Tuesday, July 01, 2008

<080701>日経平均の今後の見通し

[市況]
30日のNYSEは小幅上昇、NASDAQは下落しましたが、日経平均は30円ほど高く寄りつき、前場は比較的堅調な動きでしたが、後場は軟調な展開となり、結局18円安で引けました。外人は340万株の売り越しとなりましたが、出来高は18.6億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅が拡大し、個別銘柄は"売り"が有利な状況です。
30日の米国株式市場では、前週に予想を下回る決算を発表したリサーチ・イン・モーションが下げ止まらなかったことなどNASDAQは続落しましたが、NY Dowは値ごろ感から買いが優勢だったものの、原油が高値圏で推移したことやリーマン・ブラザースが10%超下落するなど大手金融株がさえない値動きで、上値は限られました。1日の日本市場では、日経平均が2004年9月以来となる9日続落となりは。朝方は日銀短観の大企業製造業のDIが事前の市場予想ほど悪化しなかったことが、安心感を誘い、先行きのDIが大幅に改善した鉄鋼は買い先行で始まりましたが、設備投資が鈍化していることや、売上高経常利益率の悪化が今後の景気低迷を連想させ、日経平均は上値の重い展開が続きました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は-12.5%とマイナス幅が若干拡大し、200日線との乖離率も-7.4%とマイナス幅は若干拡大しました。3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、引き続き"黄信号"です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.9ポイントと変化はありませんが、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.4ポイント上回わるレベルとなり、若干割高な状況です。
NY Dowは、連日の年初来の安値更新となり下げ止まる気配が見えません。一目均衡表の雲の下に在り、さらに、75日線、25日線、9日線の下でも在ります。Nasdaqも一目均衡表の雲の下に抜け、9日線、25日線、75日線の下となってしまいました。日経平均は一目均衡表の雲の中に入り、9日線、25日線の下に在り、75日線も割ってしまいました。

[ファンダメンタル視点]
米国市場は原油高と金融機関の財務懸念で、冴えない動きでした。今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。反転するには公的資金を活用した破綻懸念の払拭が必須と思われますが、現在のところ、まだ対策が出ていません。7月に主要銀行の決算発表時を控えていますので、疑心暗鬼が続いています。しかし、逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。そろそろ、対策が出ても良い時期ではないかと思います。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティー グループの株価は、年初来安値を更新しています。(3月安値18.6ドルに対して現在17.0ドル)一方、日本企業の3月期決算発表は終わりましたが、今日現在の日経平均の今期予想増益率は-2.3%で、予想PERは15.9となりました。

[今後の見通し]
今日も、日経平均は米国市場の動きには逆らえないようです。終値ではNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは約+2.7%(370円)となりました。ドル換算チャートでは一目均衡表の雲の下に抜けて7日経過し、なかなか雲の中に戻れませんが底堅い動きです。しかし反発力は弱く、そろそろ下離れそうな気配です。


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