日経平均の予想: [070410] 日経平均の今後の見通し

Tuesday, April 10, 2007

[070410] 日経平均の今後の見通し

9日のNYSEとNASDAQは小動きでしたが、日経平均は前日比110円安で寄り付き、その後前日値に接近する場面もありましたが、結局79円安で引けました。取引内容を見ると、外人は100万株の売り越となり、出来高も19.9億株と低水準で、高値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮小しました。先週末の米雇用統計を受けて、9日の東京市場は米国株高を先取りする形で急反発しただけに、9日の米国市場が予想外の軟調となったことと、若干ながら円高方向に振れたことが利益確定売り機運を高めたと思われます。イースター休暇明けで注目された外国人の出足も鈍いようです。今後も、米国市場の推移次第と思われますし、ここからの、さらなる上昇にはエネルギー不足ぎみではありますが、世界の各市場は戻しつつありますので、短期投資スタンスは、まだ"買い"を継続します。企業業績面では、2月決算銘柄の発表に伴い、東証一部銘柄の平均増益率は、-0.6%とマイナス予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、9.0%と、まだ比較的好調です、国際優良株のi増益基調と小型株の業績低迷の2局化が依然として顕著です。米国市場の今期増益率は6.1%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、引き続き米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移しています。一目均衡表も、もう少しで雲の上に抜けるところまで上昇してきました。総合乖離率はプラス(11.8%)ですので、中期上昇トレンドは、一応、青信号に戻ったと考えて良いでしょう。今日の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、依然として同水準となり、引き続き連動性を裏付けています。当面、日米市場とも、米国の景気後退懸念と資源インフレ懸念に関する見方次第となりそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》