Thursday, June 26, 2008

<080626>日経平均の今後の見通し

[市況]
25日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は15円ほど高く寄りつき、前場は若干値を下げ一時前日比30円安くなる場面も有りました。その後一旦は戻しましたが、後場再び売りに押され、結局7円安で引けました。外人は360万株の売り越しで、出来高は18.2億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅が縮小しましたが、個別銘柄は"売り"が有利な状況です。
25日の米国株式市場では、5月の米耐久財受注額は前月比横ばい、新築住宅販売件数が市場予想ほどは落ち込まなかったことや、原油が大幅安となったこともあり、米景気への懸念が若干緩和、株価指数は、堅調に推移しました。FOMCで金利は年2.0%で据え置かれ、声明も市場予想通りと受け止められ、相場への影響は限られました。
26日の日本市場では、前場はGLOBEXで米株価指数先物が軟調な展開となったことで、日経平均が下げに転じる場面もありましたが、FOMC通過で米国市場や為替市場が落ち着いた動きとなったことから、安心感が出て後場寄り付きにかけて、主力株が買われました。しかし、その後は再び軟調な展開となり、方向感にとぼしい展開でした。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の中に入り、総合乖離率は-5.2%とマイナス幅が若干拡大し、200日線との乖離率は-5.2%とマイナス幅は変わらずで、3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、"黄信号"です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は2.0ポイントに縮小、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.9ポイント下回わるレベルとなり、若干割安となりました。
NY Dowは、安値更新はなかったもののリバウンドには至らず、一目均衡表の雲の下に在り、さらに、75日線、25日線、9日線の下でも在り、3月の安値に並んでいます。Nasdaqは若干も戻し、一目均衡表の雲の中に在り、9日線、25日線、の下に在りますが75日線まで戻しました。日経平均も終値で、一目均衡表の雲の上限近くですが、9日線、25日線の下に在りますが、75日線の270円上に在ります。

[ファンダメンタル視点]
米国市場はFOMCを通過して少し落ち着いたように見えますが、今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。本格反転には公的資金を活用した破綻懸念の払拭が必須と思われますが、現在のところ、まだ対策が出ていません。7月に主要銀行の決算発表時を控えていますので、疑心暗鬼が続いています。しかし、逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。そろそろ、対策が出ても良い時期ではないかと思います。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティーの株価は依然として、年初来安値を更新して推移しています。(3月安値18ドルに対して現在8.1ドル)一方、日本企業の3月期決算発表は終わりましたが、今日現在の日経平均の今期予想増益率は-2.3%で、予想PERは16.4となりました。

[今後の見通し]
今日の日経平均はNY Dowに連動した動きとなりました。その結果、終値ではNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは約+0.4%(50円)とほとんどなくなりました。ドル換算チャートでは一目均衡表の雲の下に抜けて4日経過しましたが、なかなか雲の中に戻れません。中期的に軟調な展開となるかどうか正念場となっています。NY DowはFOMCを通過しても上昇とはなりませんでした。これ以上下げて1月の安値を割るようですと中期的にかなり問題です。金融不安解消に繋がる材料が出ないとキビシイ状況が続きそうです。


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