Monday, March 17, 2008

<080317>日経平均の今後の見通し

[市況]
14日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は150円ほど安く寄りつき、前場は下落が続きました、後場一時550円安となる場面がありましたが、その後若干戻し、結局454円安で引けました。出来高は24.55億株と低水準、外人は850万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅は-1393と1000を超え、個別銘柄は"売られ過ぎ"となっています。
14日の米国株式市場では朝方発表の2月米消費者物価指数は前月比横ばいと、物価の落ち着きを示す内容でプラスで始まりましたが、資金繰りの悪化した米証券大手ベアー・スターンズに対し、FRBなどが緊急支援に乗り出すことで合意と報道されると、信用リスクの高まりが嫌気され、売りが膨らみました。17日の日本市場では米国の金融システム不安から前週末の米株式相場が下落。円高・ドル安が進み、輸出関連を中心に主力企業の業績悪化懸念が強まりました。FRBによる緊急の公定歩合引き下げもドル安要因と見なされてしまったようです。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の1800円下に在り、総合乖離率は-53.0%となりマイナス幅は拡大し、200日線との乖離率も-25.9%に拡大しました。3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は米国企業決算を受けて年度替りとなり、1.4ポイントと再び拡大してきました。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が13.0ポイント下回わり、売られ過ぎ感はさらに拡大しました。米国市場のチャートはNasdaqは1月安値を更新してしまいました。NY Dowは1月安値をまだ更新していませんが、更新しそうな状況となってきました。日経平均の方は連日安値を更新してさらに加速しそうな気配です。

[ファンダメンタルの現状認識]
一挙に95円と云う円高のインパクトに、日本市場は連日反応せざるを得ない状況です。FRBの利下げはスタグフレーションを招き、さらに円高を誘発しそうで、短期上昇トレンド転換につながるかどうか疑問になってきました。それに加え、金融機関のバランスシートが傷んでいるときはいくら金利を下げても信用収縮はとまらないと言うことは日本の過去が実証済みですので、どうも、モノラインや金融機関への公的資金注入という強力な材料しか打開策はなさそうです。

[今後の見通し]
日経平均は連日安値を更新し12000円は抵抗ラインにはならず、先が見えづらくなってきました。今日の安値は2003年の安値から昨年の高値のちょうど61.8%(黄金分割)押しでした。ここがボトムだった可能性無いとは言えませんが、さらに下げた場合の次の目安は2/27の高値から3000円下の11100円前後が想定されます。米国の協力な対策の発表次第と思いますが、目先、売られ過ぎを示す指標が数多く出ていますので、日柄的に見ても、反転は近いように思います。

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