Wednesday, July 02, 2008

<080702>日経平均の今後の見通し

[市況]
1日のNYSEとNASDAQは小幅上昇したことを受けて、日経平均は30円ほど高く寄りつきましたが、その後は下落に転じ、終日軟調な展開となり、結局176円安で引けました。外人は620万株の買い越しながら、出来高は20.1億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅が拡大し、個別銘柄は"売り"が有利な状況です。
1日の米国株式市場では、原油先が高値圏で推移したことなどや金融株安を嫌気し、売りが先行したものの、6月のISM製造業景況感指数が50.2と前月から上昇し、GMの6月の新車販売台数は前年同月比で大幅減ながら、市場で警戒されたほど悪化しなかったと受け止められ、GM株が一時急伸して、幅広い銘柄に買いが波及し、ダウ平均は上げに転じました。
2日の日本市場では、国内外の景気悪化懸念が広がり、米雇用統計の発表やECB理事会を控え、買いが入らない中、やや円高も影響し、輸出関連株や銀行株など主力株を中心に幅広く売りが出て43年ぶりの10日続落となりました。このところ日経平均が米国株価指数に対して割高に推移していたことも影響したようです。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は-16.1%とマイナス幅が拡大し、200日線との乖離率も-8.5%とマイナス幅は拡大しました。3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、引き続き"黄信号"です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.9ポイントと変化はありませんが、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.7ポイント下回わるレベルとなり、若干割安となりました。
NY Dowは、一目均衡表の雲の下に在り、さらに、75日線、25日線、9日線の下でも在ります。連日の年初来の安値更新となりましたが、そろそろ下げ止ポイントは近づいてきたと思われます。年初の下げ幅をあてはめると11090ドル近辺が目安となります。Nasdaqも一目均衡表の雲の下に抜け、9日線、25日線、75日線の下となってしまいました。日経平均は一目均衡表の雲の中に入り、9日線、25日線の下に在り、75日線も割ってしまいました。

[ファンダメンタル視点]
米国市場はそろそろ好材料に反応しやすくなってきたようですが、目先はリバウンドも近そうですが、今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。反転するには公的資金を活用した破綻懸念の払拭が必須と思われますが、現在のところ、まだ対策が出ていません。7月に主要銀行の決算発表時を控えていますので、疑心暗鬼が続いています。しかし、逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。そろそろ、対策が出ても良い時期ではないかと思います。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティー グループの株価は、年初来安値を更新しています。(3月安値18.6ドルに対して現在17.1ドル)一方、日本企業の3月期決算発表は終わりましたが、今日現在の日経平均の今期予想増益率は-2.3%で、予想PERは15.8となりました。

[今後の見通し]
今日は、日経平均は米国市場高にも拘らず下げました。このところ割高に推移していましたので仕方のないところです。終値ではNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは約+1.2%(230円)に縮小しました。ドル換算チャートでは一目均衡表の雲の下に抜けて8日経過し、雲の中に戻れず、下離れましたので低迷は長引きそうですが、日経平均の一目均衡表の雲の下限(13040円)が目先の下値の目安と考えれば、目先のリバウンドは近そうです。


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