Saturday, July 26, 2008

<20080727>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
2008年のGDP伸率予測値考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は+2.2ポイントとなり、先週に比べ割安度は変化はありません。200日線乖離率差は+0.0ポイントとなり先週よりも3.9ポイント縮小し割安感は無くなりました。日本市場は米国市場に追いつきました。今週は米国の景気、企業業績、金融不安の後退、原油安の方向と為替が関心事です。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2008年GDP予測値(現在1.6%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は原油急落と金融不安後退から、大きくリバウンドし後一服しています。
②第三四半期決算発表の結果、日経225採用銘柄の今期予想増益率は世界景気の下ぶれにより-2.3%の減益予想となっています。ここ一ヶ月は変化がありません。
③長期金利は日米とも横ばいですが、日米の金利差は2.4%から2.5%と拡大ぎみに推移して、為替は104円から108円と円安ぎみの推移でした。今週も円安ぎみの展開が予想されます。
④5月末に、OECDによる日米の2008年のGDP伸び率予測値が修正され日本が1.6%→1.7%となり、米国は2.0%→1.2%となりましたので、この面では日本市場にとって0.5ポイント強気材料となりました。OECD合計も2.3%→1.8%に下方修正され世界的にも景気減速が予想されている中、世界の投資家にとって日本市場が見直される根拠の一つとなりそうです。
⑤外人は7月第3週も売り越しで4週連続で売り越しとなりました。7月4週もやや売り越しと思われますが、今週は売り買い拮抗と思われます。
5つのポイントのうち先週は①③が強気材料で②⑤が弱気材料でした。今週も外人買いが入るかどうかがカギと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、一目均衡表では、雲の下限を下に抜け、200日移動平均線乖離率は-6.5%となり先週と比較してマイナス幅は4.2ポイント縮小し、総合乖離率は-8.9%となりマイナス幅は13.1ポイント縮小しましたが、3つともマイナスですので中期上昇トレンドは、"赤信号"のままです。日本市場をより客観的に示していると考えられる日経平均のドル換算チャートでも一目均衡表の雲の下に抜け中期上昇トレンドは"赤信号"となっています。

[今週の見通し]
先週は米政府の住宅公社支援策により金融不安がやや後退したものの、住宅下落と景気後退が意識され、米市場は強弱拮抗しています。日本市場も31日に四半期決算のピークを迎えますので、それまでは様子見気分が強いと考えられますが、少なくともポリンジャーバンドの+2σまでの上値余地は有ると思われます。


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