Thursday, March 27, 2008

<080327>日経平均の今後の見通し

[市況]
26日のNYSEとしNASDAQが下落したことを受けて、日経平均は90円ほど安く寄りつき、前場は一時前日比230円ほど安くなる場面がありましたが、後場は戻りに転じ、結局102円安で引けました。出来高は今日も16.7億株と低水準でしたが、外人は210万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は日経平均が下落したにも関わらずプラス幅を若干拡大しました。個別銘柄は若干"買い"有利な状況が続いています。
26日の米国株式市場は2月の耐久財受注額は前月比1.7%減と、市場予想(0.8%増)を下回り、民間設備投資の先行指標とされる資本財受注額も2.6%減少し相場の重しとなったほか、アナリストが多額の評価損計上を予想して、シティなど複数の大手金融機関の利益を下方修正したことで金融株が下落しました。一方、2月の新築住宅販売件数は市場予想を上回ったものの、好感する動きは限られたようです。
27日の日本市場では円高・ドル安基調の継続や米景気の先行き不透明感を背景に、企業の業績悪化を警戒した売りが優勢でしたが、ここ数日外人の売買が減少していることもあり、下値を売り込む動きはみられず、安い水準で方向感を欠く値動きでした。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の700円下までに拡大、総合乖離率は-31.2%とマイナス幅が拡大、200日線との乖離率も-19.8%とマイナス幅は拡大し、3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.0ポイントと変化はありません。一方、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が10.6ポイント下回わり、この面の売られ過ぎ感は変わりませんでした。
NY Dowは昨日の下げでも一目均衡表の雲の中に有ります。引き続き雲を抜けるか、2月の高値と75日線を抜けるかに注目したいと思います。NasdaqとS&P500もまだ25日線の上にありますので短期上昇トレンド入りが期待されます。日経平均は25日線まであと300円ほどです。

[ファンダメンタルの現状認識]
米国市場は経済指標の悪化と証券アナリストの大手金融機関の利益下方修正が嫌気されて下落しましたが、過剰には反応していませんでした。むしろ、ここ数日の上昇の調整と云う面が強いように思います。もう一段のドル高とならなければ、日本市場の短期上昇トレンドは継続しそうです。しかし、4月中旬以降シティーなど投資銀行の決算控えていますので、予想を超える評価損による破綻懸念は残っています。金融機関のバランスシートが傷んでいるときはいくら金利を下げても信用収縮はとまらないと言うことは日本の過去が実証済みですので、今後も不動産下落は続きそうですので、モノラインや金融機関への公的資金注入という強力な材料しか打開策はなさそうです。しかし、投入のタイミングが非常に重要ですので、米国政府や議会も投入の前提条件やタイミングを考えているものと思われます。

[今後の見通し]
日経平均はあと300円で25日平均線に到達と云う水準です。明日も10―12月期の米GDP(確定値)などの経済指標の発表がありますので発表内容によっては押し目を作る可能性がありますが、9日平均線を割らない限り、4月上旬までは押し目は積極的に買って良いように思います。

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