日経平均の予想: [070416] 日経平均の今後の見通し

Monday, April 16, 2007

[070416] 日経平均の今後の見通し

13日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は前日比150円高く寄り付き、その後も上昇し、結局264円高で引けました。出来高は18.0億株と今日も低水準でしたが、外人は久々に320万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮小しました。米国株高に加え、G7で円安が容認されたことで安心感が広がったようです。上げた割には懸念材料が幾つかあります。まず、終値ベースで4月限SQ値(17658.72円)を上回ることが出来なかったこと。次に、出来高が低水準が続いている点、戻り待ちの売りを吸収するには力不足です。最後に、新興市場の低迷です。しかし、最近の市場のリズムは5~6日下げて5~6日上げることを繰り返していますので、あと4日は上昇局面と捉えて良いのではと思います。今後も、米国市場の推移次第と思われますが、世界の各市場は戻しつつありますので、短期投資スタンスは、まだ"買い"を継続します。企業業績面では、2月決算銘柄の発表に伴い、東証一部銘柄の平均増益率は、-1.0%とマイナス予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、8.6%と、まだ比較的好調ですが下降ぎみです。国際優良株のi増益基調と小型株の業績低迷の2局化が依然として顕著です。米国市場の今期増益率は6.1%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、引き続き米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移しており、一目均衡表は、今日の上昇で雲の上に抜け、総合乖離率はプラス(10.1%)幅が拡大してきましたので、中期上昇トレンドは、青信号と考えて良いでしょう。今日の上昇で日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、同水準に戻りました。今週から、日米市場とも、決算発表に関心が移っていくものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》