Tuesday, March 11, 2008

<080311>日経平均の今後の見通し

[市況]
10日のNYSEとNASDAQが下落したことを受けて、日経平均は140円ほど安く寄りつき、前場は一時前日比160円ほど安くなる場面がありましたが、その後は上昇に転じ、結局126円高で引けました。出来高は23.9億株と増加しましたが、外人は840万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-1031とマイナス幅は1000を超え、個別銘柄は"売られすぎ"を示すレベルとなりました。
10日の米国株式市場では格付け会社ムーディーズが発行する住宅ローン関連証券を格下げしたことや流動性懸念のうわさも出て、金融株が下落。原油先物相場が最高値を更新したことで、個人消費や企業業績への悪影響懸念もあり、下げが加速しました。11日の日本市場では朝方は米市場安から売り先行で始まり、約2年半ぶりの安値水準まで下げたものの、売り一巡後は鉄鋼株に買い戻しが入り、徐々に下げ幅を縮小、明確な強気材料はなかったものの、シカゴで米株価指数先物が上昇していたこともあり、上昇に転じて引けました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の900円下に在り、総合乖離率は-37.3%となりマイナス幅は縮小し、200日線との乖離率は-20.9%に縮小したものの、3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は米国企業決算を受けて年度替りとなり、かなり縮まりました。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が5.1ポイント下回わるところまで縮小し、売られ過ぎ感は改善しました。米国市場のチャートはNasdaqは1月安値を更新してしまい、Dowも12000ドルの節目を割ってしまいました。Dowが1月安値を更新するようですと底が見えなくなります。

[ファンダメンタルの現状認識]
今日の日経平均は特に強気材料がないのに米国市場に連動しませんでした。米国市場の反転上昇を先読みした動きと思われます。すなわち、FRBの緊急利下げや、モノラインへの公的資金注入などの材料が今夜にも出ると先読みしたとも云えます。どうでしょうか?

[今後の見通し]
今日の安値でTOPIXと日経先物も日経平均に続き1月の安値を更新してしまいました。今日の上昇だけでは、とても反転したとは言えません。むしろ、今日の日本市場が先走った動きだったとすれば、明日の反動は大きそうです。やはり、次の下落目安である12000円を覚悟しておいた方が良さそうです。

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