Saturday, September 06, 2008

<20080907>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
2008年のGDP伸率予測値考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予測値の改定により+1.5ポイントとなり、先週に比べ割安度は1.1ポイント縮小しました。200日線乖離率差は4.6%割安となりました。先週比割安度は0.3ポイント縮小しました。日本市場は米国市場に比べ売られ過ぎの状態がだいぶ縮小しました。米国市場は雇用悪化で大きく売られ、日本市場も大幅に下落しました。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2008年GDP予測値(現在1.6%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は雇用悪化が景気の先行き懸念につながり大きく下落しました。
②第三四半期決算発表の結果、日経225採用銘柄の今期予想増益率は世界景気の下ぶれにより先週末の-2.3%から-6.0%の減益予想に悪化しました。先週は変化ありませんでした。
③長期金利は米国の低下傾向が顕著で、日米の金利差は2.4%から2.2%に縮小して、為替は108円から106円と円高方向で推移しました。今週も105-108円が予想されます。
④9月初旬に、OECDによる日米の2008年のGDP伸び率予測値が修正され日本が1.7%→1.2%となり、米国は1.2%→1.8%となりましたので、この面では日本市場にとって0.6ポイント弱気材料となりました。OECD合計も下方修正され世界的にも景気減速が予想されています。
⑤外人は8月第4週は買い越しでしたが、9月1週は売り越し、今週も売り越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は①③④⑤が弱気材料でした。今週は①の米国市場が下げ止まるかどうかがキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、一目均衡表では、雲の下に在り、200日移動平均線乖離率は-11.0%となり先週と比較してマイナス幅は5.8ポイント拡大し、総合乖離率は-25.2%となりマイナス幅は17.1ポイント拡大しました。3つともマイナスですので中期上昇トレンドは、"赤信号"のままです。日経平均は9日線と25日線の下に在りますので短期的にも"赤信号"となりました。

[今週の見通し]
米国市場は原油安とドル高を背景に戻り歩調が続いてきましたが、景気後退懸念により、先週でこの傾向は崩れたようです。日本市場は騰落率、新安値銘柄数、移動平均乖離率などから見て何時買っても良い時期に入ったようです。ただ肝心の米国市場はまだそうでもないので注意が必要ですが、今週は相場の転換点となりそうですので、好業績で売られ過ぎの銘柄を探す時期が到来したようです。NY DowもNasdaqも先週金曜日に長い下髭の陽線で終わった点もリバウンドへの期待を持たせてくれてます。


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