Wednesday, March 26, 2008

<080326>日経平均の今後の見通し

[市況]
25日のNYSEが小幅下落しNASDAQが小幅上昇したことを受けて、日経平均はちょうど権利落ち分100円ほど安く寄りつき、前場は若干安くなる場面がありましたが、後場は小動きながら、引け際に上昇し、結局38円安で引けました。外人は940万株の買い越しでしたが、出来高は15.7億株と今年最低となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はプラス幅を縮小しました。しかしプラスは維持していますので個別銘柄は"買い"有利な状況が続いています。
25日の米国株式市場は1月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数が前年同月比10.7%の大幅低下したほか、3月の消費者信頼感指数は市場予想を大きく下回った為大きく下落する場面もありましたが、相場の底入れ期待からハイテク株などを中心に買いが入って午後にかけて下げ幅を縮めました。NASDAQは上昇して終了。
26日の日本市場では円相場が再び1ドル=99円台後半まで上昇したことや、米経済指標の悪化などが影響し、主力株は総じて軟調な展開でしたが、今日は3月決算銘柄の権利落ち日で、日経平均の配当落ち分が市場試算で約100円とみられることを考慮すると、実質的には上昇したと考えられます。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の600円下までに改善、総合乖離率は-29.7%と変わらず、200日線との乖離率も-19.3%とマイナス幅は変化なく、3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.0ポイントと変化はありません。一方、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が10.7ポイント下回わり、この面の売られ過ぎ感は若干増大しました。
NY Dowは2月の高値と75日線に接近してきました。次は一目均衡表の雲をぬけるかどうかに注目したいと思います(後100ドルほどです)。NasdaqとS&P500も25日線を大きく抜いて短期上昇トレンド入りしましたが、2月の高値を抜くには一段高が必要です。日経平均は25日線にまだ届きません(後250円ほどです)。

[ファンダメンタルの現状認識]
米国市場は住宅価格指数など経済指標の悪化による悪材料を先高期待による買いでカバーした感じです。先高期待感が続いている間は悪材料にさほど反応しないと思われますので、このままドル安一服が続けば、日本市場の短期上昇トレンドは継続しそうです。しかし、4月中旬以降シティーなど投資銀行の決算控えていますので、予想を超える評価損による破綻懸念は残っています。金融機関のバランスシートが傷んでいるときはいくら金利を下げても信用収縮はとまらないと言うことは日本の過去が実証済みですので、今後も不動産下落が続けば、モノラインや金融機関への公的資金注入という強力な材料しか打開策はなさそうです。何時行われるかが市場の最大の関心事となってきました。

[今後の見通し]
日経平均はあと250円で25日平均線に到達と云う水準まできました。明日も・2月の米新築一戸建て住宅販売や2月の米耐久財受注などの経済指標の発表がありますので発表内容によっては押し目を作る可能性がありますが、4月上旬までは押し目は積極的に買って良いように思います。


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