Tuesday, March 18, 2008

<080318>日経平均の今後の見通し

[市況]
17日のNYSEは小幅上昇でNASDAQが下落したことを受けて、日経平均は30円ほど高く寄りつき、前場は一時200円ほど高くなる場面がありましたが、後場にかけて下落、後場もどし、結局176円高で引けました。出来高は22.6億株と低水準、外人は810万株の売り越しとなりましたが、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅は-596とマイナス幅は縮小しましたが、個別銘柄は"売り"有利となっています。
17日の米国株式市場ではベアー・スターンズがJPモルガン・チェースに身売りが決まり、信用不安の根深さが意識され売りが先行したものの、買収は好条件との受け止めからJPモルガンが大幅高となってダウ平均は上昇。一方、エネルギー株が下げたこともあり、S&P500とNASDAQは下落して終了し、まちまちの動きでした。
18日の日本市場ではFOMCやリーマン・ブラザーズなどの米大手証券決算を米国時間18日に控え、基本的には模様眺めの相場でしたが、軟調な商品相場を反映して、資源関連株が安く、値がさハイテク株の買い戻しが優勢でした。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の1500円下に在り、総合乖離率は-48.7%となりマイナス幅は若干縮小し、200日線との乖離率も-24.6%に縮小しましたが、3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.2ポイントと縮小しました。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が9.4ポイント下回わり、この面の売られ過ぎ感も縮小しました。
米国市場のチャートはNasdaqは1月安値を更新してしまいましたが、NY Dowは昨日の安値でもかろうじて、1月安値をまだ更新していませんが、更新しそうな状況は変わっていません。日経平均の方はここ3日で1000円下げた割には反発力は弱く、下げ止まったとは言えません。

[ファンダメンタルの現状認識]
今夜のFOMCを意識してか、今日の為替相場は落ち着いた動きでしたので、一息ついた格好ですが、FRBの利下げは米国にスタグフレーションを招き、さらなる円高を誘発しそうで、日本市場の短期上昇トレンド転換につながるかどうか疑問も有ります。それに加え、金融機関のバランスシートが傷んでいるときはいくら金利を下げても信用収縮はとまらないと言うことは日本の過去が実証済みですので、どうも、モノラインや金融機関への公的資金注入という強力な材料しか打開策はなさそうです。

[今後の見通し]
今夜のFOMCの利下げ幅などの発表や金融機関の決算内容次第で米国市場の反応も大きく異なるものと思われます。0.75%の利下げは織り込み済みと思われますし、1%だと逆に打ち止め感が出そうで、プラスのサプライズの可能性は小さいのではないかとの見方が多いようでが、さらに下げたとしても、目先、売られ過ぎを示す指標が数多く出ていますので、日柄的に見ても、目先の反転は近いように思います。さらに下げた場合の次の目安は2/27の高値から3000円下の11100円前後が想定されます。

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