日経平均の予想: <20090325>日経平均の今後の見通し

Wednesday, March 25, 2009

<20090325>日経平均の今後の見通し

[市況]
24日、NYDowとNASDAQは下落しましたが、25日の日経平均先物は、前日終値より60円高く寄り付き、前場は60円安まで下げた後、後場に前日比110円高まで買われる場面がありました。その後は売られ、最終的に40円高で引けました。日経平均は8円安で引け、寄り付き前の外国人は1890万株の売り越しで、出来高は22.5億株と、低水準でした。高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮小しました。個別銘柄に関しては、「買い」が有利の状態ですがピークアウト感があります。

24日の米国市場では、前日のNY Dow約500ドルと大幅高であったことから、ひとまず利益を確定する動きが金融株を中心に広がりましたが、断続的に買いも入る場面もあり、金融安定化への期待から市場心理はやや改善しているようです。
25日の日本市場では、前日までの急ピッチの上昇の反動でハイテクなどの主力株に利益確定の売りが出た反面、内需関連株の一角が上昇し相場を下支えました。米金融不安が後退と、各国政府による景気対策を背景に相場の下押し懸念は乏しいものの、景気や企業業績の先行き不透明感も残り、積極的な買いも限定的で方向感の乏しい相場でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線と25日線、75日線の上にありますので、短期トレンドは青信号が点っています。一方、日経平均の総合乖離率は-0.4%とマイナス転換し、200日線との乖離率は-17.9%とマイナス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の中に入っています。3つの要素中、マイナスは2つとなりましたので、中期的トレンドには、黄信号が点っています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.2ポイント上にある状態となり、日本市場は割高に転換しました。
NYDowは、75日線と一目均衡表の雲の下にありますが、25日線、9日線の上に在ります。NASDAQは、75日線、25日線、9日線の上に在りますが、一目均衡表の雲の下となりました。米国市場の短期トレンドには青信号が点灯しています。中期トレンドは赤信号が点っています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、長らく日本市場が割安であることを示していましたが、このところ日本企業のPERが急激に悪化しているため、現在は日本市場が4.1ポイント割高となっています。
市場は現在、「ビッグ3救済策」「実体経済の急速な悪化と効果的な景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMとクライスラーの改革案が提出されたため、今後は中身についての議論となるでしょう。GMは、4年連続となる大幅な赤字を発表しました。今月末の政府の対応が注目されます。2つめについては、久々に米中古住宅販売や、新規住宅着工件数に改善がみられました。今回のFRBによる住宅ローン担保証券の買い入れが長期金利下げをもたらし、住宅ローン金利低下に繋がりそうです。ここしばらく、住宅関連を中心とした経済指標への関心が向かうと考えられます。3つめに関して、今回のガイトナー財務長官のバッドバンク構想詳細発表は金融安定化への期待で市場心理の改善につながっているようです。今後は銀行の第一四半期の決算とストレステストの結果に関心が集まるものと思われます。
一方、中長期的に見ると、世界景気の減速は終息の気配を未だ見せていません。ヘッジファンドを中心とする外国人の売り圧力は、当面続くことが予想されます。また、2010年まで続くと言われる不動産価格の下落は、企業の資金調達への悪影響や、銀行の損失拡大懸念をもたらしています。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は24日、下落しました(3月安値1.02ドルに対し、現在2.98ドル)。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、今期予想増益率が-88.9%、予想PERが86.2、PBRが0.95となっています。PBRが1.0を割っているため、超長期的には買い場が到来していると言ってよさそうです。

[今後の見通し]
日経平均は、米国市場の下落にも関わらず、あまり下げませんでした。結果、NYDowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.0%(300円割高)となっており、日経平均は割高幅を大幅に拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間、-80円~+570円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は、一目均衡表の雲と75日線の下にありますが、9日線と25日線の上にあるので、短期的には青信号が点っています。期末権利付きの最終売買日でしたので、今日も、期末の株式資産の評価を気にする向きの買いが入ったようです。25日線との乖離率が12.1%となり、目先の過熱感は残っていますので、明日以降は、悪材料に敏感に反応する可能性が高いと思われます。



ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。