日経平均の予想: [070427] 日経平均の今後の見通し

Friday, April 27, 2007

[070427] 日経平均の今後の見通し

26日のNYSEとNASDAQが上昇しましたが、日経平均は前日比50円ほど安く寄り付き、午前中は110円ほど高くなる場面もありましたが、その後売られ、後場も軟調に推移し、結局28円安で引けました。外人は今日も1880万株の売り越しでしたが、出来高は22.5億株と久々に増加し、高値更新銘柄数が増加し、て高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は55とプラスに転換しました。出入りの激しい展開となりましたが、引けにかけて下げ渋り、辛うじて17400円台をキープしました。反落した割には安値更新銘柄数が減少していますので、底打ち感も見られます。出来高が増えた点は評価できますが、依然として外人の本格的買いがない点が問題です。これらの問題が解消しないと本格的上昇も無さそうですが、世界の各市場が上昇しているのに日本市場だけが下げる理由は今のところ見当たりませんので、国際優良株は絶好の買い場となっていると思います。決算発表のピークは5月中旬ですので、それまでがチャンスと思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、-1.5%とマイナス予想に変化してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.1%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.3%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も米国市場指数に近づくと思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に抜け、総合乖離率はプラス(4.5%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号を維持しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4%下回っておりこの面でも割安感があります。今後しばらく、日米市場とも、決算発表に一喜一憂するものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》