金・穀物・原油価格の動き」、「米国の景気、雇用状況、住宅市況と追加金融緩和の行方」、「欧州の債務問題による金融不安の再燃」、「新興国の景気と金利動向」、「為替の動向」といった事柄を材料としているようです。米国の10-12月期のGDP改定値は年率で3.0%と速報値の2.8%を上回りました。10-12月期の米主要企業の決算発表は概ね好調でした。経済指標では1の景気先行指数が予想をやや下回ったものの前月比プラスとなり、2月の小売売上高、1月のISM非製造業景況感指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指、2月のフィラデルフィア連銀景気指数、2月のNY連銀製造業景気指数などは市場予想を上回りましたが、2月のISM製造業指数、1月の耐久財受注、1月の鉱工業生産、2月のミシガン大学消費者信頼感指数は予想以下となりました。
2月の雇用統計は就業者数が前月比22.7万人増で、市場予測の21万人増を上回りましたが、失業率は8.3%と前月から変化はありませんでした。
一方、住宅関連では1月の新築住宅販売件数、12月の住宅価格指数、1月の住宅着工件数、1月の住宅市場指数予想以上となりましたが、1月の中古住宅販売件数は予想以下でした11月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で3.7%低下しました。市場予想の3.3%低下より弱い結果でした。雇用と住宅関連は回復しつつあるものの、低水準で金融緩和継続の主な原因となっています。
ギリシャ、ポルトガル、イタリア、スペインなど欧州各国の財政赤字による国債の金利上昇が金融システム不安再燃の懸念を生んでいます。また、G202013年に財政赤字半減が宣言され、需要不足から世界景気の後退リスクが背景に有ることから、先進国の財政赤字に対する根本的な解決には時間が掛かりそうです。長期金利への影響や金融機関の業績悪化と投資家のリスク許容度の低下が、今後も懸念されます。このような環境の下で、FRBは不動産と雇用の回復の鈍さから、短期金利を2014年後半までは超低金利で維持する政策を継続することを発表しました。これは長期的な円高要因ですが、日銀も2月に1%のインフレ目標と追加金融緩和を決め通過安競争となってきました。一方、中国を初めとする新興国の利上げは一服し、景気減速で逆に利下げ方向です。
金融不安の気配を知る上で、金融機関間の取引金利の推移に留意することが肝要です。ちなみに、指標となるLIBORドル3ヶ月物金利の推移は0312 0.4735% 0313 0.4736% 0314 0.4736%となり低下傾向ながら、直近はほぼ横ばいです。2010年のギリシャ財政危機直前の一昨年0503日の0.346%を超えていますが、ECBによる3年物オペで金融システム危機懸念は後退しています。ここ2年の最高金利は201215日の0.5825%です。
一方、日経平均採用銘柄全体では、予想PER23.2PBR1.12ROE4.8%と今期業績下方修正が顕著となっています。

[
今後の見通し]
日経平均は、NYDowの上昇に連動して上げました。その結果、NYDowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は;-0.9%となり、日経平均は100円の割安で、割安幅が拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-160円 ~ +280円の間で推移しています。日本市場は、短期的にはドル・ベースでは米国市場に比べ弱い動きに変わりましたが、今日は弱い動きが拡大しました。
日経平均を中長期的に米国市場と比較すると、テクニカルにはやや割安で、ファンダメンタルには割高です。
日経平均は、ここからも、米国市場をにらみながら、為替の動向が鍵となりそうです。為替面では日米金利差の推移が引き続き重要ですが、今日の長期金利差は1.22と拡大し、ドル円は円安方向に動きました。日米金利差は米国金利の上昇で拡大傾向ですので、この面では円高圧力は弱まりつつあります。
テクニカルには、米国市場は、中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。一方、日経平均は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。
ファンダメンタル面では、EU政府債務問題が欧米の銀行の不良債権となり金融危機が再来するか否か、世界の景気後退が米国の主要企業の業績に影響するか否かが引き続き、今後のテーマとなりそうですが、LIBOR銀行間金利低下が続いていますが、目先は横ばいから上昇に転じ、要注意です。金融危機懸念は収まりつつありますが、新たにスペインの財政赤字拡大が嫌気されている面があるようです。ここからも、欧州債券市場や金融機関への影響を見極める必要がありそうです。また、米国の経済指標は良いものが目立ち、雇用の回復も続いているようですが、世界景気の減速懸念は払拭出来ていません。このような相場環境の中、今夜の米国市場は新規失業保険申請件数、3月のNY連銀製造業景気指数、3月のフィラデルフィア連銀指数が注目されそうです。
今日の日経平均の上値は想定したボリンジャーバンドの+2σに接近しました。目先の日経平均の上値はボリンジャーバンド+2σ(現在10200)近辺で、下値はボリンジャーバンド+1σ(現在9890)近辺が想定されます。騰落レシオが130を超え、25日線乖離率が5%を超えましたので高値警戒感は引きつづき強そうです。




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Wednesday, March 14, 2012

[2012/03/14]日経平均の今後の見通し



[市況]
13
日のNYDowNASDAQは大幅上昇しました。14日の日経平均先物は、前日180円高で寄り付き、午前中は160円高から210円高の範囲でもみ合う動きでした。午後は140円高まで上げ幅を縮める場面もありましたが、最終的に170円高で取引を終わりました。日経平均の終値は151円高の10050円で、出来高は23.41億株と比較的高水準でした。寄り付き前の外国人の売買注文は1660万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利な状況です。
13
日の米国市場では、2月の小売売上高は前月比1.1%増と5ヶ月ぶりの高い伸び率となったことや、JPモルガンが増配と自社株買いを発表したこと、また、FOMCでゼロ金利政策の維持と景気認識をやや引き上げたことなどが好感され、株価指数は上昇を続け大幅高となりました。
14日の日本市場では、米国市場が上昇したことに加え、円相場が83円台前半まで下落したことを好感し、輸出関連株が軒並み買われ相場を押し上げました。

[
テクニカル視点]
日経平均は25日線、9日線の上に在ります。短期トレンドは青信号が点灯しています。総合乖離率は+29.2%でプラス幅が縮まりました。200日線との乖離率は+11.1%でプラス幅は変わりませんでした。日経平均は一目均衡表の雲の上に在ります。3つの要素がプラスですので、中期トレンドは青信号が点灯しています。
また、ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、25日線の上に在りますが、9日線を下回りました。
NYDow200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。
NASDAQ200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が2.6ポイント割安(弱い動き)であることを示しています。日本市場の割安幅は0.4ポイント拡大しました。

[
ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、改定されたOECD2012年予想実質GDP伸び率の日米差(+2.0ポイント)と金利差、予想PERを考慮した結果、ファンダメンタル面では、日本企業の業績予想の下方修正で、日本市場が米国市場に比べ 1.99イント割高となりました
市場は現在、「震災復興の日本経済への影響」、「世界の景気と金・穀物・原油価格の動き」、「米国の景気、雇用状況、住宅市況と追加金融緩和の行方」、「欧州の債務問題による金融不安の再燃」、「新興国の景気と金利動向」、「為替の動向」といった事柄を材料としているようです。米国の10-12月期のGDP改定値は年率で3.0%と速報値の2.8%を上回りました。10-12月期の米主要企業の決算発表は概ね好調でした。経済指標では1の景気先行指数が予想をやや下回ったものの前月比プラスとなり、2月の小売売上高、1月のISM非製造業景況感指数、2月のシカゴ購買部協会景気指数、1月のコンファレンスボード消費者信頼感指、2月のフィラデルフィア連銀景気指数、2月のNY連銀製造業景気指数などは市場予想を上回りましたが、2月のISM製造業指数、1月の耐久財受注、1月の鉱工業生産、2月のミシガン大学消費者信頼感指数は予想以下となりました。
2月の雇用統計は就業者数が前月比22.7万人増で、市場予測の21万人増を上回りましたが、失業率は8.3%と前月から変化はありませんでした。
一方、住宅関連では1月の新築住宅販売件数、12月の住宅価格指数、1月の住宅着工件数、1月の住宅市場指数予想以上となりましたが、1月の中古住宅販売件数は予想以下でした11月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で3.7%低下しました。市場予想の3.3%低下より弱い結果でした。雇用と住宅関連は回復しつつあるものの、低水準で金融緩和継続の主な原因となっています。
ギリシャ、ポルトガル、イタリア、スペインなど欧州各国の財政赤字による国債の金利上昇が金融システム不安再燃の懸念を生んでいます。また、G202013年に財政赤字半減が宣言され、需要不足から世界景気の後退リスクが背景に有ることから、先進国の財政赤字に対する根本的な解決には時間が掛かりそうです。長期金利への影響や金融機関の業績悪化と投資家のリスク許容度の低下が、今後も懸念されます。このような環境の下で、FRBは不動産と雇用の回復の鈍さから、短期金利を2014年後半までは超低金利で維持する政策を継続することを発表しました。これは長期的な円高要因ですが、日銀も2月に1%のインフレ目標と追加金融緩和を決め通過安競争となってきました。一方、中国を初めとする新興国の利上げは一服し、景気減速で逆に利下げ方向です。
金融不安の気配を知る上で、金融機関間の取引金利の推移に留意することが肝要です。ちなみに、指標となるLIBORドル3ヶ月物金利の推移は0308 0.4735% 0309 0.4735% 0312 0.4735% 0313 0.4736%となり低下傾向ながら、直近は横ばいからやや上昇に転じました。2010年のギリシャ財政危機直前の一昨年0503日の0.346%を超えていますが、ECBによる3年物オペで金融システム危機懸念は後退しています。ここ2年の最高金利は201215日の0.5825%です。
一方、日経平均採用銘柄全体では、予想PER23.0PBR1.11ROE4.8%と今期業績下方修正が顕著となっています。

[
今後の見通し]
日経平均は、NYDowの上昇に連動して上げました。その結果、NYDowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は;-0.7%となり、日経平均は70円の割安で、割安に転換しました。プレミアム値は、ここ一週間、-100円 ~ +280円の間で推移しています。日本市場は、短期的にはドル・ベースでは米国市場に比べ強い動きとなっていましたが、今日は弱い動きに変わりました。
日経平均を中長期的に米国市場と比較すると、テクニカルにはやや割安で、ファンダメンタルには割高です。
日経平均は、ここからも、米国市場をにらみながら、為替の動向が鍵となりそうです。為替面では日米金利差の推移が引き続き重要ですが、今日の長期金利差は1.13と拡大し、ドル円は円安方向に動きました。日米金利差は米国金利の上昇で拡大傾向ですので、この面では円高圧力は弱まりつつあります。
テクニカルには、米国市場は、中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。一方、日経平均は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。
ファンダメンタル面では、EU政府債務問題が欧米の銀行の不良債権となり金融危機が再来するか否か、世界の景気後退が米国の主要企業の業績に影響するか否かが引き続き、今後のテーマとなりそうですが、LIBOR銀行間金利低下が続いていますが、目先は横ばいから上昇に転じ、要注意です。金融危機懸念は収まりつつありますが、新たにスペインの財政赤字拡大が嫌気されている面があるようです。ここからも、欧州債券市場や金融機関への影響を見極める必要がありそうです。また、米国の経済指標はまちまちながら、雇用の回復は続いているようですが、世界景気の減速懸念は払拭出来ていません。このような相場環境の中、今夜の米国市場はバーナンキFRB議長講演が注目されそうです。
今日の日経平均の上値は想定したボリンジャーバンドの+2σに接近しました。目先の日経平均の上値はボリンジャーバンド+2σ(現在10150)近辺で、下値はボリンジャーバンド+1σ(現在9850)近辺が想定されます。騰落レシオが120を超え、25日線乖離率が5%を超えましたので高値警戒感は強まりそうです。



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