Tuesday, March 04, 2008

<080304>日経平均の今後の見通し

[市況]
3日のNYSEとNASDAQが小幅下落だったものの、日経平均は90円ほど高く寄りつきましたが、前場中ごろまでは売られ、一時100円近く安くなる場面がありましたが、後場にかけて多少持ち直したものの、結局昨日同値で引けました。外人は540万株の売り越しで、出来高は20.9億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-509とマイナス幅が拡大し、個別銘柄は"売り"が有利な状況がさらに進みました。
3日の米国株式市場では2月のISM指数が48.3%と市場予想(48.0%)をやや上回ったものの、50%を下回り、1月の建設支出は前月比1.7%減と予想(0.7%減)以上に悪化するなど、米景気後退が改めて意識され、相場の重しとなったものの、前週末に大きく下げたこともあり、取引終了にかけて下げ渋りました。
4日の日本市場では昨日の大きな下げと米国市場の小幅安から買い戻しが先行して始まったものの、先物主導で荒い相場となりました、商品市況高を受け非鉄株や商社株、海運株の上げが目立ったものの、相場全体への影響は限定的で、4日のFRB議長の講演内容や5日の10―12月期の法人企業統計の内容などを気にして見送り気分も強かったようです。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の900円下に在り、総合乖離率は-33.1%となりマイナス幅は若干縮小し、200日線との乖離率は-19.4%に若干縮小したものの、3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は米国企業決算を受けて年度替りとなり、かなり縮まりました。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が6.8ポイント下回り、割安感は若干縮小したものの2月12日の安値を更新してしいました。米国市場もこれ以上下げると、持ち合い離れとなり、下げが加速するリスクが有ります。NASDAQはすでに下離れした感じです。

[ファンダメンタルの現状認識]
今日は方向感の定まらない相場でした。米国市場は3日も経済指標の悪化に反応しましたが、上昇しないのは、好材料が出てこないからとも言えそうです。やはり、根本解決が見えるまでは、上昇トレンド転換とはならないようです。ここ暫くは、モノラインの格下げ懸念vs信用強化策期待や企業業績の明暗、景気悪化を示す経済指標vs景気対策などの好悪材料の綱引きが続くと考えられます。いずれにせよ、根本的には米国の住宅価格の下落が止まる必要があると思われますので、時間がかかりそうです。

[今後の見通し]
今日の安値は、ボリンジャーバンド-2σ(12850円)に届いておらず、今のところサポートラインとなっていますが、狭まりつつありますので、下離れの可能性大です。今夜の米国市場を注視したいと思います。

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