日経平均の予想: [2026/4/26]今週の日経平均の見通し

Saturday, April 25, 2026

[2026/4/26]今週の日経平均の見通し

[ファンダメンタル視点]

先週の米国市場では、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の行方が不透明ながら、AIと半導体関連銘柄は好調で、株価指数は週間ではまちまちでした。

週間変動率 NYダウ:-0.44%,NASDAQ:+1.50%, S&P500:+0.55%.

 

一方、中長期的なリスクとしては中東の軍事衝突とウクライナ紛争の長期化懸念、米政権の関税政策、金利上昇などによる金融不安と世界経済の減速懸念、不動産バブル崩壊と中国の景気減速懸念があります。また、このことから、スタグフレーションの到来も懸念されています。さらに、中南米、東アジアの地政学的リスクにも引き続き注意が必要です。

 

日米市場のイールド・スプレッドの差は、2026年のOECDの名目GDP予想値を考慮すると、日本市場が0.62ポイント割安となっています。割安の要因はS&P500PER21.7に対して、日経平均採用銘柄の今期予想PER20.7との差と日米金利差、GDP伸率差によるものです。

日米市場が均衡するためには、次の条件が必要です。

現在の日経平均の価格に対して、2026年の日米のGDP伸び率差がOECD予想値に比べ、さらに0.62ポイント拡大する。(日本が下方修正又は米国が上方修正される)。又は、日経平均採用銘柄の今期予想PER23.7程度になる。又は、日経平均が68,560円程度となる。

結果的に、中長期的に日本市場は8,840円ほど割安です。

ファンダメンタルからは、日本市場は米国市場に比べ、8,840円ほど魅力に欠けるとも言えます。先週、日本市場の弱さは拡大しました。

      

[日経平均上昇の条件]

今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。

①米国市場の上昇

②従来以上の今期の予想増益率のUP

③日米の金利差の拡大による一段の円安

OECDによる日本の2026GDP予測値(現在+3.2%)の上方修正

⑤外人の買い越し

 

先週の動きを見ると、

  先週のNYDowの週足は陰線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。NASDAQの週足は陽線となりました。日足は200日線の上に在り、一目均衡表の雲の下に在ります。今週は、NYDow25日線の上を維持できるか否かに注目。

  決算の発表の結果、日経225採用銘柄のROE予想値は+8.9%となりました。3ヶ月前に比べて同水準です。利益伸び率は-1.5%となりました。3ヶ月前に比べて+1.6%ポイント改善しています。

  米国の長期金利は上昇し、日米間の金利差は1.85から1.89と拡大して、ドル円は158円台から159台の範囲で、円安方向に動きました。ドル・インデックスは週間で+0.29%下落しました。

  OECDの日米の2026年の名目GDP伸び率は、日本が+3.2%で、米国は+4.7%と予想されていますので、この面では日本市場の方が1.5ポイント劣ります。

  43週は買い越しで、44週は買い越しだった可能性が高く、今週は買い越しが予想されます。先週は、5つのポイントのうち、①が強気材料でした。今週は、①②③⑤が影響すると思われます。

 

[テクニカル視点]

日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、中長期的に11.4%ポイント(日経平均に勘算すると6810円程度)割高です。一方、NYDowとの200日線乖離率差では、中長期的に16.6%ポイント(日経平均に勘算すると9910円程度)割高です。

 

日本市場はNYダウとNASDAQより強い状態です。米国市場のボラティリティーを示す指標である VIX は、週間で 18.7と上昇しました。 日経 VI は 週間で 29.6と低下しました。米国市場は楽観的状態で日本市場は恐怖状態です。

 

日経平均は、9日線と25日線の上にあります。短期トレンドには"信号”が点灯しています。

日経平均は一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+36.9%となり、200日移動平均線乖離率は+21.0%となりました。3つの要因がプラスですので、中期トレンドには"信号“が点灯しています。

                                                        

NYDowは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。NASDAQも、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。

米国市場は、短期的には"信号”で、中期的にも"信号”が点灯しています。

 

[今週の見通し]

米国市場では、中東紛争の長期化と原油高による景気後退懸念が当面の強い関心事と考えられます。

 

テクニカルな面を見ると、米国市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

日本市場は中期上昇トレンドで、短期も上昇トレンドです。

 

為替市場を分析すると、20254月につけた139円をボトムに円安方向に転換しています。今週は158円台から160円台が想定されます。

 

今週の米国市場では、イランと米国の間で合意が成立する可能性が、引き続き相場を左右することになるでしょう。また、マイクロソフト、アマゾン、アップル、アルファベット、メタなどの主要グローバル企業の決算発表が行われます。世界の株式市場を支えてきたAI投資見通しについて、米ハイテク大手各社の最新の見解が注目されます。さらに、FRBECBBoE、日銀が金融政策決定を行う予定です。経済指標では、米国とユーロ圏の第1四半期GDP、ユーロ圏のインフレ率、中国のPMIなどが発表されます。

 

先週の日経平均は、想定範囲内で推移しました。上値は380円ほど下回り、下値は470円ほど上回りました。

今週の日経平均の想定範囲は、上値がボリンジャーバンド+2σ(現在61420円近辺)で、下値がボリンジャーバンド+1σ(現在58510円)の間での動きが想定されます。

                            

今週も日経平均は、AIと半導体関連主導の上昇の流れが続き、最高値更新も期待できそうです。米国とイランの停戦が保たれれば、上昇中のボリンジャーバンド+2σと+1σラインの間での動きが続きそうです。


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