Monday, February 25, 2008

<080225>日経平均の今後の見通し

[市況]
22日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は110円ほど高く寄りつき、前場はさらに上昇、後場も一段高となり2月4日の高値を抜き、結局414円高で引けました。出来高は22.4億株と低水準で、外人は550万株の売り越しながら、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+414とプラス幅は拡大して、個別銘柄は"買い"が有利な状況です。
22日の米国株式市場ではモノライン大手のアムバック救済観測が出たことをきっかけに、仏系モノラインのCIFGやGMの金融子会社GMACの格下げ見通し報道から、朝方から軟調に推移していた金融株などが午後に急速に持ち直し、相場を押し上げたようです。
25日の日本市場では先週末の米国市場の地合いを引き継ぎ大手銀行株や損保株など金融株を軸に幅広い銘柄に買いが入りました、上海市場が軟調な展開にも関わらず、堅調な地合いが続いたことや、中国政府系ファンドが国際石開帝石の株を取得観測が伝わったことも有り、後場一段高となりました。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の700円下まで上昇、総合乖離率は-15.3%となりマイナス幅は縮小、200日線との乖離率は-14.3%に縮小、しかし、3つとも依然マイナス幅は大きく、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は米国企業決算を受けて年度替りとなり、かなり縮まりました。テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3.1ポイント下回るところまで縮小し、割安感はかなり小さくなってきました。今後も日米差の改善の動きが継続するかどうかに注目する必要があります。

[ファンダメンタルの現状認識]
先週末の米国市場はモノライン大手のアムバック救済観測に引け際に大きく反応しました。モノライン問題の市場の関心の高さが改めて示されました。逆に、裏切られた時の影響も大きそうです。ここ暫くは、モノラインの格下げ懸念vs信用強化策期待や企業業績の明暗、景気悪化を示す経済指標vs景気対策などの好悪材料の綱引きが続きそうです。いずれにせよ、根本的には米国の住宅価格の下落が止まる必要があると思われますので、時間がかかりそうです。

[今後の見通し]
日本市場はモノライン問題に明るい材料が出て、2月4日の高値を抜き米国市場より先に三角持ち合いを上離れましたので、セオリーとしては、ここからさらに上昇するはずですが、だいぶ先走りした感があり、ボリンジャーバンド+2σラインが14050円に有りますので、頭を抑えられる可能性も有ります。米国では今週住宅関連の経済指標の発表も控えており、モノライイン救済策に対する失望が出たりすると、大幅下落も考えられます。損切りラインを明確にして、上離れに慎重についてゆくことが必要です。

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