Thursday, April 03, 2008

<080403>日経平均の今後の見通し

[市況]
2日のNYSEとNASDAQが下落したことを受けて、日経平均は1円高く寄りつき、前場は狭いレンジの動きでしたが、後場一段高となり、結局200円高で引けました。外人は440万株の買い越しでしたが、出来高は今日も20.7億株と低水準で、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は高値更新したにも関わらずプラス幅を縮小しました。、個別銘柄は"買い"有利な状況ですが、ピーク・アウト感が出てきました。
2日の米国株式市場ではバーナンキ議長が議会証言で、景気の下振れリスクを指摘、安く始まったものの、3月の全米雇用リポートで市場予想に反して前月比で増加したことで、週末の雇用統計が底堅い内容になるとの見方が広がり、指数は底堅い動きでした。原油高が嫌気された面もあったようです。3日の日本市場では前日の米国市場が軟調で、目新しい材料は乏しかったものの、信用不安の後退や円高一服など外部環境の改善を背景に先物中心に投資家の買い意欲が、このところ増しているようです。

[テクニカル視点]
一目均衡表では雲の100円下までに縮小、総合乖離率は-11.0%とマイナス幅が縮小、200日線との乖離率も-14.1%とマイナス幅が縮小しました。かなり改善してきましたが、3つとも依然マイナスは変わらず、中期的トレンドは、"赤信号"のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は0.9ポイントと変化はありません。一方、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が6.6ポイント下回わり、この面の売られ過ぎ感は縮小しかなり改善してきました。
NY Dowは昨日の下げも、75日線の上に在りますが一目均衡表の雲の中で足踏みしています。あと150ドルでボリンジャーバンド+2σに到達します。NasdaqとS&P500は昨日の高値で75日線とボリンジャーバンド+2σにほぼ到達しましたので、この辺でピーク・アウトしてもおかしくありません。一方、日経平均は一目均衡表の雲の下限、75日線とボリンジャーバンド+2σにあと200円と複数の節目にかなり接近しています。跳ね返されるかどうか正念場となりました。

[ファンダメンタルの現状認識]
米国市場はバーナンキ議長が議会証言で、景気の下振れリスクを指摘したにも関わらず大きくは下げませんでした。しかし、今月中旬以降に控えている金融機関の1-3月期の決算発表が終わるまでは安心できません。予想を超える評価損による破綻懸念は残っていますので、一段安も十分有り得ます。金融機関のバランスシートが傷んでいるときはいくら金利を下げても信用収縮はとまらないと言うことは日本の過去が実証済みです。今後も不動産下落は続きそうですので、公的資金注入という強力な材料しか打開策はなさそうです。しかし、投入のタイミングが非常に重要ですので、米国政府や議会も投入の前提条件やタイミングを考えているものと思われます。条件が整わない場合は、本格反転まで、まだまだ時間が掛ることも十分考えられます。

[今後の見通し]
今日の上げで日経平均はドル換算チャートであと1.2ドル程度で一目均衡表の雲を抜くところまできましたがボリンジャーバンド+2σも同水準にあり、雲をぬくには相当のエネルギーが必要です。しかし、個別銘柄の高値更新銘柄数が減少してきている点が気になります。その上、日柄的にもそろそろ、目先のピークが近そうですので、買いポジションを減らしておくことも考えた方がよさそうです。

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