Friday, August 22, 2008

<080822>日経平均の今後の見通し

[市況]
21日のNYSEは小幅上昇でNASDAQは小幅下落したことを受けて、日経平均は前日比30円ほど安く寄り付き、前場は下げ幅を広げ一時前日比120円ほど安くなる場面もありましたが、若干戻して終えました。後場も軟調な地合いを引き継ぎ、結局99円安で引けました。寄付き前の外人は610万株の売り越しで、出来高は14.7億株と低水準で、安値を更新しまし、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はマイナス幅を拡大しました。個別銘柄は"売り"が有利な状況です。
21日の米国株式市場では、原油が米国とロシアの緊張の高まりなどを背景に122ドル台に上昇し、売りを誘う場面もありましたが、商品も上げたことを受けエネルギー株や素材株が買われ、株価指数も底堅く推移しました。一方、金融株は軟調でしたが、売り一巡後は買い戻しの動きも出たようです。ハイテク株は市場予想を下回る決算を発表したJDSユニフェーズが12%急落したことで、冴えない動きでした。
22日の日本市場では、出来高が米国市場と同様に低水準にとどまり、米住宅公社2社に対する公的資金注入を意識して動きにくくなっているようです。値ごろ感から買い戻す動きも限定的で、円安に振れても目立った反応はありませんでした。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線、9日線と25日線の下に在り、7月安値を更新し、短期的には"赤信号"です。一方、一目均衡表の雲の下に在り、総合乖離率は-18.9%とマイナス幅は拡大し、200日線との乖離率も-8.8%とマイナス幅が拡大しました。3つともマイナスですので、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの売られすぎ度は2.8ポイントと変化はありませんが、テクニカルから見た割高・割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が6.7ポイント下回わるレベルとなり、売られ過度は若干拡大しました。
NY Dowは、上昇したものの、75日線、9日線、25日線の下に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。Nasdaqは200日線と75日線、9日線の下に在りますが、まだ25日線と一目均衡表の雲の上在ります。米国市場の短期トレンドは"黄信号"で、中期トレンドも、引き続き"黄信号"です。

[ファンダメンタル視点]
米国市場は原油と商品の上昇が返ってプラスに働いたようです。短期上昇トレンドは正念場ですが、なんとか持ちこたえている感じです。今後もしばらく不動産下落は続きそうですので、中長期的に見ると、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。6月の高値を抜くには、さらなる公的資金を活用した破綻懸念の払拭策が必須と思われますが8月中は議会も夏休みの為、動きはなさそうです。ここからも、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティー グループの株価は、21日はほぼ変わらずでした。(7月安値14.0ドルに対して現在17.5ドル)一方、今日現在の日経平均採用銘柄の今期予想増益率は-5.8%で、予想PERは15.3となりました。

[今後の見通し]
日本市場は出来高が一段と低調で様子見気分が強い中、軟調な展開でした。その結果、ドルベースの終値でのNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは-3.4%(-490円)と割安度は円安にも反応なく拡大しました。ドル換算チャートではずるずると下げ、25日線と9日線の下に在り、短期下降トレンドが顕著です。日経平均の円ベースの日足は、ボリンジャーバンドの-2σ(12700円)に到達しました。目先反転しても良いタイミングとなりましたが、反転の兆しや材料がまだ見えません。少なくとも、外人の買い転換と出来高の増加が必要条件と思います。


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