Friday, July 04, 2008

<080704>日経平均の今後の見通し

[市況]
3日のNYSEは上昇しNASDAQが小幅下落したことを受けて、日経平均は20円ほど高く寄りつきましたが後場中ごろまで軟調に推移しました、引けにかけて戻し、結局27円安で引けました。外人は1380万株の売り越しで、出来高は18.3億株と低水準でしたが、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅が縮小し、個別銘柄は"売り"が有利な状況ですがボトムアウト感も出てきました。
3日の米国株式市場では、雇用統計が前月比62000人減となり、市場予想の55000人減以上だったものの、失業率は前月と同じ5.5%で事前に市場予想を大きく上回る雇用減少になるとの思惑があった為安心感が広がって値ごろ感からの買いが入ったようです。ダウ平均は120ドル超上げる場面もありましたが、6月のISM非製造業景況感指数で、総合指数が48.2と3カ月ぶりに好不況の分かれ目である50を下回ったほか、週間の新規失業保険申請件数は大幅に増加するなど米景気悪化への警戒感から、ダウ平均は下げに転じる場面もありました。
4日の日本市場では、前場は米市場でNASDAQ指数が小幅に続落したことを受けて、日経平均の寄与度が高い値がさハイテク株の東エレクやアドテストなどに売りが波及し、原油高の影響を懸念した売りもみられました。後場も軟調な流れはさほど変わらず12日連続安となりました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の中に在り、総合乖離率は-16.7%とマイナス幅が若干拡大し、200日線との乖離率は-8.6%とマイナス幅は若干拡大しました。3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、引き続き"黄信号"です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.9ポイントと変化はありませんが、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.5ポイント上回わるレベルとなり、若干割高となりました。
NY Dowは、一目均衡表の雲の下に在り、さらに、75日線、25日線、9日線の下でも在ります。終値では上昇したものの、ザラ場では年初来の安値更新となりました。年初の下げ幅をあてはめると11090ドル近辺が当面の下げの目安となりまが、そろそろ下げ止まりポイントに近づいてきたと思われます。Nasdaqも一目均衡表の雲の下に抜け、9日線、25日線、75日線の下で、今日も直近の安値更新となってしまいました。日経平均は9日線、25日線、75日線の下に在り、一目均衡表の雲の中ですが、今日も下限ラインにかなり接近しました。サイコロジカルラインや移動平均乖離率からは安値圏に到達したようです。

[ファンダメンタル視点]
米国市場は雇用統計にはさほどネガティブには反応しませんでした。テクニカルな視点では目先のリバウンドも近そうですが、今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。反転するには公的資金を活用した破綻懸念の払拭が必須と思われますが、現在のところ、まだ対策が出ていません。7月に主要銀行の決算発表時を控えていますので、疑心暗鬼が続いています。しかし、逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。そろそろ、対策が出ても良い時期ではないかと思います。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティー グループの株価は、年初来安値を更新しています。(3月安値18.6ドルに対して現在16.8ドル)一方、日本企業の3月期決算発表は終わりましたが、今日現在の日経平均の今期予想増益率は-2.3%で、予想PERは15.7となりました。

[今後の見通し]
今日も、円安・米国市場高にも関わらず日経平均は下げました。その結果、終値ではNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは約+0.9%(130円)に縮小しました。ドル換算チャートでは一目均衡表の雲の下に抜けて10日経過し、雲の中に戻れず、下離れ、今日も直近安値を更新しましたので低迷は長引きそうに見えます。しかし、円ベースの日経平均の一目均衡表の雲の下限(13040円)が目先の下値の一応の目安と考えれば、かなり接近していますし、売られすぎを示す指標が出始めましたので、目先のリバウンドは近そうです。


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