Tuesday, June 24, 2008

<080624>日経平均の今後の見通し

[市況]
23日のNYSEとNASDAQが小幅下落したことを受けて、日経平均は100円ほど安く寄りつきましたが、前場はじりじりと値を上げ一時20円高も有りました。後場は安くなる場面もありましたが、結局8円安で引けました。外人は500万株の売り越しで、出来高は16.3億株と低水準となり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅が縮小しましたが、個別銘柄は"売り"が有利な状況です。
23日の米国株式市場では、値ごろ感からの自律反発狙いの買いが入ったものの、メリルリンチとUBSの利益見通しが引き下げられ、シティグループやゴールドマン・サックスが投資銀行部門で人員削減と報じられ、金融株安が重しとなり、原油先物相場の上昇に伴い、エネルギー株が上昇したものの、自動車など消費関連株の下げにつながったようです。
24日の日本市場では、朝方からトヨタなど主力株が軟調に推移しましたが、24日の米経済指標やFOMCの結果を見極めようとする機運も強く、売買高が低水準にとどまる中、円が108円台前半で落ち着いたこともあって、ホンダなど輸出関連株の一角は堅調で、日経平均は方向感を欠く動きとなりました。

[テクニカル視点]
一目均衡表ではまだ雲の上に在りますが、総合乖離率は-4.6%とマイナス幅が若干拡大し、200日線との乖離率は-5.1%とマイナス幅が若干縮小しました。3つの内2つがマイナスですので、中期的トレンドは、"黄信号"です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は2.1ポイントと変化なく、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.1ポイント下回わるレベルとなり、売られすぎ感は無くなりました。
NY Dowは、小動きで、一目均衡表の雲の下に在り、さらに、75日線、25日線、9日線の下でも在り、昨日とさほど変わらないものの、3月の安値に接近しています。Nasdaqは一目均衡表の雲の中に入り、9日線、25日線の下に在り、75日線も割り込みました。日経平均はかろうじて、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に抜けて、75日腺の320円上に在ります。

[ファンダメンタル視点]
米国市場は昨日も原油高と一部金融株に悪材料が出て軟調でした。今後しばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。本格反転には公的資金を活用した破綻懸念の払拭が必須と思われますが、現在のところ、まだ対策が出ていません。7月に主要銀行の決算発表時を控えていますので、疑心暗鬼が続いています。しかし、逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。そろそろ、対策が出ても良い時期ではないかと思います。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティーの株価は依然として、年初来安値を更新して推移しています。(3月安値18ドルに対して現在9.6ドル)一方、日本企業の3月期決算発表は終わりましたが、今日現在の日経平均の今期予想増益率は-2.2%で、予想PERは16.4となりました。

[今後の見通し]
今日の日経平均は米国市場と同じで小動きでした。その結果、終値ではNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは約+0.6%(70円)とほとんどなくなりました。ドル換算チャートでは一目均衡表の雲の下に抜けてしまいました、数日以内に雲の中に入れないようですと、中期的に軟調な展開を覚悟しなければなりません。米国市場の反発力の弱さを確認した格好ですので、好材料が出ないと一段安の覚悟が必要でしょう。


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