日経平均の予想: June 2007

Saturday, June 30, 2007

<20070630>日経平均の今週の動きと中期的投資スタンス

OECDのGDP伸率予測値が改定され、GDP差考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は直近では+2.2ポイントとなり、日本市場に強い割安感が出てきました。一方、決算発表も終了し予想増益率は東証1部平均+18.7%、日経225採用銘柄平均+6.1%となり、米国S&P平均+7.6%よりは劣るもののほぼ同水準となっています。今後も、さらに日経平均が上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2007年GDP予測値(現在2.0%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①SP500を見ると米国市場は75日線で反発したもののまだ25日線は抜けず、直近安値を更新してしまい、25日移動平均は下降に転換と、あまり良くありません。ヘッジファンドの業績悪化にからむサブプライム問題も払拭できていません。
②3月期決算発表では今期業績には慎重な銘柄が多く見られますが、慎重過ぎとの市場コンセンサスもあり、市場平均PERも下がってきましたので、中期的な安心感は有ると思います。第一四半期の発表がある8月までは大きな変化は期待できません。
③金利差(3.2%)は落ち着いてきましたが円安基調です。日米共に長期金利の上昇は一服しています。
④OECDによる日本の今年のGDP伸び率予測値が2.0%から2.4%に上方修正され、米国は2.4%から2.1%に下方修正され、日本市場の割安感がさらに強まりました。
⑤6月第二週の外人は大幅買い越しでした。先週金曜の外人の寄り付き前動向は久々の買い越しとなりました。
5つのポイントのうち先週は①と⑤が弱気でしたが、今週も①の改善は見込み薄です。
テクニカル面では、日経平均は2月の高値を終値で抜き、直近株価は一目均衡表では雲の上のに在り、200日移動平均線乖離率は+6.3%に若干縮小し、総合乖離率も+10.4%に縮小していますが、中期上昇トレンドには依然"青信号"が点灯状態ですので、中期投資スタンスは"買い"継続です。
今後も長期金利上昇、インフレ懸念とサブプライム問題の行方に伴う①の米国市場の展開と、⑤の外人買いがキー・ポイントと思われますが、堅調な世界経済の動きに比べ日本市場の割安が、やっと見直される局面が来たようですので、今週こそ2月高値の18300円を伺う動きも期待できそうです。しかし、出来高が増えないと上昇幅も限定的と思いますが、ボリンジャーバンド+2σ(18330)辺りが目先のピークの目安となりそうです。

Friday, June 29, 2007

<070629>日経平均の今後の見通し

6/28日のNYSEとNASDAQは小動きでしたが、日経平均は前日比80円ほど高く寄り付き、その後も上昇、後場も一段高となり、結局206円高で引けました。出来高は17.3億株と低水準ながら、外人は7日ぶりに460万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+230とプラス幅を拡大しました。
寄り付き前の外資系証券経由の注文動向が買い越しだったことで、買い安心感が広がったようです。また、円安・ドル高基調を受けた企業収益への上方修正期待は強く、幅広い銘柄に外人中心に買いが続いた模様です。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大していますので、今日の上昇は日本市場の割安感が修正される動きと捉えて良いでしょう長期金利上昇は一服して、円高も落ち着つき、ボリンジャー値もまだ+1σですので、さらに上昇する確率は高いと考えられますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。
週明けは2月のザラ場高値18300を抜く可能性が高くなってきました。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.2と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。
テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.4%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.6%下回り、この面での割安感はほぼ無くなりました。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。テクニカル面では直近の安値を下回るか否かにも注意が必要です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Thursday, June 28, 2007

<070628>日経平均の今後の見通し

6/27日のNYSEと、NASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比60円ほど高く寄り付き、その後も狭いレンジで上下し、結局82円高で引けました。出来高は16.1億株と一段減少し、外人も1230万株の売り越しながら、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+65とプラスに転換しました。米国株がようやく下げ止まったもののFOMC待ちで勢いがなかった上に、市場予想を下回る鉱工業生産が東京市場にブレーキをかけたようです。米国市場はサブプライム問題からなかなか抜けきれないようですし、日経平均は下値抵抗線に接近していますので正念場を脱したとは言えません。とは言え、今日までのところ、上昇トレンドは、まだ継続していると考えられます。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大していますので、中期的には日本市場の割安感が修正される動きが続くと思われますし、長期金利上昇は一服して、円高も落ち着つき、上昇に転じる確立は高いと考えられますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。しかし、目先は米国市場の動き次第では一段安もありそうです。窓埋となる17780円まで下げ余地を残しての今日の上昇なのでスッキリしません。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.2と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はまだプラス(7.1%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.7%下回り、この面での割安感も有ります。今後も、米国市場の、インフレと金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。テクニカル面では直近の安値を下回るか否かにも注意が必要です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Wednesday, June 27, 2007

<070627>日経平均の今後の見通し

6/26日のNYSEと、NASDAQが小幅下落したことを受けて、日経平均は前日比90円ほど安く寄り付き、その後も前場はじり安、後場にかけ一段と下げ幅を拡大し、結局216円安で引けました。出来高は18.7億株と低水準で、外人は1150万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-183とマイナス幅を拡大しました。米国株安や円高進行を受けて、幅広い銘柄が利益確定売りに押されました。日経平均は寄り付きで心理的節目の18000円を割ったことで、押し目買いも入りずらかったようです。米国市場はサブプライム問題からなかなか抜けきれないようです。円高、25日移動平均線割れ、下値抵抗線に接近など、日経平均は正念場を迎えたようです。しかし、上昇トレンドは、まだ継続していると考えられます。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大していますので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思われますし、長期金利上昇も一服していますので、円高が落ち着けば、上昇に転じる確立は高いと考えられますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。しかし、目先は米国市場の動き次第では一段安もありそうです。窓埋となる17780円まで下げて上昇に転じるのが理想的な形です。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.2と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はまだプラス(5.8%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.0%下回り、この面での割安感がでています。今後も、米国市場の、インフレと金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。テクニカル面では直近の安値を下回るか否かにも注意が必要です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Tuesday, June 26, 2007

<070626>日経平均の今後の見通し

6/25日のNYSEと、NASDAQは下落しましたが、日経平均は前日比10円ほど高く寄り付き、その後は下落に転じ、前場一時80円安となる場面も有りましたが、後場にかけ方向感のなく上下し、結局21円安で引けました。出来高は17.5億株とかなり減少し、外人は1150万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-83とマイナスに転換しました。日経平均は18000円割れ寸前まで下落しましたが、辛うじてキープ、押し目買い意欲が強いと言うよりは、本格的に売り向かう勢力がないとの分析が正しそうです。6月末に18000円を割り込みたくない勢力が居るのかもしれません。出来高が少ないのも下落幅が小さいことが原因の一つでしょう。米国市場はFOMC待ち、日本市場は米国市場の反転待ちと思われます。直近高値からの下落率はNYSE 2.5%に対し日経平均 1.3%です。日本市場が独自な動きに転換したことの表れでしょう。今日も引けにかけて18000円を維持したことで、これまでの上昇トレンドは、まだ継続していると考えられます。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大していますので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思います。長期金利が気になりますが、米国5.3%、日本2.0%を超えなければ問題はないでしょう。今日現在の長期金利は米国5.08%、日本1.88%です。日経平均の上昇トレンド、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.2と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(9.7%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.1%上回りました、この面での割安感は無くなりつつ有ります。今後も、米国市場の、インフレと金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。テクニカル面では直近の安値を下回るか否かにも注意が必要です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Monday, June 25, 2007

<070625>日経平均の今後の見通し

6/22日のNYSEと、NASDAQが大幅下落したことを受け、日経平均は前日比90円ほど安く寄り付き、その後は上昇に転じ、後場中頃には前日比プラスとなる場面も有りましたが、引けにかけて下落、結局101円安で引けました。出来高は19.3億株と低水準で、外人は1330万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数は増加したものの、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+112とプラス幅は若干縮小しました。米国株式相場が大幅下落したことで、寄り付きは前日比150円程度の下落が予想されましたが、そこまでは下落せず、中盤までは返って強い動きとなりましたが、これは日本市場が独自な動きに転換したことの現われと思われます。引けにかけて18000円を維持したことで、これまでの上昇トレンドは継続していると考えられます。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大してきましたので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思います。長期金利が気になりますが、米国5.3%、日本2.0%を超えなければ問題はないでしょう。日経平均の上昇トレンド、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.0と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから(3月に0.3だったものが現在2.3と劇的に拡大)、日本市場には割安感が高まっています。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.3%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.2%上回りました、この面での割安感は無くなりつつ有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向とサブプライム問題再燃に注意する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Sunday, June 24, 2007

日経1面のコラム「成長を考える」は興味深い記事でした

(以下抜粋)<先月22日、東京の日銀本店内。「日本のメガバンクは買収対象にならない」。みずほフィナンシャルグループの前田社長は07/03期の決算発表で説明。「日本の銀行は社会インフラで、大幅にはもうからない。海外の企業が買収したら自己資本利益率(ROE)が下がるんじゃないか」世界の生産基地、中国の存在が巨大となり、日本は製造業への依存度を減らす宿命にある。知識集約型のサービス産業への転換が避けられず、中でも金融業は最先端を走るべき存在だが、前田社長の発言は資産効率などで欧米金融機関に劣ることを自己告白したに等しい。日本総合研究所、翁理事は「メガバンクは国内市場と寡占に安住している」とみる。歴史に目を転じてみよう。繁栄した国が居心地の良さに安住して変革を怠り、没落の道を歩んだ例は枚挙にいとまがない。変革を逃せば繁栄を逸する。・・・・・>と言う内容でした。
(雑感)
・自社のROEの低さを社会(公共性)のせいにしているのは情けない。こう云う経営者が多いことが日本の株式市場の地盤沈下の原因の一つでしょう.
・外人投資家はやはりROEを重視しているようです。銘柄選択では忘れないようにしなくては。
・グローバル化、IT化、サービス化に遅れをとる企業は衰退あるのみ。
・人口減少下の日本国内だけでは成長は限定的ならば、グローバルに活躍している企業に投資するしかないね、やっぱり。

Saturday, June 23, 2007

日経平均の中期的投資スタンス

OECDのGDP伸率予測値が改定され、GDP差考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は直近では+2.3ポイントとなり、日本市場に強い割安感が出てきました。一方、決算発表も終了し予想増益率は東証1部平均+18.4%、日経225採用銘柄平均+6.0%となり、米国S&P平均+7.6%よりは劣るもののほぼ同水準となっています。今後も、さらに日経平均が上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。①米国市場の上昇、②従来以上の今期の予想増益率のUP、③日米の金利差の拡大、④日本の2007年GDP予測値(現在2.0%)の上方修正、⑤外人の買い越し、最近の動きを見ると、①米国市場はここ1週間は下降、週末にヘッジファンドの業績悪化にからみサブプライム問題が再び浮上してきた点が気になります。②3月期決算発表では今期業績には慎重な銘柄が多く見られますが、慎重過ぎとの市場コンセンサスもあり、市場平均PERも下がってきましたので、中期的な安心感は有ると思います。第一四半期の発表がある8月までは大きな変化は期待できません。③金利差(3.3%)は拡大ぎみで、円安を誘導しています。しかし、日米共に長期金利の上昇は一服しています。④OECDによる日本の今年のGDP伸び率予測値が2.0%から2.4%に上方修正され、米国は2.4%から2.1%に下方修正され、日本市場の割安感がさらに強まりました。⑤6月第一週の外人は大幅買い越しでした。しかし先週後半からの外人の寄り付き前動向は売り越しです。5つのポイントのうち先週は全てが強気でしたが、今週は①と⑤は弱気になりそうです。テクニカル面では、日経平均は2月の高値を終値で抜き、直近株価は一目均衡表では雲の上のに在り、200日移動平均線乖離率は+6.9%に拡大、総合乖離率も+12.4%に拡大し、中期上昇トレンドには"青信号"が点灯状態ですので、中期投資スタンスは"買い"継続です。今後も長期金利上昇、インフレ懸念とサブプライム問題の行方に伴う①の米国市場の展開と、⑤の外人買いがキー・ポイントと思われますが、堅調な世界経済の動きに比べ日本市場の割安が、やっと見直される局面が来たようですので、今週は2月高値の18300円を伺う動きも期待できそうです。しかし、とりあえずシカゴ(CME)の日経225先物は18045円で終わっていますので、週明けは150円安から始まりそうです。

Friday, June 22, 2007

<070622>日経平均の今後の見通し

6/21日のNYSEと、NASDAQは上昇しましたが、日経平均は前日比60円ほど安く寄り付き、その後も後場半ばまでじり安となり、引けにかけて上昇、結局51円安で引けました。出来高は19.4億株と減少し、外人は660万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数は減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+127とプラス幅は縮小しました。米国株式相場が上昇したことで、高値更新が期待されましたが、前日までの6連騰で高値警戒感があり、週末ということで利食い売りが先行しましたが、引けにかけて下げ渋った点が相場全体の強さを示しているように思います。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大してきましたので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思います。長期金利が気になりますが、米国5.3%、日本2.0%を超えなければ問題はないでしょう。日経平均の上昇トレンド、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.0と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから、日本市場には割安感が高まっています。日経平均が2月高値を更新する日は目前です。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(12.4%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.8%下回りました、この面での割安感は無くなりつつ有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向と高値警戒感に注意する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Thursday, June 21, 2007

<070621>日経平均の今後の見通し

6/20日のNYSEと、NASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比100円ほど安く寄り付き、その後すぐに上昇に転じ後場も高値を維持、結局28円高で引けました。出来高も22.3億株と増加したものの、外人は820万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数は減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+199とプラス幅は縮小しました。米国株式相場が急落したことで、調整はやむなしと思われましたが、調整は寄り付きのみと云う結果になりました。改めて日本市場の独自な強さが証明された格好になりました。日米市場のイールドスプレッドの差もかなり拡大してきましたので、今後も日本市場の割安感が修正される動きが続くと思います。長期金利がまた上昇してきた点が気になりますが、米国5.3%、日本2.0%を超えなければ問題はないでしょう。日経平均の上昇トレンド、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.1と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから、日本市場には割安感が高まっています。日経平均が2月高値を更新する日は目前です。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(13.6%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日の現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.2%上回りました、この面の割安感は無くなりました。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向と過熱感の有無に注目する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Wednesday, June 20, 2007

<070620>日経平均の今後の見通し

6/19日のNYSEと、NASDAQが小幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比10円ほど高く寄り付き、その後前場中頃から上昇、後場も上昇し一時2月高値にあと3円まで上昇しましたが、そこから利益確定の売りに押され、結局48円高で引けました。外人は260万株の買い越しとなり、出来高も21.9億株と増加し、高値更新銘柄数は増加したものの、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+232とプラス幅は若干の拡大に留まりました。朝方の法人企業景気予測調査が調査開始以来、初めてのマイナスに転落したにも関わらず、材料視されず、米国市場は小動きにも関わらず日本市場は久々に独自に上昇しました。日米市場のイールドスプレッドの差も拡大してきましたので、今後は日本市場の独自性が高まり割安感が修正されると思います。しかし、今日は上髭で終り、一昨日の高値を更新した割には高値更新銘柄数の増加は少ない点は気がかりです。目先はここで一服することを暗示しているように思いますが、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や日本市場の割安感、また、下値抵抗線が切りあがっており、直前高値も更新した点、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇して現在は-1.1と変化していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。年初から差は拡大続けていることから、日本市場には割安感が高まっています。日経平均が2月高値を更新する日は目前です。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(13.5%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.1%下回わっていますので、この面でも、まだ割安感が有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向と過熱感の有無に注目する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Tuesday, June 19, 2007

<070619>日経平均の今後の見通し

6/18日のNYSEと、NASDAQが小幅下落したことを受けて、日経平均は前日比20円ほど安く寄り付き、その後前場は一時利益確定の売りに押される場面もありましたが、終日小動きとなり、結局14円高で引けました。外人は160万株の買い越しとなりましたが、出来高は19.5億株と低水準で、高値更新銘柄数が減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+223とプラス幅を縮小しました。米国株は原油高騰を嫌気し小反落。日本市場はもう少し下げても可笑しくない状況でしたが、先高感が強く、今日は押し目を作りませんでした。しかし、2月の高値18300円を抜くにはエネルギー不足ですし、先週末から下落傾向だった長期金利が上昇し、再び1.9%台に乗せたことには警戒が必要です。米国市場次第では、目先は調整もありそうですが、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や日本市場の割安感、また、下値抵抗線が切りあがっており、直前高値も更新した点、長期金利上昇一服、円安基調など、好材料に変化は見られませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今しばらく堅調であれば、日経平均が2月高値を更新する日も近づいてきたようです。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(12.9%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.5%下回わっていますので、この面でも割安感が有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向と過熱感の有無に注目する必要が有りそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Monday, June 18, 2007

<070618>日経平均の今後の見通し

6/15日のNYSEと、NASDAQは大幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比160円ほど高く寄り付き、その後前場は一時利益確定の売りに押される場面もありましたが、後場、切り替えし、結局178円高で引けました。出来高は20.0億株と低水準ながら、外人は1840万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数が増加して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+476とプラス幅を拡大しました。ナスダック指数は6年4ヵ月ぶりの高値を更新、日米の金利高が一服し、日米金利差が拡大し円安となり、日経平均は2月末の窓を埋め、日本市場に追い風が吹きました。しかし、出来高の少なさ、ボリンジャーバンドの上限にタッチした点や、「3空は売り」との格言から、目先は調整もありそうですが、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や相対的割安感、また、下値抵抗線が切りあがっており、直前高値も更新した点、長期金利低下、円安基調など、好材料が多く有りますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.6%とあまり差がないので、8月までは業績は材料とはならないと思います。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今しばらく堅調であれば、日経平均が2月高値を更新する日も近づいてきたようです。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(12.9%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.6%下回わっていますので、この面でも割安感が有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向と過熱感の有無に注目する必要がありそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Friday, June 15, 2007

<070615>日経平均の今後の見通し

6/14日のNYSEと、NASDAQは大幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比100円ほど高く寄り付き、その後前場は小動きでしたが、後場、日銀の金利据え置き発表を受け上昇し、結局129円高で引けました。出来高は19.7億株と低水準ながら、外人は650万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数が増加して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+212とプラス幅を拡大しました。金利高一服とガソリン以外の物価上昇が想定内だったことから米国株高となり、円安も進展し、長期金利も下がり、幅広い銘柄がかわれました。しかし、出来高の少なさや、上昇幅の少なさを見ると今日もまだまだ様子見気分のようです。来週も米国長期金利と物価動向など米国市場を注意深く見る必要は有りそうです。しかし、日本市場は、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や相対的割安感、また、下値抵抗線(17500)までは余裕があり、切りあがっている点、25日移動平均線の上でボリンジャーバンドの上限にはまだ上値余地が有る点に円安も加わり、好材料が多く有りますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.7%とあまり差がないので、8月までは業績は材料とはならないと思います。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.0%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.0%下回わっていますので、この面でも割安感が有ります。今後も、米国市場の、インフレと長期金利の動向とリバウンドの強さ加減に注目する必要がありそうです。
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Thursday, June 14, 2007

<070614>日経平均の今後の見通し

6/12日のNYSEと、NASDAQは大幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比100円ほど高く寄り付き、その後も60円幅の中で推移し、結局109円高で引けました。出来高は18.5億株と減少し、外人は340万株の売り越しとなりましたが、高値更新銘柄数が増加して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+57とプラス転換しました。金利高一服から米国株高となり、円安も進展したことを背景に資源関連が軒並み高となったほか、国際優良株が堅調に推移しました。しかし、出来高の少なさや、上昇幅の少なさを見るとまだまだ様子見気分のようです。米国長期金利が5.1%を超えたのは昨年5月末以来です。昨年6月の下落を思い出させいやな感じです。昨年は原油高や原材料インフレ、村上ファンドショック等も同時に起こりましたので、今回はそこまでは行かないのではないかと思いますが、米国市場を注意深く見る必要は有りそうです。しかし、日本市場は、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や相対的割安感、また、下値抵抗線(17500)までは余裕があり、切りあがっている点、まだ25日移動平均線の上に有る点に円安も加わり、好材料も多く有りますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.7%とあまり差がないので、8月までは業績は材料とはならないと思います。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(7.9%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.7%下回わっていますので、この面でも割安感が有ります。今後も、米国市場の調整幅を探る為に、インフレと長期金利の動向とリバウンドの強さ加減に注目する必要がありそうです。
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Wednesday, June 13, 2007

<070613>日経平均の今後の見通し

6/12日のNYSEと、NASDAQは大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比130円ほど安く寄り付き、その後一時前日比170円程度下落した後は前場は徐々に上昇、後場は一段高となり、結局28円安で引けました。出来高は21.1億株と若干増加しましたが、外人は720万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数が減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-251とマイナス幅が大幅に増加しました。米国株安・金利上昇を、円安進展で相殺する格好となりました。米国長期金利5.3%と1年ぶりの高い水準となり、日本も1.98%まで上昇し、一時前日比170円程度下落しましたが、午後為替相場が対ドルで1月に付けた年初来安値(122円20銭)を更新し、約4年半ぶりの安値水準まで下落したことで国際優良株を中心に押し目買いが入ったようです。米国長期金利が5.1%を超えたのは昨年5月末以来です。昨年6月の下落を思い出させいやな感じです。昨年は原油高や原材料インフレ、村上ファンドショック等も同時に起こりましたので、今回はそこまでは行かないのではないかと思いますが、米国市場を注意深く見る必要は有りそうです。今夜も大幅に下げるようだと上昇トレンド転換となる気配です。しかし、日本市場は、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や相対的割安感、また、下値抵抗線(17500)までは余裕があり、切りあがっている点、まだ25日移動平均線の上に有る点に円安も加わり、悲観するにはまだ早いと思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.3%とあまり差がないので、8月までは業績は材料とはならないと思います。ここからは、イールド・スプレッドの変化率(米国はここ3ヶ月で-2.2から-0.9まで上昇していますが、日本は-3.0近辺で推移し、あまり変化は有りません)と日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(6.1%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.0%下回わっていますので、この面でも割安感が有ります。今後も、米国市場の調整幅を探る為に、インフレと長期金利の動向とリバウンドの強さ加減に注目する必要がありそうです。
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Tuesday, June 12, 2007

<070612>日経平均の今後の見通し

6/9日のNYSEと、NASDAQは小動きであったことを受けて、日経平均は前日比10円ほど高く寄り付き、その後一時前日比30円程度上昇した後は前場は徐々に下落、後場は膠着状態となり結局73円安で引けました。外人は1010万株の売り越しとなり、出来高も19.8億株と減少し、高値更新銘柄数が減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-53とマイナスに転換しました。 前日同様に金利上昇が相場の上値を抑えたようです。米国長期金利が5.1%を超えたのは昨年5月末以来です。昨年6月の下落を思い出させいやな感じです。昨年は原油高や原材料インフレ、村上ファンドショック等も同時に起こりましたので、今回はそこまでは行かないのではないかと思いますが、米国市場を注意深く見る必要は有りそうです。しかし、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や日本市場の相対的割安感、また、下値抵抗線までは余裕があり、切りあがっている点、まだ25日移動平均線の上に有る点など、安心できる材料も多く有りますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.6%とあまり差がないので、それまでは業績はあまり材料とはされないでしょう。ここからは、イールド・スプレッドの変化率と日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(6.6%)ですので、中期上昇トレンドは、依然として、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.7%下回わっていますので、この面でも割安感が有ります。今後も、米国市場の調整幅を探る為に、インフレと長期金利の動向とリバウンドの強さ加減に注目する必要がありそうです。
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Monday, June 11, 2007

<070611>日経平均の今後の見通し

6/8日のNYSEと、NASDAQは上昇したことを受けて、日経平均は前日比120円ほど高く寄り付き、その後一時前日比150円まで上昇した後は徐々に下落し、結局55円高で引けました。外人は870万株の売り越しとなり、出来高は20.7億株と減少しましたが、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+136とプラスに転換しました。米国市場の大幅上昇を受け日経平均は18000円の大台回復も期待されましたが、肩透かしに終わりました。懸念材料である、日米長期金利の上昇に商品市況の下落が加わった結果のようです。もうすこし、懸念材料と米国市場動向を見極めたいと云う消極的な姿勢が大勢のようです。しかし、3月決算の発表が終わり、業績発表リスクがなくなった点や日本市場の相対的割安感、また、下値抵抗線までは余裕があり、切りあがっている点など、安心できる材料もありますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.8%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.6%とあまり差がないので、それまでは業績はあまり材料とはされないでしょう。ここからは、イールド・スプレッドの日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(7.9%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が1.5%下回わっていますので、この面でも割安感が有ります。今後も、米国市場の調整幅を探る為に、インフレと長期金利の動向とリバウンドの強さ加減に注目する必要がありそうです。
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Friday, June 08, 2007

<070608>日経平均の今後の見通し

6/7日のNYSEと、NASDAQが連日大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比150円ほど安く寄り付き、前場はさらに下落し一時350円ほど安くなる場面もありましたが、後場若干もどし、結局274円安で引けました。出来高はSQ日と言うことも有り34.4億株と高水準でしたが、外人は1720万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+102とプラス幅を縮小しました。懸念材料である、米国長期金利の上昇、NYの高値警戒感が影響し、欧米市場の連日の大幅下落と市場予想を下回る機械受注を受けてを受けて、日本市場は売り一色の展開となりました。昨日は踏みとどまったものの今日はさすがに持ちこたえられませんでした。今日のところは25日移動平均線で一旦押し戻した格好です。昨日・今日の結果で日本市場の割安感はいくぶんなくなりましが、主力企業の決算発表が終わり、業績発表リスクがなくなりましたので、また、下値抵抗線までは余裕があり、切りあがっていますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.8%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.3%とあまり差がないので、それまでは業績はあまり材料とはされないでしょう。ここからは、イールド・スプレッドの日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(7.1%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.4%下回わるレベルに接近して、この面では割安感は薄らぎました。今後も、米国市場の調整幅を探る為に、インフレと長期金利の動向とリバウンドの強さ加減にも注目する必要がありそうです。
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Thursday, June 07, 2007

<070607>日経平均の今後の見通し

6/6日のNYSEと、NASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比160円ほど安く寄り付き、前場は膠着状態でしたが、後場急速に値をもどし、結局12円高で引けました。外人は410万株の買い越し、出来高は27.9億株と高水準で、高値更新銘柄数は減少したものの、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+244とプラス幅を拡大しました。懸念材料である、米国長期金利の上昇、NYの高値警戒感が影響し、欧米市場の急落を受けて、日本市場の調整も必須のはずが、押し目買いに支えられプラスに転じ日本市場の勢いを感じさせました。明日の寄り付き前に発表される4月機械受注が、市場予想(+4.5%程度)を上回るか否かが注目されます。日経平均は17825から18300のボックス・レンジに変わったように思います。今日の結果で日本市場の割安感はいくぶんなくなりましが、主力企業の決算発表が終わり、業績発表リスクがなくなりましたので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。東証一部銘柄の今期平均予想増益率+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率+5.8%は第一四半期の業績発表がある8月まではあまり変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.3%とあまり差がないので、それまでは業績はあまり材料とはされないでしょう。ここからは、イールド・スプレッドの日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(11.9%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が0.7%下回わるレベルに接近して、この面は割安感は薄らぎました。今後も、米国市場の調整幅を探る為に、インフレと長期金利にも注目する必要がありそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Wednesday, June 06, 2007

<070606>日経平均の今後の見通し

6/5日のNYSEと、NASDAQが下落したことを受けて、日経平均は前日比50円ほど安く寄り付きましたが、その後じり高となり、一時昨日より高くなる場面も有りましたが結局12円安で引けました。外人は1020万株の買い越し、出来高は25.9億株と高水準で、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+240とプラス幅を拡大しました。懸念材料である、米国長期金利の上昇、NYの高値警戒感が影響し、NYが下落したことで国際優良株は軟調でしたが、内需が上げ、日本市場の強さを示した結果となりました。SQが近い割には先物の動きも鈍く膠着感のある市場の動きです。日経平均は17825から18300のボックス・レンジに変わったように思います。日本市場には割安感が有り、業績発表リスクがなくなりましたので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が終わり、東証一部銘柄の今期平均予想増益率は、+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月までは変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.3%なので、それまでは業績はあまり材料とはされないでしょう。ここからは、イールド・スプレッドの日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(12.0%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、米国市場の転換点を探る為に、インフレと長期金利にも注目する必要がありそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Tuesday, June 05, 2007

[070605] 日経平均の今後の見通し

6/4日のNYSEと、NASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比50円ほど高く寄り付きましたが、その後前日比20安まで下落する場面もありましたが、前場中頃に上昇に転じ、結局80円高で引けました。外人は940万株の買い越し、出来高は25.0億株と高水準でしたが、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+238とプラス幅を拡大しました。今日終値で18000を上回ったことで、日経平均は17825から18300のボックス・レンジに変わったように思います。懸念材料である、米国長期金利の上昇、NYの高値警戒感、中国市場リスクは今のところ、さほど影響していません。サイコロジカルラインが75%となり多少過熱感も出て、今週はSQや機械受注統計発表も有り、波乱も予想されますが、日本市場には割安感が有り、業績発表リスクがなくなりましたので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が終わり、東証一部銘柄の今期平均予想増益率は、+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月までは変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.3%なので、それまでは業績はあまり材料とはされないでしょう。ここからは、イールド・スプレッドの日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(12.5%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後は、米国市場の転換点を探る為に、インフレと長期金利にも注目する必要がありそうです。《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Monday, June 04, 2007

<070604>日経平均の今後の見通し

6/1日のNYSEと、NASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比110円ほど高く寄り付きましたが、上海市場の急落が影響し、じり安となり、結局14円高で引けました。外人は440万株の売り越しながら、出来高は25.5億株と増加、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+467とプラス幅を拡大しました。寄り付き段階で2月末の窓を埋めましたので、ここからの一服はしかたがないところでしょう。懸念材料である、米国長期金利の上昇、NYの高値警戒感、中国市場リスクのうち、中国リスクが再度顕在化したにも関わらず小幅ながら上昇して終わった点は評価できますが、米国市場の反応が肝心ですので、今夜の動きが気になります。今週はSQや機械受注統計発表が有り波乱も予想されますが、日本市場は割安で過熱感もありませんから、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が終わり、東証一部銘柄の今期平均予想増益率は、+18.3%と日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.9%は第一四半期の業績発表がある8月までは変化はないと思われますし、米国市場の今期増益率は7.3%なので、それまでは業績はあまり材料とはされないでしょう。ここからは、イールド・スプレッドの日米差に注目することが重要です。今のところ差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。米国市場が今後も堅調であれば、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(11.3%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後は、米国市場の長期金利にも注目する必要がでてきました。
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Friday, June 01, 2007

<070601>日経平均の今後の見通し

31日のNYSEと、NASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比70円ほど高く寄り付き、その後堅調に推移し、一時18000円に乗せましたが、結局83円高で引けました。外人は80万株の買い越しで、出来高は24.9億株と増加、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+372とプラス幅を拡大しました。来週はいよいよ2月高値18300を更新するか、と云うところまできました。投信設定や海外投資家による主力株買い期待で相場を押し上げたと云うところでしょう。懸念材料である、長期金利の上昇、NYの高値警戒感、中国市場リスクなどは一旦引っ込み、新興市場の反転や、国際優良銘柄の堅調な動きなど、低迷を脱する兆しが本物になりつつありますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均予想増益率は、+18.3%と二桁の伸びを維持しています。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.9%と変わらず、米国市場の今期増益率は7.3%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もまだあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(11.3%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目してゆく必要があります。
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