日経平均の予想: <070312>日経平均の今後の見通し

Monday, March 12, 2007

<070312>日経平均の今後の見通し

先週末のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は150円ほど高く寄り付き、その後は売りが優勢となり、後場に一時前日比40円高まで下げる場面もありましたが、引けにかけて戻し、結局128円高で引けました。外人は680万株の売り越しで、出来高も20.6億株と減少しましたが、高値更新銘柄数は増加して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を拡大しました。GDP改定値の上方修正や、円安進展が追い風となり寄り付きは堅調に推移しましたが、戻り待ちの売りも多く上値追いの展開には至りませんでした。外人売りと出来高の減少も気になります。今後の値動きは米国市場の影響が大きいと思われますが、当面はもう少しリバウンドがありそうですので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.4%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.3%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。チャートを見ると200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の中に在り、総合乖離率はやっとプラスになりましたが、依然として、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は日経平均の方が2ポイント上ですので、米国市場が下落すると、日本市場への影響はその分大きくなります。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》