Friday, June 06, 2008

<080606>日経平均の今後の見通し

[市況]
5日のNYSEとNASDAQが大幅上昇したことを受けて、日経平均は190円ほど高く寄りつき、その後は軟調な展開となり、結局148円高で引けました。出来高は23.6億株と高水準で、外人は870万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はプラス幅が拡大し、個別銘柄は"買い"有利な状況です。
5日の米国株式市場では、週間の新規失業保険申請件数は減少、5月の既存店売上高は全体が市場予想を上回る結果となり、米雇用情勢や消費に対する過度の懸念が後退し、幅広い銘柄に買いが入りました。原油相場が急反発したものの、消費関連株への売り圧力は限られました。
6日の日本市場では、前日の米市場の大幅高や円が106円台まで下落したことを支援材料に、終日高い水準で推移しましたが、原油先物相場が再び騰勢を強めたことや5月の米雇用統計を見極めたいとのムードもあり、下げ気味に推移して終了しました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の上に在り、総合乖離率は+9.2%とプラス幅が拡大、200日線との乖離率は-1.6%とマイナス幅が縮小しました。3つの内2つがプラスですので、中期的トレンドは、"青信号"です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は1.9ポイントと変化はありません。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が3.0ポイント下回わるレベルに拡大しましが、売られ過ぎ感は傾向としては改善方向です。
NY Dowは75日線を抜きましたが、まだ、一目均衡表の雲の中です。Nasdaqは200日線を抜きました。日経平均は、年初来高値を更新しました。

[ファンダメンタル視点]
米国市場では5月の小売が良かったことで、大幅上昇しましたが、金融不安もくすぶっています。今後もしばらく不動産下落も続きそうですので、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は完全に払拭されてはいないようです。本格反転には公的資金を活用した、破綻懸念の払拭が必須と思われます。5,6月の2ヶ月の間に対策が出ないと7月の決算発表時に波乱も考えておかなければなりません。逆に有効な対策がでると、金融株の急騰も有り得ます。ここからは、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティーの株価は依然として、3月の安値を下回って推移しています。一方、日本企業の3月期決算発表は終わりましたが、今日現在の日経平均の今期増益率は-2.3%で、予想PERは17.3となりました。

[今後の見通し]
今日も円安ぎみでしたが、米国市場の上昇率ほどは上昇しませんでした。その結果、今日の終値ではNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは約2.3%(330円)となりました。いずれこの差は解消されると思われます。思ったほどは出来高は増えず、プレミアムは減少しました。円安基調、原油下落方向、金融不安懸念後退が日本市場の更なる上昇要因と思われます。


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