Friday, March 14, 2008

<080314>日経平均の今後の見通し

[市況]
13日のNYSEとNASDAQが小幅上昇したことを受けて、日経平均は80円ほど高く寄りつき、前場は狭いレンジで推移していましたが、後場下落が顕著となり、結局191円安で引けました。出来高はSQ日なので31.5億株と増加、外人は1250万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅は大幅に増加して、個別銘柄は"売られ過ぎ"となっています。
13日の米国株式市場では朝方、米投資ファンド、カーライル・キャピタルが「取引先が保有資産の回収に入る」と発表。金融機関の評価損拡大懸念につながり、2月の小売売上高が市場予想を大きく下回り、ドル安の加速、金相場一時1000ドル台に乗せるなど、インフレ警戒感でて大きく下落したものの、S&Pが、大手金融機関の評価損計上はまだ続きそうだが、折り返し地点を過ぎたとの見方を示したことで、上げに転じたようです。
14日の日本市場では朝方は、昨日の米国市場が小幅ながら反発したことで上昇して始まりましたが、後場、軟調なアジア株や円が99円台に入ったことなどから徐々に下げ幅を広げました。自動車や海運の下げが目立ちました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の1200円下に在り、総合乖離率は-44.2%となりマイナス幅は拡大し、200日線との乖離率は-23.1%に拡大しました。3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は米国企業決算を受けて年度替りとなり、1.2ポイントと再び拡大してきました。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が10.2ポイント下回わり、売られ過ぎ感はさらに拡大しました。米国市場のチャートはNasdaqは1月安値を更新してしまいましたが、Dowは1月安値をまだ更新していませんが、まだ9日平均線を抜いていませんので上昇に転じたとも言えません。日経平均は連日安値を更新して短期下降トレンドから抜け出せません。

[ファンダメンタルの現状認識]
100円割れと云う円高のインパクトに、日本市場は過剰に反応しているようです。世界市場の短期上昇トレンド転換の為には、FRBの緊急利下げや、モノラインへの公的資金注入という強力な材料が必要ですが、日本市場は為替の反転でも短期トレンド転換が期待できそうです。

[今後の見通し]
日経平均は連日安値を更新して先が見えづらくなってきました。チャート的に見ると12000円が強い抵抗ラインですので、ここを大きく割るかどうかが焦点になってきました。今のところ、米国市場のパニック的下げが出ないので、日本市場の下げ止まり感も出にくい状況です。しかし、目先、売られ過ぎを示す指標が数多く出ていますので、日柄的に見ても、反転は近いように思います。セリング・クライマックとなった時に買うべき候補銘柄を想定しておく時期に来たと思います

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