Monday, March 24, 2008

<080324>日経平均の今後の見通し

[市況]
21日のNYSEとNASDAQは休場でしが、日経平均は10円ほど安く寄りつき、前場は若干安くなる場面がありましたが、後場にかけて100円高まで上昇、引け際に下げに転じ、結局2円安で引けました。出来高は16.1億株と今年最低水準ながら、外人は630万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はプラス幅を拡大し、個別銘柄は"買い"有利な状況が続いています。
21日の米国株式市場は休場でした。24日の日本市場では法人企業景気予測調査で景況判断指数が-9.3となったものの、織り込み済みとの見方で、市場への影響は限定的でした。円相場が一時1ドル=100円に接近したことが輸出関連株の一角の買いにつながり、信用不安がひとまず後退したことで全体的に底堅い動きでしたが引けにかけて下げに転じて終了しました。欧州や香港が休場とあって、出来高は今年最低の水準でした。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の900円下までに改善、総合乖離率は-35.8%となりマイナス幅は若干縮小し、200日線との乖離率も-21.0%と変化はありませんが、3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は0.9ポイントに縮小しました。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が9.0ポイント下回わり、この面の売られ過ぎ感は変化はありません。
NY Dowは1月安値を割らずに再び25日線を抜き良い形になってきましたが、NasdaqとS&P500は1月安値を更新してしまいましたし、25日線も抜いていませんので、まだ下降トレンドから抜けきれていません。日経平均は9日線を抜きましたので目先は下げ止まったと言って良いと思います。

[ファンダメンタルの現状認識]
米国市場はファニーメイ、フレディマックの住宅ローン債権の買い取り枠を2000億ドル拡大したことを好感した動きとなっています。ドル安一服が続けば、日本市場の短期上昇トレンドは継続しそうです。しかし、4月中旬以降シティーなど投資銀行の決算控えていますので、予想を超える評価損による破綻懸念は残っています。金融機関のバランスシートが傷んでいるときはいくら金利を下げても信用収縮はとまらないと言うことは日本の過去が実証済みですので、今後も不動産下落が続けば、モノラインや金融機関への公的資金注入という強力な材料しか打開策はなさそうです。何時行われるかが市場の最大の関心事となってきました。

[今後の見通し]
日経平均は短期の上昇トレンド転換と考えてよさそうでが、経済指標の発表内容や米国市場の動きによっては安くなる日もあるとは思いますが、4月上旬に向けて当面の目標である25日線までは上昇する可能性が高いと思います。

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