日経平均の予想: [070327] 日経平均の今後の見通し

Tuesday, March 27, 2007

[070327] 日経平均の今後の見通し

26日のNYSEは下落NASDAQは小幅上昇でしたが、日経平均は権利落ちも有り80円ほど安く寄り付き、その後前日終値近辺まで戻す場面もありましたが、後場は下げに転じ、結局156円安で引けました。取引内容を見ると、外人は490万株の売り越となり、出来高も18.7億株と低水準で、高値更新銘柄数は減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナスに転換しました。配当権利落ち分(90円程度)を勘案すれば、下げ幅はさほど大きくはなく、25日移動平均(17359円)も辛うじて上回っていますので、先週からの上昇トレンドはまだ不変と思われます。しかし、米商務省が26日に発表した2月の新築住宅販売件数は前月比3.9%減で 市場予想(7.0%増)を大きく下回り、住宅市場の減速が改めて浮き彫りとなりました。やはり、米国市場の安定がカギとなりそうですが、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、0.0%とほぼフラット予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、9.7%と、まだ比較的好調です、国際優良株のi増益基調と小型株の業績低迷の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は6.3%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移していますが、一目均衡表では雲の中に入ってしまいました。総合乖離率はプラスですが、ここで、もたつくと中期的上昇トレンドはまた、青信号から黄信号に変わりかねません。今日も日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は同水準になり連動性を裏付けています。日米市場とも、米国の景気後退観測の見方次第となりそうです。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》