Sunday, January 18, 2009

<20090118>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
先週はシティーの金融危機再燃から売られましたが、週末にかけては、バンカメ支援やシティの会社分割が発表され、悪材料出尽くし感もでてきました。短期的には、米主要企業の決算発表で一進一退の展開が予想されますが、戻す余地もありそうです。一方、中長期的には、世界同時不況と、ヘッジファンドの売り圧力、不動産価格の下げ傾向に変化は見られません。そのような中で、2009年のGDP伸率予測値考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は-0.8ポイントとなりました。先週と比べ割高度は変化ありません。200日線乖離率差では、2.9ポイント割安となり、先週比3.3ポイント割安方向に変化しました。日本市場は先週に大きく水準を下げましたので、悪材料で尽くし感から若干の反発が期待できそうです。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①年初から米国市場は大幅に下落しましたので、今週はオバマ就任効果で反発も期待され、底堅い動きが想定されます。
②決算発表の結果、日経225採用銘柄の今期予想増益率は世界景気の下ぶれにより7月中旬の-2.3%から-41.7%の減益予想に悪化しました。先週も、悪化しました。
③長期金利は米国で若干もどし、日米の金利差は1.2%から1.1%に縮小し、為替は90-88円台と円高方向で推移しました。今週は円高の一服が予想されます。
④11月初旬に、OECDによる日米の2009年のGDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%%となり、米国は-0.9%となりましたので、この面では日本市場にとって0.8ポイント強気材料となりました。
⑤外人は12月5週は売り越しでしたが、1月2週も売り越だった可能性が高く、今週も小幅売り越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は①②③⑤が弱気材料でした。今週も①の米国企業業績と為替がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、一目均衡表では、雲の下に在り、200日移動平均線乖離率は-29.5%となり先週と比較してマイナス幅は4.7ポイント拡大し、総合乖離率は-41.9%となりマイナス幅は17.1ポイント拡大しました。3つともマイナスですので中期上昇トレンドは、"赤信号"となりました。日経平均は25日線、9日線の下に在りますので短期的にも"赤信号"です。米国市場はNY Dowは25日線、9日線の下に在ります。,Nasdaqも25日線、9日線の下に在りますので、短期的には"赤信号"です。

[今週の見通し]
今週は、中東情勢が落着く気配がでてきましたが、ロシアの天然ガス問題は残っていますので、原油、金、ドルなどは売りずらい状況が予想されます。ファンダメンタル面では金融不安と景気悪化はかなり織り込まれたようですし、過度な円高も当面なさそうですので、米国市場で予想外の企業業績悪化発表などがなければ、オバマ期待で、反転も期待できます。一方、テクニカル面では、日米とも"赤信号"となりましたが、NY Dowの25日移動平均線は下降に転じましたが、日経平均の25日移動平均線(現在8630円)はまだ上昇中ですので、その水準までの上昇のチャンスが有りそうですが、明日以降上昇力が鈍い場合は要注意です。


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