Tuesday, May 13, 2008

<080513>日経平均の今後の見通し

[市況]
12日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は70円ほど高く寄りつき、前場は前日比10円ほど安くなる場面もありましたが、その後は上昇に転じ、結局210円高で引けました。外人は210万株の買い越しで、出来高は19.1億株と低水準ながら増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はプラス転換し、個別銘柄は"買い"が有利な状況となりました。
12日の米国株式市場は、原油先物相場はこの日も最高値を付けたが、利益確定売りに押され、結局、下げて終了。英銀最大手HSBCは、1―3月期の利益が前年同期を上回ったと発表したことを受け、金融株の一角もつれ高した。アナリストが目標株価を引き上げたウォルマート・ストアーズが上昇し、業績好調で小売が買われました。
13日の日本市場では、中国での大地震発生による中国市場の動向を見極めたいとのムードから前場に日経平均は下げる場面がありましたが、上海総合指数が下げ渋り、ハンセン指数が上昇したことで警戒感が薄れ、経常増益見通しを発表した富士通やニコン、営業増益見通しを発表した日立が買われ、相場全体も上昇しました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の上に在り、総合乖離率は+1.3%とプラスに転換、200日線との乖離率も-7.1%とマイナス幅が縮小しました。3つの内2つがプラスですので、中期的トレンドは、"青信号"となりました。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.0ポイントと変化なく、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が5.8ポイント下回わるレベルに若干拡大しましたが、売られ過ぎ感はおおむね改善方向です。
NY Dowは一目均衡表の雲の上に出て、2月高値も大きく抜きました。先週末の下落で25日線までさげて下値抵抗線の12700ドルに近づきリバウンドしました。しかし、まだ9日線は抜いていません。Nasdaqは、9日線を大きく抜きました。日経平均は、25日線まで下げ、リバウンドし9日線を抜きました。

[ファンダメンタル視点]
米国市場では原油がやや下げたことと、好業績企業の発表で上昇しました。主要企業の決算発表内容はまちまちですが、総じて言えば今のところプラスに作用しているようです。しかし、今後もしばらく不動産下落は続きそうですので、金融機関の破綻懸念は完全に払拭されてはいないと考えておかなければなりません。本格反転には公的資金を活用した、破綻懸念の払拭が必須と思われますが、米国政府はこの為の検討に5,6月の2ヶ月の時間的猶予を得たと理解しておくべきでしょう。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。
一方、日本企業の3月期決算発表は中盤となりましたが、今日現在の日経平均の今期増益率は-4.6%で、予想PERも16.6となりました。

[今後の見通し]
NYDowも25日線まで下げてリバウンドしました。これに連動して日経平均は上昇しましたが、今日も1%程度日本市場は買われ過ぎと思われます。いずれ、早々に解消されると思われますのでこの分は注意が必要でしょう。過熱感はさほど無く、9日線も抜きましたので次は5月7日の高値14209円の更新が出来るかどうかに注目したいと思います。


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