Monday, January 12, 2009

<20090112>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
年末、年始に大きく上昇した反動と米国市場で雇用悪化が意識されたことや、企業業績の悪化により、短期的には、軟調な展開が予想されます。一方、中長期的には、世界同時不況と、ヘッジファンドの売り圧力、不動産価格の下げ傾向に変化は見られません。そのような中で、2009年のGDP伸率予測値考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差は-0.8ポイントとなりました。先週と比べ0.7ポイント割高度は拡大しました。200日線乖離率差では、0.4ポイント割高となり、先週比3.9ポイント割高方向に変化しました。日本市場は円高ぎみでもあり、年初に大きく水準を訂正しましたので、一服しそうです。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は年末、年始に6%ほど上昇した反動で、大幅に下落しましたので、今週は反発も期待され、底堅い動きが想定されます。
②決算発表の結果、日経225採用銘柄の今期予想増益率は世界景気の下ぶれにより7月中旬の-2.3%から-41.2%の減益予想に悪化しました。先週も、悪化しました。
③長期金利は米国で若干もどし、日米の金利差は1.2%から1.1%に縮小し、為替は92-90円台と円高方向で推移しました。今週は円高の一服が予想されます。
④11月初旬に、OECDによる日米の2009年のGDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%%となり、米国は-0.9%となりましたので、この面では日本市場にとって0.8ポイント強気材料となりました。
⑤外人は12月4週は売り越しでしたが、12月5週は買い越だった可能性が高く、今週は小幅売り越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は⑤が強気材料でしたが①③が弱気材料でした。今週は①の米国企業業績と市場動向や為替がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、一目均衡表では、雲の中に在り、200日移動平均線乖離率は-24.8%となり先週と比較してマイナス幅は0.4ポイント縮小し、総合乖離率は-24.8%となりマイナス幅は0.4ポイント縮小しましたが、2つがマイナスですので中期上昇トレンドは、"黄信号"となりました。日経平均は25日線の上に在りますが、9日線の下に在りますので短期的には"黄信号"となりました。米国市場はNY Dowは25日線、9日線の下に在ります。,Nasdaqは25日線の上に在りますが、9日線の下に在りますので、短期的には"黄信号"です。

[今週の見通し]
今週も、中東情勢が落着く気配がありませんので、原油、金、ドルなどは売りずらい状況が予想されます。雇用統計発表も過ぎ、ファンダメンタル面では景気悪化はかなり織り込まれたようですし、過度な円高も当面なさそうですので、米国市場で予想外の企業業績悪化発表などがなければ、オバマ期待で反転も期待できます。一方、テクニカル面では、日米とも"黄信号"となりましたが、日米とも25日移動平均線は上昇中ですので、週初の下落で、これを大きく割り込まなければ上昇へ転じるチャンスも有りそうです。


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