Saturday, February 09, 2008

<20080210>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

2008年のGDP伸率予測値考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は直近では+2.4ポイントとなり、日本市場の割安度は米国市場との比較で0.3ポイント拡大しました。200日線乖離率差は-9.2ポイントとなり先週よりも1.8ポイント割安度は縮小しました。先週の動きにより日本市場の売られ過ぎは若干縮小しました。
一方、業績発表も進み通期予想増益率は、日経225採用銘柄平均は+3.4%と増益率は減少傾向にあります。日・米主力企業の四半期決算発表はほぼ一巡しましたので影響は限定的になるものと思われます。
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2008年GDP予測値(現在1.6%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①米国市場はモノライン・ショックで急落後、政府の景気対策と、FRBの緊急利下+追加利下げ(計1.25%)で一旦戻し、その後下落し2番底を模索している状態です。
②第三四半期決算発表の結果、日経225採用銘柄の通期予想増益率は2ヶ月前の+6.8%から+3.4%に減少しています。
③長期金利は低下傾向で、金利差は2.2%と先週と変わりません。為替は円安ぎみに推移しています。14~15日の日銀金融政策決定会合では金利政策の「現状維持」が予想されます。
④日米の2008年のGDP伸び率予測値は修正され日本が2.1%→1.6%となり、米国は2.5%→2.0%となりましたので、この面では日本市場にとって0.4ポイント弱気材料です。OECD合計も2.7%→2.3%に下方修正され世界的にも景気減速が予想されています。
⑤1月第5週は売り越しでした。2月第1週も売り越しが続いている可能性が高いと思われます。
5つのポイントのうち先週は①②⑤が弱気材料でした。今週も①②⑤と米国のリセッション懸念と企業業績に影響される展開が予想されます。市場の関心は、1月22日の安値に続いての2番底をどこでつけるかに集まっています。国内企業の第3四半期決算は主力銘柄が一巡。業績が相場に与える影響は限定的とおもわれますが、現地12日のクレディスイス、同14日のUBSなど欧州系金融機関の決算発表の結果しだいでは、波乱相場の再燃も懸念されます。
日本市場をテクニカル面で見ると、一目均衡表では、雲のかなり下に在り、200日移動平均線乖離率は-20.8となり先週と比較してマイナス幅は2.4ポイント拡大、総合乖離率も-39.0%とマイナス幅が4.7ポイント拡大しています。3つとも大幅マイナスですので、中期上昇トレンドは、"赤信号"のままです。日経平均は25日線近くまでリバウンドした後急落して13000円で持ちこたえている状態です。現在の日経平均の動きは昨年9月の動きと良く似ています。同じ動きになれば、今週中頃に2番底を付けて上昇に転ずるはずす。今週は正念場となりそうです。