Saturday, August 30, 2008

<20080831>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
2008年のGDP伸率予測値考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は+2.6ポイントとなり、先週に比べ割安度は0.2ポイント縮小しました。200日線乖離率差は4.9%割安となりました。先週比割安度は3.4ポイント縮小しました。日本市場は米国市場に比べ売られ過ぎの状態がだいぶ縮小しました。米国市場は原油安と景気の底堅さvsインフレ懸念と金融不安と云う構図です。日本市場にも薄日が射してきました。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2008年GDP予測値(現在1.6%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場はGDPの以外な強さで買われ、住宅不況と企業業績悪化で売られました。方向感は出ず、綱引きが続いています。
②第三四半期決算発表の結果、日経225採用銘柄の今期予想増益率は世界景気の下ぶれにより先週末の-2.3%から-6.0%の減益予想に悪化しました。先週は若干悪化しました。
③長期金利は日米とも低下傾向で、日米の金利差は2.4%で推移して、為替は108円から110円と小動きながら若干円高で推移しました。今週も108-110円が予想されます。
④5月末に、OECDによる日米の2008年のGDP伸び率予測値が修正され日本が1.6%→1.7%となり、米国は2.0%→1.2%となりましたので、この面では日本市場にとって0.5ポイント強気材料となりました。OECD合計も2.3%→1.8%に下方修正され世界的にも景気減速が予想されています。
⑤外人は8月第3週は売り越しでしたが、8月4週と今週は買い越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は②③が弱気材料で①⑤が強き材料でした。今週も外人買いと出来高が戻るかどうかがキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、一目均衡表では、雲の下に在り、200日移動平均線乖離率は-5.2%となり先週と比較してマイナス幅は3.1ポイント縮小し、総合乖離率は-8.1%となりマイナス幅は10.8ポイント縮小しましが、3つともマイナスですので中期上昇トレンドは、"赤信号"のままです。日経平均は9日線と25日線の上に抜けましたので短期的には"青信号"となりました。

[今週の見通し]
米国市場は原油安とドル高を背景に戻り歩調が続いてきましたが、今週はこの傾向に変化が出るかどうかに注意が必要です。日本市場は月末にリバウンドし、月末の株価が3月末の株価12526円を割ることはありませんでしたので、月足での先安感は回避されました。週末の米国市場が大幅安となったことから、週初は安く始まると思われますが、今週はリバウンドの動きが続くことが期待されます。


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