Monday, July 28, 2008

<080728>日経平均の今後の見通し

[市況]
25日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比70円ほど高く寄りつき、前場はその水準で推移しましたが、後場は一段安となり、結局19円高で引けました。出来高は15.6億株と低水準で、寄付き前の外人は340万株の売り越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はプラス幅が縮小したものの、個別銘柄は"買い"が有利な状況です。
25日の米国株式市場では、耐久財受注は市場予想に反して増加し、新築住宅販売件数は減少したものの予想を上回り、7月の消費者態度指数は予想を上回り相場の支援材料となりました。ただS&Pがファニーメイとフレディマックの優先株などの格付けを引き下げ方向で見直すと伝わると、ダウ平均は一時下げに転じる場面もありました。
26日の日本市場では、円が一時108円台まで下落し、商社など好決算銘柄中心に上昇して始まったものの、ホンダが業績下方修正で下落したことや、今週に国内企業の決算発表や、米国では7月の雇用統計など経済指標の発表が相次ぐため様子見ムードが強く、CMEの清算値13510円に届かなかったこともあり、短期的な利益確定売りが優勢となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線と一目均衡表の雲の下ですが、今日も、9日線と25日線は割らずに終了しました。総合乖離率は-8.2%とマイナス幅が縮小し、200日線との乖離率も-6.3%とマイナス幅が縮小しましたが、3つともマイナスですので、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は2.2ポイントと変わらず、テクニカルから見た割安・割高度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.2ポイント下回わるレベルで、差はほぼ有りません。
NY Dowは、上昇したものの、一目均衡表の雲と、75日線の下で、9日線と25日線を回復できていません。Nasdaqは一目均衡表の雲と75日線の下に在り、25日線を抜き、9日線の上に在ります。米国市場はまだ目先は下降のリスクが残ります。

[ファンダメンタル視点]
米国市場は景気指標がやや改善し上昇しましたが、金融不安は払拭とまではいっていないようです。まだ短期上昇余地はあると思われますが、今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、中長期的に見ると、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。反転するには公的資金を活用した破綻懸念の払拭が必須と思われます。第二弾の対策が出ましたので市場の評価を見守る必要がありそうです。ここからも、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティー グループの株価は、25日は若干下落しました。(7月安値14.0ドルに対して現在18.8ドル)一方、日本企業の、今日現在の日経平均の今期予想増益率は-2.3%で、予想PERは15.8となりました。

[今後の見通し]
日本市場は出来高は縮小し、様子見気分が強い1日でした。その結果、ドルベースの終値でのNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは-0.3%(-50円)となり若干割安となりました。ドル換算チャートでは25日線を割りましたが、9日線はまだ割っていませんので目先は調整含みですが、短期的な上昇は続くと見て良いと思います。ボリンジャーバンドの+2σ(数日後には13800円近辺)までの上値余地はまだありそうです。


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