日経平均の予想: [070426] 日経平均の今後の見通し

Thursday, April 26, 2007

[070426] 日経平均の今後の見通し

25日のNYSEは13000ドル乗せ、NASDAQも年初来高値更新したことを受けて、日経平均は前日比1120円ほど高く寄り付きましたが、午前中は伸びなやんでいましたが、後場先物主導で上昇し、結局193円高で引けました。外人は今日も970万株の売り越しでしたが、出来高は20.2億株と5日ぶりに若干増加し、安値更新銘柄数が減少し、て安値更新銘柄数と高値更新銘柄数の差は78と減少し下げ止まり感がでてきました。前日急落した反動に加え、NYダウが史上初の13000ドル乗せしたことで、反発機運が高まったようです。しかし、日経平均が17500円目前で失速、終値ベースで25日移動平均(17446円)回復ならずと、物足りない部分もあります。鉄鋼はJFEの決算を受けて同業他社にも買いが波及、その一方で、プロミスの大幅な下方修正を受けて金融セクター全般が軟調となるなど明暗が分かれたようです。今日は出来高が多少増えましたが、出来高が低迷している点と外人の本格的買いがない点が問題です。これらの問題が解消しないと本格的上昇も無さそうですが、世界の各市場が上昇しているのに日本市場だけが下げる理由は今のところ見当たりませんので、国際優良株は絶好の買い場となっていると思います。決算発表のピークは5月中旬ですので、それまでがチャンスと思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、-0.3%とマイナス予想に変化してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、9.2%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.3%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も米国市場指数に近づくと思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に抜け、総合乖離率はプラス(5.1%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号にもどりました。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4%下回っておりこの面でも割安感があります。今後しばらく、日米市場とも、決算発表に一喜一憂するものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》