Saturday, June 28, 2008

<080627>日経平均の今後の見通し

[市況]
26日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は220円ほど安く寄りつき、終日軟調な動きとなり、一時360円安まで売られましたが、結局277円安で引けました。外人は290万株の売り越しで、出来高は19.7億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅が拡大し、個別銘柄は"売り"が有利な状況です。
26日の米国株式市場では、大手証券のアナリストがシティグループやGMの投資判断を引き下げたことや、決算発表したオラクルが先行き慎重な見通しを示したことなどから、企業業績に対する懸念が浮上。FRBが利下げを停止したものの、ドルが対ユーロで下落していることや原油が急反発したことも嫌気されました。27日の日本市場では、米株が、原油の高騰や金融システム不安をきっかけに急落した流れを引き継ぎ、円高も重なり、自動車やハイテク、銀行など幅広い銘柄が売られました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は-11.0%とマイナス幅が若干拡大し、200日線との乖離率は-7.0%とマイナス幅は拡大しました。3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、"黄信号"です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.9ポイントに縮小、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.5ポイント上回わるレベルとなり、若干割高となりました。
NY Dowは、とうとう年初来の安値更新となってしまいました。一目均衡表の雲の下に在り、さらに、75日線、25日線、9日線の下でも在ります。Nasdaqも一目均衡表の雲の下に抜け、9日線、25日線、75日線の下となってしまいました。日経平均は一目均衡表の雲の中に入り、9日線、25日線の下に在り、75日線まで下落しました。

[ファンダメンタル視点]
米国市場は金融不安に原油高が重なり大幅に下落しました。今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。反転するには公的資金を活用した破綻懸念の払拭が必須と思われますが、現在のところ、まだ対策が出ていません。7月に主要銀行の決算発表時を控えていますので、疑心暗鬼が続いています。しかし、逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。そろそろ、対策が出ても良い時期ではないかと思います。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティーの株価は依然として、年初来安値を更新して推移しています。(3月安値18ドルに対して現在8.8ドル)一方、日本企業の3月期決算発表は終わりましたが、今日現在の日経平均の今期予想増益率は-2.3%で、予想PERは15.9となりました。

[今後の見通し]
今日の日経平均はNY Dowの下落率ほどには下げませんでした。その結果、終値ではNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは約+3.6%(500円)となりました。ドル換算チャートでは一目均衡表の雲の下に抜けて4日経過しましたが、なかなか雲の中に戻れません。中期的に軟調な展開となるかどうか正念場となっています。NY Dowは1月の安値を割ってしまいましたので、中期的に下降トレンド入りの可能性大となりました。金融不安解消に繋がる材料が出ないと日本市場はキビシイ状況が続きそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

今日の強気・弱気材料はこちら=>今日の強気・弱気材料

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください