Monday, August 11, 2008

<080811>日経平均の今後の見通し

[市況]
8日のNYSEとNASDAQが大幅上昇したことを受け、日経平均は前日比100円ほど高く寄りつき、後場中頃までは堅調に推移し、一時190円高まで有りましたが、引けにかけ下げ、結局262円高で引けました。寄付き前の外人は480万株の売り越しとなり、出来高は17.9億株と低水準でしたが、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差はプラス転換しまし、個別銘柄は"買い"が有利な状況となりました。
8日の米国株式市場では、大幅な赤字決算と減配を発表したファニーメイが大幅安となるなど、朝方は相場の重しとなる場面があったものの、ドルが対ユーロで大幅に上昇し、原油が一時5月上旬以来の安値となる114ドル台に下落したことを好感し株価指数は大幅に上昇しました。
11日の日本市場では、先週末の米市場の大幅上昇を受け、輸出関連株を中心に買われ、大手銀行株や資源株の一角も上昇しました。一方、上海市場で1年7カ月ぶりに2500割れとなり、引けにかけて日経平均はやや伸び悩みました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線の下に在りますが、引き続き9日線と25日線を上回っていますので、短期的には"青信号"です。一方、一目均衡表の雲の下に在り、総合乖離率は-4.0%とマイナス幅は縮小し、200日線との乖離率も-4.4%とマイナス幅を縮小しましたが、3つともまだマイナスですので、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安度は2.4ポイントに拡大し、テクニカルから見た割高・割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が3.0ポイント下回わるレベルとなり、割安度度は増加しました。
NY Dowは、大幅上昇し、直近の高値を抜きました。75日線の下に在りますが、一目均衡表の雲に接近し、25日線と9日線の上に在ります。Nasdaqは9日線と25日線の上に在り、直近の高値、一目均衡表の雲と75日線を抜きました。米国市場の短期トレンドは"青信号"です。中期トレンドも、"黄信号"となりました。

[ファンダメンタル視点]
米国市場はドル高と原油安が改めて手がかりとなって上昇し、直近高値を更新し、短期の上昇トレンドが確認されました。しかし、今後もしばらく不動産下落は続きそうですので、中長期的に見ると、金融機関の破綻懸念と企業の資金調達への影響は根深そうです。反転するにはさらなる公的資金を活用した破綻懸念の払拭策が必須と思われますが8月中は議会も夏休みの為、動きはなさそうです。ここからも、米国の金融機関の株価の推移を見守ることが重要と思われます。ちなみに、シティー グループの株価は、8日は上昇しました。(7月安値14.0ドルに対して現在19.4ドル)一方、日本企業の、今日現在の日経平均採用銘柄の今期予想増益率は-5.8%で、予想PERは16.0となりました。

[今後の見通し]
日本市場は米国市場に連動して上昇しましたが、上昇率は劣り、割安度(売られすぎ度)は返って増加しました。その結果、ドルベースの終値でのNY Dowと比較した場合の日経平均のプレミアムは-3.8%(-520円)と割安度は拡大。ドル換算チャートではやっと9日線を抜きましたが、25日線にはとどきませんでした。日経平均はドル・ベースでは下降トレンドを脱したとはまだ云えません。かなり、上昇余地があると読むか、弱い地合いと読むか微妙なところです。円ベースの日足は三角持合を上離れた形となりましたので、次の目安はボリンジャーバンドの+2σ(現在13670円)を抜いて上昇できるかに注目したいと思います。


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