日経平均の予想: <070810>日経平均の今後の見通し

Friday, August 10, 2007

<070810>日経平均の今後の見通し

8/09日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比250円ほど安く寄り付き、その後売り買い交錯しつつ下落し、結局406円安で引けました。出来高は33.5億株と連続大商いとなりましたが、外人は2690万株の売り越しで、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-914とマイナス幅は拡大しました。
今日もサブプライムローンに絡む損失処理で海外ヘッジファンドが9月末の決算に向け大量の反対売買を続けたようです。米国市場が8/6の安値を割るかどうかが今後を占う重要なポイントと思います。今夜も米国市場を注目する必要が有りそうです。
日本市場は昨日の高値が目先のピークだったようです。今後は3/5の安値16500を割るかどうかにかかっているようです。
中期的には、一目均衡表では雲の下に在り、総合乖離率もマイナス(-13.4%)で、まだ200日線割れ(-3.1%)と云う状態です、また200日線から大きく乖離したことで中期下降トレンド入りの可能性が高くなってきました。
テクニカルには、8/2の安値は終値では割らなかったものの、ざら場ではほぼ同値となり、首の皮一枚で繋がっている感じです。しかし、ファンダメンタルからはほぼ安値圏に到達したと思われますので、中、長期投資には絶好の機会が到来しているとも言えます。
目先は、相変わらず米国市場次第がという状況が続きそうです。イールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですので、米国市場が回復すれば、日本市場も好業績銘柄中心に見直されると思います。
それに加え、今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が5.7%下回り、日本市場は益々売られ過ぎの面があります。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と信用収縮懸念、政局と業績発表動向に注意しつつ、反転できるかどうかを見極める必要が有ります。
ここからの売買シナリは、3/5の安値16500を割れば売り、割らずに反転すれば買い、が良いように思います。

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